映画「誰でもない女」、「見知らぬ医師」 | ほくとの気ままなブログ

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今回は、第2次世界大戦が生んだ悲劇に関係する映画です。

けこうマイナーな映画だとは思いますがご紹介。

 

まだまだ、知らない悲劇があったんですね。

 

映画「誰でもない女」

 

 

2012年ドイツ、ノルウエー合作 100分

監督:ゲオルク・マース 

キャスト:ユリアネ・ケーラー、リヴ・ウルマン

 

内容

第二次世界大戦時に企てられたナチスの人口増加計画、その負の遺産を継いだ東ドイツの秘密警察、ノルウェーの女性の悲劇を描くサスペンス。ノルウェーで優しい夫や娘と暮らすカトリナ。戦時中、ノルウェー人の母から引き離され、ナチスドイツの〈生命の泉(レーベンスボルン)〉の施設に収容されていた過去を持つ。戦後辛くも亡命し、母と再会できた後は結婚し、湖畔近くの家で穏やかに暮らしていた。

ある日、戦後の〈生命の泉(レーベンスボルン)〉施設出身者やその母親に対するノルウェー政府の処遇を不服として訴訟をおこすと言う弁護士が訪ねて来る。カトリナと母にも証言をして欲しいと頼まれるが、その申し出を頑なに拒むカトリナ。なぜなら彼女は、家族には言えないある秘密を抱えており…。

 

 

 

 

この物語は、サスペンス映画ではあります。

ハラハラドキドキ感もあってそれなりに面白かったですがそれよりもこの映画で、レーベンスボルンという歴史的出来事があったことを知り大変ショッキングでした。

ただ、その史実を知ることができたので、観てよかったと思います

 

 

詳しくはウィッキさんで調べてください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%B3

 

あの有名なスウエーデンのABBAのメンバーの一人も、ノルウエーのレーベンスボルン計画で生まれた一人だったようです。

戦争は、悲劇を生みますよね。

 

5点満点中 2.8

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「見知らぬ医師」

 

 

 2013年 アルゼンチン、フランス、スペイン、ノルウェー合作92分 

監督:ルシアン・プエンソ 

キャスト:フロレンシア・パド、アレックス・ブレンデミュール

 

内容 

第2次世界大戦中、ユダヤ人に人体実験を施していたナチス将校ヨーゼフ・メンゲレが正体を隠してアルゼンチン人一家と暮らしたという実話をもとに描いた心理サスペンス。1960年代のアルゼンチン、パタゴニア。自然に囲まれたバリローチェの町で民宿を営むことになった夫婦は、最初の客としてドイツ人医師を向かい入れる。その医師は、実年齢より幼く見える12歳の娘に興味を示す・・・・。

 

 

淡々とした話の中に、不気味に進行していく不思議な恐怖感もあり、なかなか面白かったです。

ただ、この医師のモデルになった、メンゲレのことを知って観ると、とてつもない恐ろしさを感じます。

話の中では、この子供の成長を助けるべく治療を施しているかにみえるのですが、それは単なる自分の実験的欲望からなのです。

彼はアウシュビッツで勤務しているときに、囚人に対して数多くの人体実験を施してきました。またとりわけ双子に対して異常なほどの興味を示していました。

 

どのような人体実験を行っていたかは、ここでは書きませんがそりゃ、人間のすることではないような恐ろしいものでございます。

 

興味のある方はウィッキさんでどうぞ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AC

 

 

最後は、逃亡中のブラジルで海水浴中に心臓発作を起こして死亡らしいですが、よく逃げ延びていましたね。

 

5点満点中2.8