北欧ナイフでお気軽アウトドア

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北欧のナイフの話題や、それらを使った気軽なアウトドア、ブッシュクラフトについて書いていきます。

Kindle用電子書籍『北欧ナイフ入門 ~モーラナイフからストローメングナイフまで~』好評発売中。どうぞよろしくお願いします。


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以前から、折に触れて、北欧のナイフの中でいま一つ日本ではメジャーでない「ストローメングナイフ」について触れてきました。

 

 

拙著のサブタイトルにも入れていますよね。

 

 

北欧ナイフ入門 ~モーラナイフからストローメングナイフまで~
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多分、正確にいえば、クニーブスメー・ストローメンみたいな発音なんでしょうけれども、そこはそれ。

分かりやすさを優先してストローメングナイフと呼んでいます。

 

 

これ、ノルウェイのナイフでして、いわゆる「サーミナイフ」に分類されるものです。

今回、ストローメングナイフの最小のモデルを買ってみたのですが、珍しく説明書のようなものが付属されてきたのです(珍しく、というのは前回そういうものは一切なく、ナイフだけがゴトッと届いただけだったから)。

 

 

それによれば、「これはサーミ人が生み出したナイフであり、強靭で信頼性というサーミの要望を満たすものである」なんて書かれています。

北欧のナイフって、モーラナイフの普及により一気にナイフの世界で有名になりましたが、基本的にはそこまでブレードに厚みがない。

 

 

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定番のコンパニオンのシリーズが2.5mmだったかな。

ヘビーデューティ銘打ってある、超人気のものですら、3.2mmです。

 

 

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ま、とにかく、私はストローメングナイフをちょっと推してるんです。

で、色々あって、最小のモデルを注文してみたというわけ。じゃあ、まず画像をご覧いただきましょう。

 

 

レウク的なスタイルですが、小さいモデルです。

このシースについているカラフルな布がストローメングナイフのトレードマークですね。

 

 

以前、NHKでサーミ人の特集をやっていて、漁労のサーミの人たちが出ていましたけれども、彼らが腰にぶら下げていたのが、これと同じものでした。

このナイフで、魚をさばき、燻製? を作っていましたね。

 

 

それはともかく、鞘から抜いてみて、私は「ん?」と疑問に思ったんです。

ブレード……随分、機械的な加工の形跡が見えませんか? 以前のストローメングナイフは、バフミラーのようなフィニッシュでしたし、写真では写してませんが、ブレードの刻印もまた違います。

 

 

グラインドも、左右のベベルストップの位置が違っていたりしつつも、丁寧に平面に削られていたものです。

けど、今回のそれは、平面を出した砥石に当ててみると、

 

 

こんな感じで、ストレートエッジ部分に既に「砥石に当たらない場所」が存在しています。

また、アールからポイントにかけても、ガタついたコンベックス的なグラインドになっており、砥石に当たりません。

 

 

ストローメングナイフは、スカンジグラインドのベベル面が狭い為、ベタ研ぎでOKなナイフです。

この辺りも、北欧ナイフの面白さが詰まっている、と言えそうなんですが、今回届いたそれは、ちょっとクオリティが落ちたような……。

ベベルストップのところなんかは、左右均等均一に削られているんですが、なーんか、「丁寧さ」が失われたような、そういう気がしますよ。

 

 

ともあれ、一度グラインドを削り直さないと使いにくいので、今しこしこと平面を出した砥石で削り直しています。

そうそう、元々はこれ2mmのブレードの厚みだといいましたが、今回届いたそれは、何か無骨だったので測ってみたら、3mmでしたよ。

 

 

最近、製造工程やスペックが変わったりしたのかな?

素朴で雑な部分がありつつも、「使用」に向けて丁寧に作られてきたストローメングナイフが失われたようで、ちょっと悲しい。

 

 

取りあえず、ブレードの厚みが違うというのは結構気になるわけで、ディーラーのほうに問い合わせのメールを送っておきました。

どういう回答が来るのか、また続報もお知らせしたいと思います。

 

 

というわけで、今日はこのへんで。

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