北斗神拳の伝承者候補トキ
北斗2千年の歴史の中で最も華麗な技を持つ男
核戦争による死の灰からケンシロウとユリアを守るため、トキは自ら死の灰を浴びることを選んだ。
その結果、病に蝕まれることになったトキは北斗神拳伝承者の道を断念し、北斗神拳を医療に活かすことに残りの命を捧げることを決意する。
拳の技量は歴代の伝承者を凌駕し、病に冒されていなければ、トキが北斗神拳伝承者となっていてもおかしくなかったであろう。
トキの北斗神拳は、ラオウの「剛の拳」とは対極をなす「柔の拳」であり、相手の攻撃を受け流すことを極意とするものであった。
そのため、ラオウはトキの「柔の拳」がケンシロウに伝授されることを恐れ、カサンドラという巨大な牢獄にトキを幽閉したのであった。
病に冒されたトキは、自ら旅をすることを諦め、あえて囚われの身となってケンシロウが来るのを待っていた。
カサンドラに幽閉されていたトキ
痛みを感じさせずに敵を葬る北斗有情拳
トキ「待っていたぞ」(「北斗の拳」原作より抜粋)
救世主キリストがモデルといわれるトキ(接写)