麺食い街道35プラス「喫茶TAKEYA(タケヤ)」 | ほくとの気ままなブログ

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さて明日5日、深夜24時は、日本VSクロアチアとの試合、新たな扉をこじ開けてくれるでしょうか!がんばれニッポン!!

前回同様、日本戦はTV観戦そしてPCでは他の試合(韓国VSブラジル)を同時観戦します。と思っていたら、ブラジルVS韓国は4時からでしたねw

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麺食い街道35プラス

 

 

「喫茶TAKEYA(タケヤ)」

ナポリタン+

アイスコーヒ生クリームのせ1000円

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

猫とナポリタン&コーヒー&ソウルミュージックの店。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

入りにくさピカ一間違いなし

 

映画の前にナポリタン!!

11月26日初訪問。

存在自体は知っていた超穴場の老舗喫茶店ですが、入店するのは初めて。

 

横浜のディープタウン、京急黄金町駅から徒歩3~4分に位置します。近くには私のよく利用する映画館「ジャック&ベティ」があります。

 

 

入り口には「営業中」のサインも何もなし。

モーニングサービス、ランチサービスと店名の書かれている看板があるだけ。そして、それぞれのサービスには値段が書かれていないのです。

時価なのかな?w

 

初めての方が入るのには、少し勇気がいるかもしれませんね。

今は健全な街になっていますが、その昔でしたら黄金町にこの佇まいの喫茶店だとまず常連さんでなければ利用しないでしょうか?w

 

本当に営業しているのか、お休みなのか恐る恐るドアを開けるしかないですね。

 

 

 

まず店内に入ると、そこはもう昭和にワープしたような空間

思ったより広々としています。

このお店、映画「マエストロ」などのロケやTV番組でも紹介されたようです。

ピンク電話に年季の入ったブラウン管のTVが、奥の方で存在感を示しています。

そして大きめのカウンター席が7席くらいでしょうか。

左手にはテーブル席もあります。

 

 

そのカウンターの中からマスターが、

「食事ですか?喫茶ですか?」

と聞いてきました。

もうすでに食べるものは決まっていたので、

「ナポリタンでお願いします」

とオーダー。セットでコーヒがつくよう。

ただしテーブルのどこにもメニューがないので値段もわからずwそしてマスターが

「珈琲はアイス?ホット?ガムシロとかも入れる?クリームも乗せられるけれど」

「アイスで全部お願いします」

と依頼します。

 

店内には先客は1名。ナポリタン食べ、ホットコーヒを飲んでいる。その方が支払いをする時に1000円を払っていた。ここでナポリタンのランチセットが1000円であることが判明したのです。

たぶんこれしかメニューはないのだと思います。

あとはモーニングがどんなものか、そして値段は?気になりますね。

 

店内に流れる音楽は、60年代~70年代のマスターがこよなく愛していると思われる「ソウルミュージック」

もちろんソウルの大御所ジェームス・ブラウンのセピア色にそまったポスターが、このお店の看板娘猫のモモちゃん達の写真と一緒に所狭しと貼ってありました。

 

このお店は、猫好きの人にはたまらないお店なのです。

そのモモちゃんお目当てで、来店する人もいるとか。

事前情報として、モモちゃんは生まれつき後ろ足がないけれど結構俊敏。ちょこっとカウンターにも飛び乗るほど。そして人懐っこいよう。

飲食店のカウンターに猫??と嫌がる方は、この店に来てはいけませんね!

 

マスターに

「店内撮っていいですか?」

と尋ねると、特に言葉はださずうんうんと頭を上下に動かし許可してくれました。寡黙ですね!

 

 

 

テーブルには以前TV取材された時の様子とか、マスターと猫ちゃんが映っているカレンダーなども置かれていました。

そしてやはり、どこを探してもメニューは全くなし

テーブル席のほうには、現役のジュークボックスもありました。

 

 

しばらく経過し、あたりを見回してもお目当ての猫モモちゃんが見当たらないので、

「猫ちゃんはどこかへ行っているんですか?」

と聞くと

「今は上で寝ているよ。気ままだからね」

と答えるマスター。

いたらナデナデして、猫大好きの姪っ子や妹に写真送ってあげようと思っていましたが、当日は結局最後まで現れずで残念でした。

 

 

生クリームたっぷりのアイスコーヒーがおかれる。

お味はゴク普通に美味しい。

 

そしてナポリタンを奥で作るマスターの後ろ姿が、哀愁を感じます。しばらくしてナポリタンが着丼。

 

 

粉チーズの入ったカップに、大きなタバスコがセットされます。いい感じの出来上がりですね。

いざ実食・・・・

 

 

旨街道~~!!

 

けっこうこってりした濃い目の味付けに、微妙に焦げめもついている麺。

これぞ喫茶店のナポリタン、という感じで本当においしい。まじおいしい!

もちろん上品な感じのナポリタンとは異なりますけれど。

 

このお店に取材に来た人が、あまりに美味しいのでマスターに旨味の秘密を聞いたとき

「特別なことはしていないよ。うちの隠し味はソウルミュージックだから」

と笑顔で答えたとか。

しぶ~~~~い!

カッコいいですね。

 

そのマスターですが、もともとこの地でタケヤ旅館を営んでいたご両親が40年くらい前に他界されたのをきっかけに、そのまま屋号を引き継いで喫茶店として開業したよう。

テーブルにはマスターが子供の頃の写真もおいてありました。どうもこの黄金町付近ですから、外人相手の女性が利用するような旅館だったみたいですね。マスターの小さい頃の写真は、そのお客さんの車の上に乗って撮った写真みたいです。

 

(↑画像お借りしました)

 

マスターは、横浜発祥のダンス「フリーチャチャ」の第一人者だそうです。

昔は、中華街のはずれにあったリバーサイドあたりでけっこう踊ったり遊んでいたらしいですよ。リバサーイドと聞いて、懐かしいと思う方も多いのではないでしょうか。

 

しばらくしていると、若いカップルが入店。

マスターが

「食事?飲み物?」

と、やはりいきなりの質問w

「食事もします」

と答えるカップル。

「メニューないんだけれど、ナポリタンでいい?」

やっぱりこのお店のランチは、ナポリタンだけなのでしたw

まぁそれを目当てに来るお客さんでしょうから、これでいいのだ!

 

 

聞いてはいないので想像ですが、昔のデータを見るとメニューがあったみたいです。今は限定メニューにしちゃって、ゆったりとした時間の中で好きな音楽と、お客さんとの時間を楽しんでいるのではないでしょうかね。

 

次回はモモちゃんたち猫ちゃんにも会いたいですし、マスターは黄金町の古い事も知っているでしょうから、あの映画「天国と地獄」にも出てきた、伝説の店「根岸屋」の話なども聞いてみたいと思いまいます。

 

(↑画像お借りしました)

 

ソウルミュージックが好き、

ナポリタンが好き、

猫が好き、

昭和の感じの喫茶店が好き、

そのどれか一つでも好きな方にはたまらないお店です。

 

Twitter 上的 YokohamaCats:"横浜黄金町にあるレトロな喫茶店 ...

(↑写真お借りしました)

 

またお客さんに対して、敬語をつかったりぶっきらぼうに話したりと、本当に味のある存在のマスターも魅力ですね。

そのマスター、何も注文のないときは、身体でリズムを刻みながらソウルミュージックを楽しんでいたのです。

 

お会計をするときに

「ナポリタン美味しかったです」

と伝えると

「どうもありがとう!」

てな感じで答えるマスターでした。

「どうもありがとうございました」ではないんですよね。わかるかなぁ~この微妙な感じ!

 

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