長男の友達で
不登校、ひきこもりを長く体験した子
がいます。
その子は今、
住んでいた東京を離れ
九州で一人暮らし。
ずっと東京の自宅でひきこもりを
してたので
九州の親戚が呼び寄せたそうです。
親戚が持っていた物件を
使わせてもらってるらしく
お部屋は余ってる、とのこと。
長男友人のママが
「長男くんがよかったら、息子のところへリフレッシュ兼ねて行っておいでよ」
と、提案してくれました。
それを私が長男に話したら
「……。
(しばらく悩む)
うーん、行こうかな…」
と言った!!!
とは言え、あちらのお友達の気持ちも
確認しないと!なので
長男友人のママに伝えると
「わかった、連絡しとくねー」
と言ってくれました。
彼女から後ほど連絡が
来たのですが、
「息子にね、話したよ。
長男くんが今、
専門学校辞めて落ち込んでるから、
そっちに遊びに行ったら?
って、言ったの。どう?」
すると、
長男友人くんは、テンション上がり
声が嬉しそうになったようで、
「新幹線代、だそうか?」
と、長男のために
そこまで言ってくれたんです。
長い引きこもりからあけて
やっと働き出した、長男の友人。
お給料はいくらもらってるのか
知らないけども
長男のために
そこまで思ってくれる
その気持ちが
本当に嬉しかった!です。
もう、お母ちゃんは
泣きすぎてやばかったです。
他にも
ここに連れてってあげよう、とか
ここのご飯がおいしい、とか
プランをさっそく立ててくれて
受け入れてくれる体制になりました。
なんとありがたい。
ママに
涙いっぱいで
ありがとうというと、
「こちらこそ!だよ!
息子が引きこもってた時
本当にお世話になったんだから」
と、言ってくれました。
長男友人くんが
5年引きこもっていて、
どこにも出かけない。
そんな状態だったのに
なぜか、我が家にだけは泊まりで
遊びにきていた、のです。
それが、長男友人くんの
唯一の外出で
私は当時、
長男友人くんに、なーんも気遣いなく
お迎えしてました。
友達が泊まりにくるからと
ご馳走とか用意せずに
「大好きなコーラ買っといたから
冷蔵庫開けて飲みなね〜」
という程度。
ごちそう、じゃないです。
コーラです。
ご飯も、本当にフツーで、
お客さんって感じじゃなかったんだよな。
でももしかしたら
気遣いのないその雰囲気が
長男友人くんにとっては心地よかったのかもしれない。
学校に行ってなくても
仕事してなくても
腫れ物扱いも
特別扱いもしない。
なーんも変わらない私たちの雰囲気に
ホッとしたのかもしれない。
長男友人くんを助けたつもりなんて
なかったけど
なにかのチカラになれてたのなら
私は嬉しい。
そして
長男のことを
気にかけてくれる人が
こうしていることが
とても心強く感じます。
もう
彼の力を借りるしかない。
親の私では
できないことがいっぱいで
でも、長男友人くんなら
私よりも、長男のことを
わかってあげられるのでは、
頼りにしたい気持ちが
素直に湧き上がりました。
長男が、いきられるなら
なんでも協力する!と
強く思いました。