待合室で待っていると、再び診察室に呼ばれました。
先生に、「自分で行こうと思ってる?」と訊かれたので、車で行っていた私は、「はい」と答えました。
そうしたら先生から、「もう運転しないで。今から救急車を呼ぶから、それで行って」
私は「でも車が・・・」と言いましたが、先生が「あとで誰かに取りに来てもらって。とにかく、救急車で行って、それで何もなければそれでいいから」と言い切られました。
それから酸素吸入をされ、救急車を待ちました。
救急車を待つ間に、会計を済ませました。
救急車が到着し、救急隊員とストレッチャーが入って来ました。
ストレッチャーに乗せられ救急車へ運ばれました。
心の中では、自分で歩けるのに・・・何でストレッチャー?恥ずかしい・・・など思っていました。
救急車の中で、バイタルと酸素濃度のチェックをしている間に、隊員さんが、病院に受け入れ確認をしていました。
確認が取れ出発。
かなり揺れるな~というのが乗った感想でした。
T大学病院までは、10分もかからないくらいの距離です。
あっという間に、救急出入り口に到着しました。
お見舞いに1度だけ行ったことがあるだけの病院に、救急患者として搬送されることになるなんて、思ってもいないことでした。
そして、ここまで来ても、まだ、自分が救急搬送されるほどの病人だとは思っていませんでした。