万物は気から発生する、という
思想では精(肉体)と神(心)を繋ぐものが
『気』であるという考えが
東洋医学の土台になっています。
すべてがエネルギーからできているのだと
理解していても、それが自分のなかでストンと
入っているかというと、なかなか、
難しいときもあるよねぇ、と思っていましたが、今回のお江戸修行は色んな意味で
自分のエネルギーの大切さを感じました。
還童功をするようになって、体温が高くなったな~と喜んでいたら、非常に
辛い出来事が重なり、体温が一気に下がってしまって、びっくりしました。
辛い出来事がやり場のない悲しみで
それに対して自分が何もできない、
出来なかったんじゃないかと、自分を
責めた。
悲しいという気持ちをそのまま受け止めきれずに、自分を攻撃し始めた。
感情に身体が引きずられているとは思っていたけれど、どうにもどちらも立て直せない…。そんなときもある。
気功の授業で気功に集中し始めると
今までに感じたことのない身体の
感覚があり、気功後はすっかり身体の違和感が無くなっていました。
後から田邊先生が、あのときの教室の気場はすごく強かった、とおっしゃっていて
そのおかげで自分の身体の感覚がようやく取り戻せました。
すべては気からできていて、自分を責めるエネルギーで自分がダメージをうけている。でも、自分がしっかり心と身体に向かい合い自分の中の気をクリーニングすると
身体は戻ってきてくれた。
気功の授業に救われた感じです。
自分の心や思考がエネルギーを作り出す。
そのエネルギーで身体は正直に変化する。
こんな単純なことだけれど、
自分のなかでリアルに実感出来たのは初めてでした。
色んな感情がわいたときに、その気持ちをそのまま受け止めればいいだけ。
それを何かに転嫁することで自分を納得させようとすると、それは、違うエネルギーを生み出し、ダメージを与えかねない。
色んな感情は毎日生じるけれど、それとは別に、一日の感謝を自分の身体にしようと思いました。
今日、一日ありがとう、というエネルギー。
良いエネルギーを感じていれば、心も身体も良い方向にむいていられる。