２００７．９．２１
ホテルパラゴンの私の６人ドミは３階にあるけど、昨夜ある事件があり、
１階のドミの空きベッドで眠る羽目になった・・・
私の左隣のベッドは韓国人のおじさんのMさん。
もう２年もそのドミに住みながら、マザーテレサの「死を待つ人の家」にボランティアに通っている。
韓国では大学教授をしていたと言うＭさん。
とても物静かで、真面目で、毎日驚くほど規則正しい生活をしている。
朝５時には起きてボランティアへ出掛ける。
お昼頃帰ってくると、 シャワーを浴び、服を洗濯し、 昼食を自炊し、歯磨きをして、昼寝。
自炊と言ったって、パラゴンにキッチンはないから、ケロシンストーブで質素なものを作るだけ。
夕方からは毎日何やら難しそうな本を読み夜も自炊をして、１０時ごろには必ず寝ている。
時々、韓国の若いボランティアの子達を集めて韓国料理を作って食べたりする他は、
特に他の人と遊んだり、騒いだりということもなく、
隣のベッドの私とも必要なこと以外はあまり話さない物静かな人だ。
従業員が殆ど掃除をしにこないドミの掃除も、Ｍさんが時々進んでしてくれているらしい。
そんなＭさんを見ていて、すごい人だなぁ
と、私はいつも感心していた。 という前置きを踏まえて昨夜のこと。
私の右隣のベッドの彼がドミのバスルームへ入った直後、
「Ｍさん！！Ｍさん？？？アーユーオーケー？」
という 声が聞こえてきた。
ビックリして私もバスルームを見に行くとＭさんが頭から血を流して倒れていた。
「うわっ！！
私医者呼んでもらってく
ビックリして私もバスルームを見に行くとＭさんが頭から血を流して倒れていた。
「うわっ！！
私医者呼んでもらってくる！！！」
と 慌てて１階のレセプションまで猛ダッシュ。
「医者呼んで！！救急車でもいい！韓国人の男の人が頭から血を流して倒れてる！！！ちょっと誰か来て！」
「医者呼んで！！救急車でもいい！韓国人の男の人が頭から血を流して倒れてる！！！ちょっと誰か来て！」
と従業員を連れて上に戻ると、Ｍさんはベロンベロンに酔っ払っていて、
「だいじょうぶら。君たちには関係ないらろ。医者なんていららい。だいじょうぶら！！」
と繰り返し、荒っぽく私たちを振り払った。いつものＭさんじゃない
私たちの言うことは聞いてくれないから、韓国人の人たちに来てもらうと、
ようやく大人しくベッドに横になった。
ケガの方はどうやらバスルームで転んでぶつけた程度で大丈夫そうだったから、
ケガの方はどうやらバスルームで転んでぶつけた程度で大丈夫そうだったから、
いつものようにみんなで０：００までダハブゲームを楽しんだ。
さぁ寝ようか、とドミに戻るとＭさんの姿が見えない。
Ｍさんはベッドからずり落ち、私のベッドとの間の床に寝ていた。
ちなみに、これが私のドミ。隣のベッドとの距離はこんなに近い。
暗闇の中、取りあえず私も横になったけど、
Ｍさんの青白い脚がベッドの下からニョキッニョキッと出たり引っ込んだり。
「ウ～～～。ウ～～～ン。ウウウウウ～～～。」
「ウ～～～。ウ～～～ン。ウウウウウ～～～。」
唸り声が聞こえる度に私は恐ろしくて目が覚める。これじゃ落ち着いて眠れない。
仕方なく起きて様子を見ていると、モゾモゾとベッドの下から這い出して来たと思ったら、
今度は床に座った状態で私のベッドにもたれて寝てしまった。
さすがにこの横では眠れない。
「一階のドミの空いてるベッドで寝させてもらおう。」
と 、私は枕を抱えて一階まで下りた。
でも従業員たちは爆睡していて、起きてくれそうにない。困ったなぁ
でも従業員たちは爆睡していて、起きてくれそうにない。困ったなぁ
勝手に寝て怒られたりチャージされてもいやだなぁと思い、
もう一度Ｍさんの様子を見に行くことにした。
ドアを開けると、Ｍさんはベッドの上に戻って寝ていた。
あぁ、よかった！！ホッ
と近づいていくと、
エーーーーーーッ！
Ｍさん全裸！！！！
全裸で仰向け！！！！！
丸出し！！！
勘弁してくださいよ～～もう～～～
勘弁してくださいよ～～もう～～～
もうこれは絶対ムリ！！！
従業員を叩き起こして３階まで連れて来て全裸のＭさんを見せて、
「私この横じゃ眠れない！」と訴えると、「オーケー。空いてるベッドを使え。」と言われ、
枕を抱えて一階のドミに下りて朝まで安心して眠った。
全裸のおっさんなんて、もう二度と見たくない！！
Ｍさんは翌日からは再び規則正しい生活を送る、物静かで真面目なおじさんに戻った。
まるで別人だ。
お酒はこうも人を変えてしまうのか。
あー恐ろし！！
尊敬していたＭさんを見る目が、この日
から変わった。
迷惑おやじーーーーーーーーーーー！！！！
インドのサンダルは壊れやすい。
底がパカッと開いてしまったり、鼻緒が抜けたり切れたり。
壊れるとこうやって路上の靴修理屋さんで直してもらうよ。
履けないくらいボロボロになるまで、いつも何度も直してもらう。
まだまだラマダン中。終了時刻になると、みんな一斉にご飯（イフタール）を食べ始める。
夕方くらいからその準備をしている様子。ご馳走だね待ち遠しいね。
待ち遠しいね。真ん中はホテルパラゴンのおじさん。
みんなで夜ご飯に行ったビーフカレー屋さんで食べたデザート。まずっ
！！
みんなで夜ご飯に行ったビーフカレー屋さんで食べたデザート。まずっ
！！初めて食べたけど二度と食べることはないと思う。
もうこんな野戦病院みたいなドミには泊まれません
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