診断されるまで ③ | ひねもすのたりのたりかな

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2013年8月に急性肺血栓塞栓症と診断されました。
発症から7年、現在塞栓症の症状はありませんが、下大静脈フィルターを留置したため、ワーファリンの服用を中止することが出来ず、定期的に通院しています。
2018年1月から地元のクリニックに転院しました。

待合室で待っていると、再び診察室に呼ばれました。


先生に、「自分で行こうと思ってる?」と訊かれたので、車で行っていた私は、「はい」と答えました。

そうしたら先生から、「もう運転しないで。今から救急車を呼ぶから、それで行って」

私は「でも車が・・・」と言いましたが、先生が「あとで誰かに取りに来てもらって。とにかく、救急車で行って、それで何もなければそれでいいから」と言い切られました。

それから酸素吸入をされ、救急車を待ちました。

救急車を待つ間に、会計を済ませました。


救急車が到着し、救急隊員とストレッチャーが入って来ました。

ストレッチャーに乗せられ救急車へ運ばれました。

心の中では、自分で歩けるのに・・・何でストレッチャー?恥ずかしい・・・など思っていました。


救急車の中で、バイタルと酸素濃度のチェックをしている間に、隊員さんが、病院に受け入れ確認をしていました。

確認が取れ出発。

かなり揺れるな~というのが乗った感想でした。


T大学病院までは、10分もかからないくらいの距離です。

あっという間に、救急出入り口に到着しました。


お見舞いに1度だけ行ったことがあるだけの病院に、救急患者として搬送されることになるなんて、思ってもいないことでした。

そして、ここまで来ても、まだ、自分が救急搬送されるほどの病人だとは思っていませんでした。