こんにちはセキセイインコ青

インテリア・デザインのための国際見本市「インテリア ライフスタイル」が、6月12日から14日まで、東京ビッグサイトにて開催されました。

デザイン性に優れた日用品や家具などが集う本見本市には、20の国と地域から計507社(国内:461社/海外:46社)が出展。3日間で16577名が来場し、盛況に幕を閉じました。
 

今年、北欧からは、国別の大きなブース(パビリオン)での出展はなかったのですが、日本初上陸ブランドからこれからお目見えする最新アイテムなど、北欧ブランドのブースを巡ってきました。

前編、後編と分けてお届けします。
本日はデンマークから、2つの日本本格展開ブランドをご紹介!

 



Georg Jensen Damask(ジョージ・ジェンセン・ダマスク)


250年以上にわたり、上質なデザインとクオリティで愛されるデンマークのテキスタイルブランド「ジョージ・ジェンセン・ダマスク」が日本に初上陸します。

長きにわたり、デンマーク王室と多くのプロジェクトに携わっているデンマーク王室御用達ブランドで、リビングルーム、キッチン、バスルーム、ベッドルームの4つのカテゴリーのテキスタイルとアクセサリーで構成されています。

テキスタイルは主にヨーロッパで(一部はインドで)織られています。厳選された家族経営の織物工場と連携し、美しさと機能性を兼ね備えたシンプルでタイムレスに愛されるデザインを生み出しています。

どんな時でも心地よく使えるシンプルなデザインとカラー。上質なテキスタイルをテーブルに広げるだけで、上品でちょっぴり特別感が出ます。また、クロスでなくても、テーブルの中央にテーブルランナーを敷くだけでも素敵に演出してくれます。

印象的だったのが、プレースマット(ランチョンマット)。スクエアの形のイメージが強いランチョンマットですが、丸い形が特徴的なヘリンボーンの「ラウンドプレースマット」は、そのままテーブルに置いて使っても可愛い。また、画像のようにスクエアと一緒に使っても素敵。



チェアなど家具デザインの印象が強い、デンマークデザインの巨匠、アルネ・ヤコブセンですが、多くのプロダクトデザインも手掛けています。ジョージ・ジェンセン・ダマスクのテーブルクロスにもアルネ・ヤコブセンがデザインしたものがあります。

 

画像のテーブルクロスは、よく見てみると、グラフィカルなデザインが浮かび上がります。色はホワイトの他にグレーも。

 



キッズ用のフード付きタオルに、2羽の鳥のぬいぐるみが!この鳥は、ジョージ・ジェンセン・ダマスクのロゴに使われており、品質・ケア・デザインの象徴として描かれているのだとか。モチーフは、巣の上に止まる2羽のハタオリドリ。家を建てるカップルを表現してデザインされたそうです。

 



※「ジョージ・ジェンセン・ダマスク」は、銀製品ブランドの「ジョージ・ジェンセン」とは異なるブランドです。“ジョージ・ジェンセン”は、デンマークでよく聞く名前の一つだそうです。

 

7月中旬より本格的な国内販売を開始

 

 

日本語ブランドページ:https://nomadinc.jp/brands/georgjensendamask/

 

 

 

 

 

 

raawii(ラーウィ)

 

ナチュラルなカラーと素材のジョージ・ジェンセン・ダマスクの雰囲気とはガラリと異なる、モダンでポップなカラーが目を引く「ラーウィ」。伝統的でずっと愛されている北欧デザインがあれば、躍動感のあるモダンなデザインも北欧ブランドの特徴です。

2017年に、経済学者で開発の専門家であるBo Raahauge Rasmussenと、デザイナーで教育者でもあるNicholai Wiig-Hansenによって設立された、デンマークを拠点としているデザインブランドです。

ラーウィというブランド名は、二人の苗字の頭文字(RaaとWii)を取って付けられました。

異なるバックグラウンドを持つクリエイターたちと仕事をしたいという好奇心とアイデアを共有したい、クリエイティビティの力で文化的・社会的発展に貢献したいという思いを抱いています。

ラーウィを代表する最初のプロダクトシリーズは、Nicholaiが手掛けた「Strøm」コレクション。デンマークを代表するモダニズム画家のVilhelm Lundstrømへのオマージュとして生まれた作品です。

 



このコレクションは、オランダの美術館Rijksで開催されたフェルメール展でタイアップしたことで話題になりました。フェルメールの代表作である「牛乳を注ぐ女」(1658‐59)に登場するジャグのような素焼きのテラコッタ仕様の「Strøm」を発売。幾何学的な形の「Strøm」は、絵画から出てきたような佇まいが魅力的です。



また、Nicholaiが手掛けた「Cloud」は、見た感じだと樹脂で作られたようにも見えたり、もしかしたら柔らかい素材で出来ているのかと錯覚させるユニークな姿が印象的。

 



なんと、Nicholaiの父親は、デンマークのパブリックアートを手掛けている有名な彫刻家Svend Wiig-Hansen(※)。彫刻家の父の影響を感じる、実にアーティスティックな作品です。

(※)Svend Wiig-Hanseの著名な作品の一つが、巨大像「Mennesket ved havet(The Man by the Sea/海の男)」。見に行ってみたい!

他にも、三角形が重なった「Canvas」、椅子にもテーブルとしても使える「Things」「Coffee Things」、何も掛けなくても家の壁がおしゃれなアートに変身する「Hooks」など、ワクワク感あふれるコレクションがたくさんありました。



頭からキャンドルが鬼のツノのように突き出ている(大きめ)キャンドルホルダー「Jam」もブース来場者の目を引いていましたよ。(ずっと見ていると、なんとも平和で癒されます)

 

 

raaawiiは、5月上旬頃より国内での発売を開始し、本格展開。
インテリアライフスタイルで正式お披露目となりました。

 

 

日本語ブランドページ:https://nomadinc.jp/brands/raawii/

 

 

 

 

 

インテリア ライフスタイル

会期:2024年6月12日(水)~14(金)

会場:東京ビッグサイト西 1・2ホール + アトリウム

https://interiorlifestyle-tokyo.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja.html
※次回は、2025年6月18日(水)~20日(金)

 

後編もお楽しみに!