手術前日 ② | ひねもすのたりのたりかな

ひねもすのたりのたりかな

2013年8月に急性肺血栓塞栓症と診断されました。
発症から7年、現在塞栓症の症状はありませんが、下大静脈フィルターを留置したため、ワーファリンの服用を中止することが出来ず、定期的に通院しています。
2018年1月から地元のクリニックに転院しました。

午後、実家の母に電話して、手術の時間と持ってきて欲しいものを頼んだ。

看護師さんに、必要なもののリストを渡されたけど、ベッドから動けない私は電話できない。

母はメールが出来ないので、電話するしかない。

電話したいんだけど、と看護師さんに言うと、隣のおばあちゃんがいないから、ここから掛けていいよ、と言ってくれたので、病室のベッドから掛けた。



ちょっと汚い話になるが、手術前に付きものの浣腸。

入院してから1度もお通じがなかった。

そして、ここでも歩行許可は出ず、許されたのはベッドから降りることだけ。

トイレまで行くことは許されず、ベッドサイドにポータブルトイレが来た。

これがなかなかハードな体験だった。


夕飯の後だったかな、覚えていないんだけど、浣腸されてポータブルトイレでどうぞと言われても、これがなかなかキツイ。

まず、部屋の中という空間。

隣のおばあちゃんは、ナースステーションで監視中でいないし、看護師さんも終わったらナースコールして下さいね、と人はいないんだけど、やっぱり落ち着かない。

それに、酸素吸入に点滴、カテーテルは標準装備だったから、いろいろ邪魔。


そして、便秘で固くなっていたらしく、切れた・・・

見事に切れ痔になってしまった。

ホントに痛くて、排便が憂鬱だったんだけど、手術前で出さないといけない。

泣きそうだった。

手術後、トイレに行けるようになってからも、痔には悩まされた。

マグミットで便を軟らかくし、注入軟膏を出してもらい、退院後も必死にケアした。

おかげで、今は切れ痔は完治。

また切れて出血するのは怖いので、マグミットは現在も服用中。