※追加情報あり(11/16)

こんにちはニコ

2023年11月24日(金)、外資系企業や大使館などが多く集まる港区に、オフィスや住宅、商業・文化施設などが入る新たなランドマーク「麻布台ヒルズ」が開業します。国内外から人気の「チームラボボーダレス」がお台場から移転開館することでも話題となっています。

そこに、多様なジャンルを扱う文化発信の拠点、「麻布台ヒルズギャラリー」がオープン。麻布台ヒルズギャラリー開館記念展として、アイスランド系デンマーク人アーティストのオラファー・エリアソン(1967年、デンマーク生まれ)による「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」が、2023年11月24日(金)から2024年3月31日(日)まで開催されます。


《蛍の⽣物圏(マグマの流星)》2023年 撮影:Jens Ziehe

幅広いジャンルの多様な作品だけでなく、環境問題などの社会的課題への積極的な取り組みでも世界的に注目されているアーティスト、オラファー・エリアソン。全長20mの大型インスタレーションをはじめとする彼の作品は、自然現象や、その要素である色や光、動きが導く知覚体験を通じて、世界の在り方や自然との関係性について我々に新しい解釈を促してくれます。

麻布台ヒルズの開業にあわせて、麻布台ヒルズ森 JPタワーのオフィスロビーに設置されたオラファー・エリアソンによる新作のパブリックアート《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(2023年)を軸に、線や振る舞い、動きなどのモチーフを探求した、新作インスタレーションや水彩絵画、ドローイング、立体作品が披露されます。

 

 


《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(部分)2023年
展⽰⾵景:⿇布台ヒルズ森 JP タワー オフィスロビー、2023年
撮影:⽊奥 恵三


また、世界初公開となる新作《呼吸のための空気》を含む、日本初展示作品15点が展示されます。光と水を使った大型インスタレーション《瞬間の家》(2010年)や、複雑に屈折する光を内包する幾何学立体の《蛍の⽣物圏(マグマの流星)》(2023年)、太陽光や風といった動力で描いた新作ドローイングなど、自然現象から幾何学、物理や動作パターン、色彩学に関する研究に裏付けられた、知覚に訴えかける作品群が紹介されます。

 

《瞬間の家》2010年
 

 

 

 

 

 

 

さらに注目は、「スタジオ・オラファー・エリアソン・キッチン」との日本初となるコラボレーション。麻布台ヒルズギャラリーカフェでは、展覧会の会期中限定で、スタジオ・オラファー・エリアソン・キッチンとコラボレーションした「THE KITCHEN」が11月24日(金)よりオープンします。

スタジオ・オラファー・エリアソン・キッチンでの昼⾷の様⼦(2017年)
撮影:María del Pilar García Ayensa


同展のために、日本からシェフをベルリンにあるエリアソンのスタジオに派遣し、オリジナルメニューを共同開発。

スタジオ・オラファー・エリアソン・キッチンが大切にする環境に取り組む上で、課題の一つとなっていたのが「二酸化炭素排出量の制御」。そこで、日本のオリジナリティを表現しつつ、航空での輸入をする必要がない食材として、日本特有の菌「麹」を用いた調理方法を提案。このアイデアがメニュー開発の中心となり、環境への影響も考慮し、国内の素材を生かした唯一無二の料理が完成しました。

アート作品とともに、エリアソンの地球環境に対する姿勢や彼の思考を五感で感じることができる「食」にも注目です。

 

▼11/14(火)11時より予約開始
https://www.tablecheck.com/shops/azabudai-hills-gallerycafe/reserve/

 


オラファー・エリアソン 撮影:Lars Borges

【オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)】
1967年生まれ、アイスランドとデンマークで育つ。現在は、コペンハーゲンとベルリンを拠点としている。1995年にベルリンに移住し、スタジオ・オラファー・エリアソンを設立。現在は、職人や建築家、アーキビスト、研究者、管財人、料理人、プログラマー、美術史家、専門技術者からなる大規模なチームによって構成されている。1997年以来、インスタレーション、絵画、彫刻、写真、映像など、幅広いジャンルの作品を発表、世界の主要美術館で個展を開催。2019年には国連開発計画による再生可能エネルギーと気候変動対策の親善大使に任命される。2023 年、第34回高松宮殿下記念世界文化賞の彫刻部門を受賞。



麻布台ヒルズギャラリー開館記念
「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」

会期:2023年11月24日(金)~2024年3月31日(日)※1月1日のみ休館
会場:麻布台ヒルズギャラリー(東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階)
時間:月水木日 10:00~19:00/火 10:00~17:00/金土祝・休日の前日 10:00~20:00
入館料:一般 1,800円/高大専門生 1,200円/4歳~中学生 900円
特設サイトは >>こちら

▼11月23日までの割引クーポン(200円引)、カタログ付チケット(数量限定)、作品体験付チケット(先着)など、チケットについては >>こちら

▼「THE KITCHEN」※会期中限定オープン
場所:麻布台ヒルズギャラリーカフェ( ガーデンプラザA 地下1階/神谷町駅5番出口直結)
会期:2023年11月24日(金)~2024年3月31日(日)10:00~21:00 ※1月1日のみ休業

>>カフェについて >>予約はこちら

▼関連イベント(2023年10月30日時点)
「オラファー・エリアソン展」ギャラリートーク
日時:2023年12月5日(火)19:00〜20:00/2024年2月20日(火)19:00〜20:00
詳細は >>こちら

麻布台ヒルズ
https://project.azabudai-hills.com/

 

▼麻布台ヒルズギャラリースペース内にオープンするTHE SHOPでは、オラファー・エリアソン展限定グッズが販売されます。

Ⓒ2023 Olafur Eliasson