手術当日 | ひねもすのたりのたりかな

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2013年8月に急性肺血栓塞栓症と診断されました。
発症から7年、現在塞栓症の症状はありませんが、下大静脈フィルターを留置したため、ワーファリンの服用を中止することが出来ず、定期的に通院しています。
2018年1月から地元のクリニックに転院しました。

手術は午後2時からの予定だった。


夜中、午前2時に看護師さんがヘパリンの点滴を止めに来た。

血をさらさらにしているので、手術開始予定時刻の12時間前に中止するようだ。


午前中、洗髪してもらった。

しばらく洗えないので、さっぱり出来た。


入院してから身体を拭くだけで、1度もシャワーを浴びていなかった。

看護師さんに、手術前だしシャワー浴びたいよね、と言われ、浴びたいです、と答えたら、確認してくれて下半身だけシャワー出来ることになった。


お昼頃、車椅子に乗ってシャワー室へ連れて行ってもらった。

シャワーなので点滴は外してるけど、酸素吸入は外してもらえない。

シャワー室でも看護師さんと一緒。

1人で入らせてはもらえない。


入院して以来、こんなに立っていたのは初めてといっていいくらいだった。

ほんとに足が弱っていて、立っているのが大変。

腰から下しか洗えなかったけど、それでもすごくいい気持ち。


監視付きでもシャワーはいいもんだ!


1時くらいに両親が頼んでいた荷物を持って来てくれた。


予定時刻通り、呼ばれて手術室へ。

移動はもちろんベッドのまま。

手術室の待合?みたいなところで、ベッドを移る。

ベッドが高いので、階段みたいなのをのぼった。

ここで、名前と手術をする場所を聞かれ、子宮と卵巣です、と答えた。


そこから手術室に移動。

いくつもドアがあったような気がするが、目が悪いのでほとんど何も見えなかったのが残念。

手術室の中では、看護師さんが待っていていろいろ話しかけてくれながら、準備していく。

この辺から余りよく覚えていない。

あっという間に記憶がなくなった。


手術の前の時点では、術後、どこに行くのか決まっていなかった。

基本は、婦人科。

でも、術中に何かあれば、ICU。

婦人科のベッドが空いてなければ循環器。


目が覚めたら、婦人科の個室にいた。

無事、終わったよ、と母に言われ、今日はもう帰るね、と言われた記憶が残っている。


点滴に酸素マスクをしていて、お腹のあたりが重苦しいような気がした。

一晩中うつらうつらしていたような気がする。

途中、汗がすごくて着替えさせてもらった。


痛いのは痛いんだけど、帝王切開の時より楽だったな。