TC隊長 -107ページ目

羊蹄山 下山

避難小屋出発は朝5時ですが、
隊長とサブリーダーは3時起床ひらめき電球

朝は時が経つのが超早いですあせる





皆を起こさぬよう無音で身仕度を整え、
着れる物は全部着て外の寒さに備え、
歯ブラシをゴシゴシ動かしながら食器を並べ、
お湯を湧かし、
先にメシを食らいながらお客さんのポットに水、お湯、お茶を詰め、
ゴハンを造り、
タバコも吸う。



皆が三々五々起きて来たそばからお茶を振る舞うお茶

メシを食わす!

食いたくないと言う客にも命令口調で食わす!

山で食わないのは致命傷。
腹が減ってから食っても遅い。

バッタバッタと食わして食後のお茶飲まして気がついたら出発時間走る人



体操して出発!!








で、





下りは皆速かったシラー





予想外に速かったシラー





8時過ぎには真狩下山口到着
( ̄▽ ̄;)
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下山口写真タイムカメラ





早すぎたのでバスがいないショック!電車



天気が良かったので下山口のキャンプ場でくつろぎタイム。

みんなキャンプ場の炊事場で蛇口から出てくる羊蹄山の新鮮な水をガブガブ飲む



羊蹄を制覇したお客さん達はすでに次に登る山を見据えておりました。。

避難小屋での過ごし方

羊蹄山
山頂で景色を楽しんだ後は今日の宿泊先である9合目避難小屋へI


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山頂から1時間と少しで到着!



ここは山の仙人のような管理人さんがいますショック!

ついでに柴犬までいますI



宿泊代は700円
寝袋  300円
毛布  200円



下界の生活しか知らない人には避難小屋泊はつらいかも知れません

汗でグダグダになったからと言ってシャワー等は当然無いですが、
みんな汗クサイので自分のクサさがわからない(笑)



トイレはもちろんボットン式

中に入った瞬間クサイを通り越して毒ガスのようです
( ̄▽ ̄;)

目がシバシバ(  ;∀;)



小屋到着後、隊長はまず山の仙人に宿泊代を払います。

1200×12名で合計14400円

しかし(・・;)

後で下山してから領収書をよーく確認してみたら
144000円になっとりました( ̄▽ ̄;)汗



隊長とサブリーダーは、とりあえずザックの中身を全部ブチまけて炊事道具、
食材をピックアップして夕食の仕度ごはんナイフとフォーク

雪渓の雪解け水を汲んできてジャンジャンお湯を沸かします!



今日のメニューはレトルトカレーとワカメスープ。
デザートはフルーチェオレンジ


下界の灯りがともりだした町並と、
ニセコ連邦の向こう側に沈んでゆく夕日のグラデーションを堪能しながらの晩餐ですナイフとフォーク



お客さんとスタッフの距離が一瞬で縮まる瞬間です。
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夕日をまじまじと見ていると感謝の念が湧いて出てきます。

すべての源のような。。
この物体のおかげで生かされているんですね。。


夕日が沈むとお客さんは就寝。



皆が寝静まった後、スタッフの解放のひとときの始まり。



ニセコ町の夜景と漁り火を見ながら普段は飲まないウイスキーをチビりチビりワイン

話し相手はサブリーダーのS君!

20代半ばの若者。



便宜上、隊長はガイド兼添乗員なのでサブリーダーより格上の立場になります。

でも、物静かな彼は北大山岳部出身であるし、
ロッククライミング・アイスクライミングから沢登りまでやるオールラウンダー!

隊長は年齢に関係無く仕事を教えて頂きます。

山には観光ツアーのようにマニュアルが存在しないため、
知識見識経験値でその場しのぎが基本なんです。
だからたくさん教わる。。
若い人にも敬意を評します。

山屋の話しは尽きないですが体感温度はヒトケタゆき雪ゆき

そろそろ限界ショック!



翌朝は3時起床なので寝袋にくるまってミノ虫になる隊長
(ρ_-)ノ

「羊蹄山」登り~避難小屋まで

[羊蹄山]ようていざん
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他に

[後方羊蹄山]しりべしやま

[蝦夷富士] えぞふじ

[マッカリヌプリ] アイヌ語で川に囲まれた山の意味


などと呼ばれる富士山に似た秀峰ですI



今回は4つある登山ルートのひとつ、
比羅夫コースより攻撃開始I



しかし‥
のっけから暑いIII

お客さんには水1・5リットル持参するよう伝えてますが山頂でカラッケツになるのは明白!

隊長は予備水6リットル背負っているのでカラッケツになったお客さんから分け与えていきますI

隊長の予備水が尽きたらサブリーダーの予備水をI



とにかく暑くて途中でひとりバテてカタツムリI状態にI

予定コースタイムを大幅遅延しました‥



それでもなんとか9合目
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一気に視界が開け、お客さんもイキナリ元気にI


更にハイ松の中を登り
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この辺りからお花畑II


シラネアオイ
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キバナシャクナゲ

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メアカンキンバイ
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メアカンキンバイとミヤマキンバイの混生群I
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これは圧巻でしたII


ようやくお鉢(噴火口)稜線到着
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変化のあるお鉢に皆喜ぶI
後は噴火口淵を30分歩いて念願の山頂到着!!



お客さん喜ぶ
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実は隊長重量ザックが肩に食い込み意外とバテバテI



山頂からの景色をフルスクリーン
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皆さん水が尽きて隊長水を配る配るI

30分ほど景色を楽しみ、隊長はガイドの仕事である展望説明をします富士山



見える山を羅列すると…
狩場山
昆布岳
ニセコアンヌプリ
ワイスホルン
チセヌプリ
シャクナゲ岳
メクンナイ岳
岩内岳
積丹岳
余市岳
白井岳
手稲山
定山渓天狗岳
無意根山
中岳
札幌岳
狭薄岳
空沼岳
魚岳
恵庭岳
風不死岳
樽前山
タップコップ山
トクシュンベツ岳
ホロホロ山
オロフレ山
昭和新山
有珠山
駒ヶ岳
尻別岳
今日はどんだけ見えるんじゃーーっ
( ̄▽ ̄;)



一連の山と目下に広がる町や川や畑を案内して9合目の避難小屋へ出発!!




続きは後ほどI