今日の北欧ニュースは、「スウェーデン」から!

運輸業界大注目!世界で最もクリーンな電動スノーモービル

 

2月中旬、スウェーデン北部のユッカスヤルヴィにある「アイスホテル」にて、スウェーデンの新興企業Vidde Mobility社が、電動スノーモービル「アルファ」を発表した。

環境の持続可能性と、製品寿命を最大限に延ばすことが可能になった世界で最もクリーンなスノーモービルとして登場。車両は、フェラーリ・テスタロッサなどで世界的に知られるイタリアの有名なデザインハウス「Pininfarina」と協力してデザインされたもの。スタイリッシュな見た目でも目を引いた。

広大な北極圏の移動手段として、スノーモービルは大きな役目を果たしている。
スウェーデンの北極圏地域だけでも、2022年には85855台のスノーモービルが登録された。これは、スウェーデン全体で登録されているスノーモービルの約25%に当たるという。

北極圏の移動には欠かせないモーター駆動の車両。多くの人が個人用と仕事用の両方でスノーモービルを使用しているという。もし電動スノーモービルにシフトしていくことができれば、CO2排出や騒音を抑えることが出来、自然や野生動物に良い影響を与えることになる。電動スノーモービルは現地でも大いに歓迎されているようだ。

電動スノーモービル「アルファ」の初期二酸化炭素排出量は、100g CO2/km未満。約550g CO2/kmを排出する従来のスノーモービルと比較して、約五分の一になるという。

COP28で合意されたように、現在、どの国も二酸化炭素排出量を減らすこと、化石燃料を使わない交通手段への移行に迫られている。それにはもちろん、スノーモービルも含まれている。

Vidde Mobility社のCEOは、原材料から製造、使用、そして製品が寿命を迎えるまで、全ての過程に責任を負わなければならない、化石燃料のない運輸業界に向けて協力してくれるパートナーを慎重に選んでいると話した。

電動スノーモービル「アルファ」は、今年の後半から生産に入る。出荷開始の準備が整い次第、2025年に向けて本格的に生産を拡大する予定。

Vidde Mobility
https://viddemobility.com/




ⒸVidde Mobility
 


北欧ニュース編集員:
電動スノーモービルだと、音が静かだったり、二酸化炭素の排出が減ったりなど、環境に良い面も期待できる一方で、EV車でもそうですが、寒冷地での性能に課題があったりしますよね。
寒冷地ではバッテリーの性能が低下し、充電容量が減少しやすく、故障の原因になるなど、一部のEVは寒冷地での運転に適していない場合があるとか。

地球上で最も影響を受けやすい北極圏。
もし電動スノーモービル「アルファ」がそういった課題をクリアし、北極圏で抜群の性能を見せてくれたら、現地に住む人たちは安心してスノーモービルを使えるようになるかもしれません♪
 


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