そんなわけで、今日もちょっと懐かしのナイフのご紹介。
……といいつつ、全然現役のモデルです。
そう、BUCK 501 スクワイアです。
リカッソ部分の刻印が現行のものと違っていたり、ハンドルスケールがウッドではなくマイカルタであったり(リネンマイカルタかなぁ)、ホローグラインドも妙に手作業感があったりして、古き良きアメリカンナイフの香りをまだ少し残している時代のナイフ。
これが現行のスクワイア。
どうでしょ。
ブレードの削りなんかの精度は現行の方がよさそうですね。けど、少しだけ古い時代のそれを見た後だと、味気なく思えませんか?
多分、鋼材も現行は420HCだと思いますが、古いものはおそらく違う。
アメリカンナイフ的な無骨さを持ちながら、ちょっと上品なそういうイメージ。鋼材もなんだか落ち着いた風合いで、やっぱりどこか上品なんです。
昔、「めちゃくちゃ切れるナイフ」として記憶が残っているのがまさにバックのナイフです。
あれ、モデルを忘れてしまったんですが、少し長めで、ゴムのグリップがついたヤツ……。あれの切れ味が本当にすごくて……。「あぁ、切れるナイフなんだなぁ」って30年くらい前に思ったものです。
名品110は実は持ってはないんですけれども、なぜか切れ味だけは鮮明に覚えているという。
あれは誰かのものを触らせてもらったのか、ちょっと記憶があいまいなんですが、あの無骨なスタイルとあの切れ味で、ちょっと怖いなーと正気感じたしましたね。
この110も、古いものの方がやっぱり味があるのかな?
私が子供の頃は、「折り畳みナイフ」といったら、この110のスタイルを真っ先に想像したものです。
バックに限りませんが、昔あった名品で姿を消してしまったもの、あるいは姿は同じだけれども、中身が味気なくなってしまったもの、いろいろあるようです。
ただ、アメリカのナイフって今、「Made in USA」を旗印にして、ブランド化を進めている印象があります。
主要なメーカーでも、国旗とともに誇らしげにMade in USAを刻んであるメーカー、最近何社も見ています。
誇りをもって自国品のものをプロデュースし、使う。
このサイクルをアメリカは取り戻しつつあるみたいです。
昔は日本も、国産ナイフの中に、おっ? と思わせてくれるようなナイフって結構あったんですけれども、最近はとんとお目にかかりませんね……。
こういう少し懐かしいナイフなんかを見ていると、日本のナイフファクトリーの行方がちょっとだけ心配になったりもするのでした。
というわけで、今日は短いですが、このあたりで。
ま、たまには懐かしシリーズっていうことで。


