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幸島の百匹目の猿、
1000万人目のアフィリエイター
あなたは、ネットビジネスのライオンを目指しますか。
それとも、ライオンの餌になるウサギを目指しますか。
現在の、ネットビジネス界は、5%以下の捕食者と、95％の被捕食者で成り立っています。
・幸島の百匹目の猿
幸島の百匹目の猿の話は、ご存知だろうか。
戦後まもないころ、京都大学人文学研究所の今西錦司先生とその門下生らで、幸島の猿の生態研究が始まった。
今では、動物行動学の世界では当たり前になった観察対象動物群の個体識別が始まったのも、この研究からである。
（個体識別とは、猿の個体に名前を付けて、それぞれの行動を観察することである。）
1953年、１匹の子ザルが餌付けのために、配られたサツマイモを小川の水で洗ってから食べる行動が確認された。
子ザルはイモについた土を落としてから食べようとしていた。
そして、この「イモ洗い行動」が、ある時を境に群れ全体に広まった。
ライアル・ワトソンは、この文化の発生をその著書「生命潮流」のなかで、象徴的に「幸島の百匹目の猿」として紹介した。
行動が、文化として伝搬するには、閾値があり、それが、幸島の猿たちにとっては100匹目だった。
ライアル・ワトソンの、この説が現在では、疑似科学に分類されている。
真偽を確かめることが、事実上不可能であるためである。
しかしながら、単なる一部の集団の流行から、全体の文化として定着する瞬間には、何か閾値的なもの、あるいは、トリガーがあるのは確かだろう。
・ネットビジネス界の人口分布
「株式会社もしも」の2012年の調査によると、アフィリエイト人口はのベ387万人で、日本の人口の約3％がアフィリエイターに相当する規模となっている。
アフィリエイトに代表されるネットビジネスは、いまだ文化と言えるには程遠いようだ。
ようやく社会にビジネスとして認知されつつあるが、まだ、あやしげなもの、危険なものと思われている。
トップランナーである与沢翼氏ですら、テレビのバラエティではイロモノ扱いである。
そろそろ、知識人として評価され、語る時期のはずであるのだが。
・ネットビジネスへの参入を阻害するもの
では、新規参入者はどうであろうか。
最近、いろいろネットビジネスの講座など受講させていただいているが、同期生の多くが、PCの操作や設定といった基礎的なところつまづいて、苦労している姿をよく見かける。
もちろん、すぐ教えて差し上げられるところは教えているが、せいぜい同じ教室の前後左右に座った人たちに、その場のちょっとした設定を手助けするにとどまっている。
本来、コンピュータの基礎概念から、しっかり理解し、また、問題解決の基礎を体に浸み込ませてから、取り組むべきである。
また、基礎を知らないから、何度も何度も同じことを質問してくるのくり返しである。
PCの基礎を身に付けなければ、いつまでたってもライオンの餌になるウサギの大量生産である。
・ネットビジネスを文化にするために
一部の成功者だけが、多額の資金を調達し、ネットビジネス自体をシュリンクさせてしまうなら、ウサギの大量発生は望ましいことかもしれない。
それでは、文化になり得ない。
多くの人々を幸福にすることなどあり得ない。
しかしながら、かつて、ラジオや映画にテレビが取って代わったように、ネットビジネスこそが次世代のメディアである。
人間が、言葉を獲得し、文字を獲得した時と同じように、ネットビジネスが文化になるときこそが、人間を生物種として新たなステージへ押し上げる瞬間である。
・そして、今悩んでいる「あなた」へ
ネットビジネスを始めようとしている方、ネットビジネスで儲けようとしている方、是非PCのスキルを磨いてください。
PCを買ったけど、全部初期設定のまま使っていますなど、論外です。
初期設定が最適な使いやすさではありません。
ノートPCで、タッチパッドがついているから、マウス使いませんなど論外です。
WiFiルータ持ってませんなんて、成功者の餌食で終わりです。
「わからないから…」、それは、つまりライオンに食われるウサギを目指しているということですね。
PCのスキル磨いてください。
まず、ネットビジネス界のライオンになるために、ネズミを狩るネコになってください。
そして、あなたが「ネットビジネス界の百匹目の猿」になってください。
「ネットビジネスのためのPC基礎講座」の開講へ向けて準備中です。
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写真は、長谷川等伯「竹林猿猴図」部分、相国寺蔵
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