映画「君に読む物語」
2004年アメリカ 123分
<監督>
ニック・カサヴェテス
<キャスト>
ライアン・ゴズリング、
レイチェル・マクアダムス、
ジーナ・ローランズ、
ジェームズ・ガーナー、
ジョアン・アレン、
ジェームス・マースデン
<内容>
とある療養施設に暮らす初老の女性(ジーナ・ローランズ)は、アルツハイマー病によって過去の思い出を失ってしまっている。
そんな彼女のもとに、デュークと名乗る男性(ジェームズ・ガーナー)が定期的に通って、とある恋の物語を読み聞かせてやっている。
1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。家族とひと夏を過ごすためにこの土地にやってきた良家の子女、17歳のアリー・ハミルトン(レイチェル・マクアダムス)は、材木工場で働く地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)と恋におちる。
しかしアリーの両親は2人の交際を認めず、夏の終わりと共に彼らの仲は引き裂かれた。
アリーは学校へ、ノアは勃発した第2次世界大戦へ出兵。やがてアリーは、戦時下にボランティアで看護した元兵士のロン(ジェームズ・マースデン)と新たな恋におちる。富裕な弁護士であるロンとの縁組に、今度はアリーの両親も大賛成。
そしてロンとの結婚式が目前に迫ったある日、アリーは地元の新聞に掲載された写真にノアの姿を見つける。
彼女は衝動的にシーブルックを訪れ、ノアと再び愛し合う。
そして・・・・・。(MovieWalkerより抜粋)
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家柄が異なる若い男女が出会い、2人は恋に落ちる。しかし、2人は引き裂かれ離れ離れになった後に、アリーは両親も認める相手と婚約する。
その後、偶然に初恋の相手と再開した二人はどうなるのでしょうか?またその恋の物語を読み聞かせるデユークと、その女性との関係は?
療養施設内でのシルバー世代の恋愛なのか?と、物語と現実の結末が気になるような展開です。
まぁ、けっこうベタな恋愛映画ですので、これまた好き嫌いがあるかもしれませんね。
若かりし頃の、後先考えないで燃えるような恋!良いじゃないですか!
そういうの、けっこう嫌いではないのでなかなか良しです。
ただし、若干、納得いかないような部分はありますが、細かいところはスルーしましょう。
ライアン・ゴズリング、どこか遠くを見るようなまた影があるような雰囲気は、相変わらず良いですね。
ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムス、劇中でキスをするシーンがありますが、映画史に残るベストキスシーン賞などを受賞しています。
確かに、なかなか記憶に残るような熱いキスシーンでしたね。
実はあまりにも過激になってしまって、カットされたシーンもあるくらいとのこと。
撮影中は2人は仲が悪かったらしいですが、なんとその後実生活でもつきあっていたようですから、なんとなうなづけますねw
とても美しい名シーンが、数多くあります。
そのなかでも、白鳥が数多く泳ぐ湖のシーンは必見です。
その湖のなかを2人がボートに乗り漕ぐシーンは、本当に美しかった。
あの白鳥たちの多さにはびっくり。
鳥たちは驚きもせずにボートを追いかけていきます。
どうもこのシーンのために白鳥を用意したり、育てたようですよ。
この映画の中で一番の見どころだったかもw
またビリーホリデーの名曲(「I'll Be Seeing You」)が流れ二人が踊り恋に落ちるシーンもなかなかでした。
最後には、初老の女性と彼女に物語を読み聞かせている男性(デューク)の関係も明らかになっていきます。
ただラストは、個人的にはちょっとこの物語の良さを落としてしまったかなという気がしてなりません。
ある意味感動的ではあるのですが、あまりにもお涙頂戴に無理やり持っていった感を感じてしまった次第で・・。
違ったシナリオはなかったのでしょうか?減点になってしまいましたw
(おまけ)
ノア役にはトム・クルーズやジャスティン・ティンバーレイクの名前も挙がっていたとか。
5点満点中3.7