今日は海外の記事で面白いものを見つけたので、そのご紹介。
12本のベストフィクストナイフ(念のため確認したのですが「フィクスド」ではなく「フィクスト」です、発音の話です)です!
あれこれ注意書きはありますが、とにもかくにも買って損はしないナイフを12本並べてくれている、面白い特集です。
まず真っ先に登場するのは……モーラナイフでした!
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今回は「ヘビーデューティ」ではなく、ステンレスの方の普通のコンパニオンです。
刃厚は少し少ないですが、これもまた使い勝手のよいナイフ。
ヘビーデューティをお持ちの方であれば、同じ感覚で使用できます。
また、ステンレスなのでサビに対して神経質になる必要もありませんよね。
モーラナイフは、最近、ちょっと高級なラインが増えてきましたが、こういうナイフこそ「モーラナイフ!」という感じがしますよ。
二番目に登場するのはカーショウのナイフ。
私も安いものですが、カーショウのナイフを持っています。8Cr13MoVを使用したものなのですが、言われてるほどこの鋼材は悪くないような……。
折り畳みナイフで一枚刃のものを探している人にとって、カーショウのナイフは、手ごろな選択なんじゃないかと思います。
さて、三番目はコールドスチールのナイフがお目見えです。
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いわゆる「ケーバー」に属するタイプのナイフ。
ちょっと……高いかな……。確かもっと安かった気がしたのですが……。
これならば、本家ケーバー社のもののほうが、所有欲を満たせそうな気もします。
お次はSOGのナイフ。
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これもカッコいいナイフですねぇ。
使用者も多いですから、YouTubeなどで関連する動画を見る楽しみもあったりして……。
さてさて、次は私の身の回りでも人気の高い、
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これ!
ベッカー BK22です。
同じようなナイフとして、BK2という型番のものもあるのですが、
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私が調べてみた限りだと「シースの違い」しかないような……。
22のほうがナイロンシース、2のほうがカイデックスのようです。
私なら、カイデックスシースの2の方を選びます。そちらのほうが安いですし!
次は、バックのスペシャル
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ウッドハンドルじゃないものもあって、
こちらの方がグッとお安くなっています。
もうめちゃくちゃ前のことになりますが、初めてバックのナイフを使った時のあの箱出しの切れ味には、感動した記憶があります。
スペシャルはブレードの長さが14センチ欠けるくらいで、丁度いいサイズかもしれませんね。
これ以上長いと使いにくいし、これ以上短いとちょいと物足りないシーンも出てくる。
ナイフとしては「中型」になると思うのですが、汎用性の高いサイズです。
……と、全てを羅列していこうと思ったのですが、さすがに大変なので、とりあえず一度切りましょう。
この後ガーバーのナイフや、ヘレのナイフも出てきたりします。
ヘレのナイフ、モーラナイフ、その後出てくるベンチメイドのブッシュクラフトナイフと、やはりブッシュクラフト向けのナイフが台頭していますよね。
とにかく、私がずっと主張していることなのですが、「ブッシュクラフト向けのナイフを使ったからブッシュクラフトになるわけではない」ということは覚えておいていただきたいと思ってます。
どんなナイフであれ、「ブッシュクラフト」で使えます。
問題はどう使うか? ブッシュクラフトで何をするか? という部分であって、焚き火の規制が厳しい日本で、どう「野遊びをしていくのか?」というところであります。
この辺りは、拙著『ブッシュクラフト入門』
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でも、かなり筆を割き、記述しました。
今でも「ブッシュクラフトとは何か?」という問いかけに、答えられる人は実は少なく、その実態がやや偏って紹介されている、という現状があります。
それは簡単に、述べるならば、「自然のなかでの活動とそれに伴う諸技術」と言ってしまってもいいでしょう。それは火熾しだけに限定されるものではありません。
まずは自然の中に飛び込んでいくこと。
自然を観察してみること。
むやみに自然を破壊したりせず、その中で調和して活動すること。
こういったものを総合的に捉えたものがブッシュクラフトだと言えます。
上記で挙げたナイフは、みな十分、野外活動で使用できるものです。
せっかく良いナイフを手に入れたのならば、是非、それを自然のなかで適切に使ってみてください!!