こんにちはニコニコ

数ヶ月前に、「典型的なフィンランド人」を、マッティというキャラクターでリアルかつユーモラスに描いた『Finnish Nightmares』をSNS経由でご紹介させていただいたのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか?いや、忘れない、忘れられない?脳裏から離れない?!

そう、こちらが、今フィンランドで最も有名な(?!)キャラクター、マッティさんです。


『マッティは今日も憂鬱』表紙

2016年フィンランドで最も売れた漫画『Finnish Nightmares』が、『マッティは今日も憂鬱』という日本語タイトルで、4月27日(木)に発売が決定。北欧区編集部に、その試し読み版が届きましたので、ご紹介いたします。

フィンランド人のイラストレーター、カロリーナ・コルホネンがインターネット上で発表した『Finnish Nightmares(マッティは今日も憂鬱)』は、ブログから話題が広がり、フィンランドで書籍化されるやいなや大ヒット。人口約540万人のフィンランドで、8刷、3万部(人口1.2億人の日本におきかえると約70万部)の売上を記録したモンスター作品。ムーミンの国から、また新たな熱いキャラクターが誕生しました。

内容は、平穏と静けさとパーソナル・スペースを大切にする典型的なフィンランド人、マッティが、日々の生活や職場で自分の思いどおりにいかない、“Nightmare=悪夢”のようだと感じるユウウツ(フィンランド人の心の声?)を描いた1コマ漫画。我々日本人もきっと思わず、あぁ、、あるある!と、感じてしまうような、デリケートな気持ちの奥底を絶妙に描いています。


出かけたいのだけど、住民が廊下にいる・・・・・・

ショッピングに出かけたら、店員が話しかけてくる・・・・・・

■こんなとき、ユウウツ・・・当てはまったら、あなたも「マッティ」!?
①外出したいけど、マンションの廊下に住人がいる。
②バスで隣に誰かが座ってきた。
③見ているだけなのに、店員さんが話しかけてくる。
④転ぶところを見られたうえに、大丈夫ですか?と話しかけられてしまう。
⑤質問したいけど、注目されたくない。
⑥すごく嬉しいのに、伝わらない。
⑦人前でオーバーに褒められる。
⑧雑談。
(ほかにも色々)



「質問ある人?」—-質問はあるけど、注目されたくない・・・・・・

褒められるの、苦手・・・・・・


日本語版タイトル:『マッティは今日も憂鬱』
オリジナルタイトル:『FINNISH NIGHTMARES -A DIFFERENT KIND OF SOCIAL GUIDE TO FINLAND-』
著者:カロリーナ・コルホネン/翻訳:柳澤はるか/発行:方丈社
https://www.facebook.com/finnishnightmares/

発売日:2017年4月27日(木)
価格:予価1,500円+税
※購入者特典としてオリジナルコースターがもらえるそうです。特典配布店は、http://hojosha.co.jp/に掲載予定。
©Finnish Nightmares / Karoliina Korhonen


【著者】カロリーナ・コルホネン
イラストレーター。マッティが遭遇する、「フィンランド人あるある」ともいうべきシチュエーションを集めた『FINNISH NIGHTMARES』をウェブ上で発表しコミック化したところ、2016年国内売上コミック部門で1位を獲得。2016年、トーベ・ヤンソンも受賞経験のあるLempi Prize(レンピ賞)を受賞。

【翻訳者】柳澤はるか
ライター。人材育成の仕事を経て、訪れた北欧に興味を持ち、北欧文化を研究。働き方、ジェンダー、文化、教育、コミュニケーションなどのテーマで、日本と北欧、双方について執筆している。