こんにちはセキセイインコ青

6月12日から14日まで東京ビッグサイトにて開催された、インテリア・デザインの国際見本市「インテリア ライフスタイル」。

 

デザイン性に優れた日用品や家具などが集う本見本市では、20の国と地域から計507社(国内:461社/海外:46社)が出展。3日間で16577名が来場し、盛況に幕を閉じました。

本日は、後編をお届け!

デンマークのカップルが営む愛らしいオーナメントや、フィンランドのあの有名貯金箱、人気ブランドのコラボレーションアイテムの最新作をご紹介!

 

▼前編はこちら
【特集】デンマークに息づく伝統と躍動するモダンデザインに出合う インテリア ライフスタイル前編

 

 



Santa and Friends(G-Bork ApS)(サンタ アンド フレンズ)


愛らしい数々のオーナメントが飾られたブースにいたのは、デンマークから来日した「サンタ&フレンズ」のお二人。カラフルで表情豊かなキャラクターの装飾品やフィギュアを扱う会社を運営しています。

こちらのキャラクターたちは、デザインはデンマークで、生産はフィリピンの家族経営の小さな会社が担っているといいます。すべて手作り、素材は金属。ユニークなデザインと、細部までこだわったディテールに引き込まれます。

「サンタ&フレンズ」のお二人がこの仕事に携わる大きなきっかけとなったのが、フィリピンの作り手たち。フィリピンで出会った彼らの技術に感銘を受け、毎年のように作り手の仲間を訪問。数十年の間、深い絆で結ばれてるといいます。


例えば、サンタさんが、色んな乗り物に乗っているシリーズは、その佇まいがシュールかつキュート。それは、レトロな飛行機、自動車や自転車もあれば、宇宙シリーズにはロケットに乗っている姿も。

トナカイやソリに乗ったサンタさん、スケートをするサンタさんなど、定番イメージのサンタさんに、ちょっぴりどこかホッとしつつも、ボートや潜水艦、サップをたしなむサンタさんやスノーマンがいる海シリーズも見ていて癒されます。


自慢の新作の一つ、「Tour de France Santa(ツールドフランス サンタ)


一輪車からレーシングカー、スクーター、スケートボート、セグウェイまで、色んな乗り物を乗ったキャラクターがいるのですが、さすが自転車大国デンマーク、「ツールドフランス」のサンタが登場。自転車好きの友人や家族へのプレゼントにもぴったりですね。

「サンタ&フレンズ」の人気デザインは、「Santa in parachute(サンタ イン パラシュート)」や「Santa in airplane(サンタ イン エアプレーン)」。サンタさんが意外な乗り物に乗っている姿や細部に感じる愛らしさが人気の秘密のようです。
 

Santa in parachute

Santa in airplane


他にも、サンタさんやスノーマン、エンジェル以外のモチーフのオーナメントもありました。

どこからデザインのインスピレーションを得ているのか尋ねると、「デンマークにある人々の日常を表現しています」とのこと。

乗り物に乗ったり、マリンスポーツを楽しんだり、ゆくゆくは宇宙へ?!

ツリーに飾ったり、窓辺に並べたり。キャラクターのユーモラスな姿を見て癒されたり、身近に感じたりすることができるアイテムです。(バイヤーの皆様ぜひ)
 

Santa drives a tractor

Santa in red car
 

 

 

 

 

 

 

 

 

Palaset(パラセット)

 

かつて、フィンランドの銀行でノベルティとして子どもたちに配られていた人気の貯金箱を再生産しているパラセット。ゾウの貯金箱は日本でも人気で、1973年からフィンランドで製造されています。他にも、白くまやサイマーワモンアザラシの貯金箱も、見たことがあるのではないでしょうか。


ゾウの貯金箱は筆者宅にもあるのですが、カラーバリエーションがこんなに増えていることに驚き!

また、マリメッコの創設者であるアルミとヴィルヨ・ラティアの息子、デザイナーのリストマッティ・ラティアが手掛けたプラスチック製の収納システムは、約50年経った今でも、時代を超えて世界中の家庭やオフィスで愛されているアイテム。ラインナップには、ボックス、トレイ、仕分け収納、ウォールポケット、マガジン、ドキュメントホルダーなどがあり、すべて簡単に組み合わせることができます。



フィンランド国内のプラスチック製造工場を変えながらも受け継がれてきたゾウの貯金箱。日本でも人気で、カラーバリエーションは日本からの声を反映したものも多くある模様。ビビッドなカラーからパステル、くすみカラーまで。

 

 

また、ホワイト、グレー、ブラックの巨大貯金箱もクール。インテリアにもぴったり。こちらも裏側に取り出し口(キー付き)がちゃんとあります。

 


 

 

 

 

Victorinox Moomin Collection(ビクトリノックス ムーミン コレクション)

毎年出展される大きなムーミンブース。隅っこながらも存在感を放っていました。そんな数ある魅力的なムーミンとのコラボレーションプロダクトが並ぶブースの中で、今回初めてムーミンとコラボレーションをするビクトリノックス×ムーミンをピックアップ!

ビクトリノックスといえば赤色のマルチツール。筆者宅にもあるビクトリノックスの便利ツールがムーミンのデザインで登場。裏表異なるデザインで、落ち着きのあるシックなカラーが目を引きます。


また、こちらのカッティングボード。見たことある!持ってる!という人も多いのではないでしょうか(筆者宅もあります!めちゃくちゃ使いやすいですよね。ビクトリノックスが取り扱うことになったそう)。ピクニックナイフも同様に、ムーミンと仲間たちのデザインがあしらわれています。アウトドアに持っていきたくなる!

8月9日(ムーミンの日)発売予定
 

 

 


Lapuan Kankurit(ラプアン カンクリ)

北欧、特にフィンランド好きなら説明不要の老舗テキスタイルメーカー、ラプアン カンクリ。「ラプアの織り手たち」を意味する、フィンランド西部にある人口15000人ほどの小さな町、ラプアで代々続くテキスタイルメーカーです。昨年50周年を迎えました。

キッチンやリビングから、サウナタイム、ベッドルームまで、毎日気持ち良く使えるテキスタイルで人気のラプアン カンクリ。アトリウムに構えたブースは、設計事務所「ima」が担当しました。

 

フィンランドの空気をまとったかのようなナチュラルでオープンなスペースでは、人気の「ポケットショール」に、この冬シーズンに新しく登場する新色が披露されていました。


暗めになりがちな冬の装いに、パッと明るいジューシーなカラー。美しく映えそうです。
 

 

 

 

 

 

インテリア ライフスタイル

会期:2024年6月12日(水)~14(金)

会場:東京ビッグサイト西 1・2ホール + アトリウム

https://interiorlifestyle-tokyo.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja.html
※次回は、2025年6月18日(水)~20日(金)

 

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