神奈川県、日揮株式会社及び株式会社エノコートテクノロジーズの三者による「脱炭素化促進のためのペロブスカイト太陽電池の普及に関する協定」に基づく取り組みとして、7月29日(月)から江の島サムエル・コッキング苑において、早期実用化に向けた実証実験が開始され、その開始式に参加しました。

 この実証実験は、「薄い・軽い・曲げられる」といったペロブスカイト太陽電池の特徴や「シート工法」により、これまで太陽光発電の設置が困難な場所にも簡易に設置出来る点などを広く情報発信し、ペロブスカイト太陽電池の普及を図ることを目的としています。

 この実証実験は極めて重要です。しっかりとデータを取ると同時に、日本の技術を駆使したペロブスカイト太陽電池の量産体制の確立を目指してもらいたいと思います。

 

 藤沢市においても、令和6年度補正予算では、「温暖化対策設備導入事業」の補助を拡充する予算を議決しました。この事業は、2030年度における46%削減目標(藤沢市は令和3年度で17%)を達成するために国の交付金を活用し、市民・事業者を対象に補助金を交付するものです。

 内容は、重点対策加速化事業(5568万円)による補助として、市民向けには、「自家消費型太陽光発電導入」、「既存住宅の断熱改修」。事業者向けには、「自家消費型太陽光発電導入」、「業務用高効率設備導入」などです。また、電気自動車用普通充電設備設置費(225万円)も計上されております。

 是非、ご確認くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

 

(ペロブスカイト太陽電池です。薄い・軽い・曲げられると言った特徴が間近で確認できました。)

 

 

(鈴木市長も今回の実証実験の結果を脱炭素の施策につなげていくと力強く挨拶されました。)

 

(サムエル・コッキング苑内「温室遺構 展示体験棟」に設置され、実証実験が行われます。)

 

(左から鈴木恒夫 藤沢市長、黒岩祐治 神奈川県知事、日揮株式会社 山口康春 代表取締役、株式会社エネコートテクノロジーズ  加藤尚哉 代表取締役)