午後、実家の母に電話して、手術の時間と持ってきて欲しいものを頼んだ。
看護師さんに、必要なもののリストを渡されたけど、ベッドから動けない私は電話できない。
母はメールが出来ないので、電話するしかない。
電話したいんだけど、と看護師さんに言うと、隣のおばあちゃんがいないから、ここから掛けていいよ、と言ってくれたので、病室のベッドから掛けた。
ちょっと汚い話になるが、手術前に付きものの浣腸。
入院してから1度もお通じがなかった。
そして、ここでも歩行許可は出ず、許されたのはベッドから降りることだけ。
トイレまで行くことは許されず、ベッドサイドにポータブルトイレが来た。
これがなかなかハードな体験だった。
夕飯の後だったかな、覚えていないんだけど、浣腸されてポータブルトイレでどうぞと言われても、これがなかなかキツイ。
まず、部屋の中という空間。
隣のおばあちゃんは、ナースステーションで監視中でいないし、看護師さんも終わったらナースコールして下さいね、と人はいないんだけど、やっぱり落ち着かない。
それに、酸素吸入に点滴、カテーテルは標準装備だったから、いろいろ邪魔。
そして、便秘で固くなっていたらしく、切れた・・・
見事に切れ痔になってしまった。
ホントに痛くて、排便が憂鬱だったんだけど、手術前で出さないといけない。
泣きそうだった。
手術後、トイレに行けるようになってからも、痔には悩まされた。
マグミットで便を軟らかくし、注入軟膏を出してもらい、退院後も必死にケアした。
おかげで、今は切れ痔は完治。
また切れて出血するのは怖いので、マグミットは現在も服用中。