平成21年、藤沢市議の藤沢市土地開発公社の経営状況に関する質疑の中で、善行コミュニティ活動事業用地の先行取得の経緯等について疑義が指摘された後、その事実確認のため、参考人を招致し、常任委員会、特別委員会での審査が行われました。連日、新聞各紙もこの件を取り上げ、私の関係者からも「疑惑の解明に向けて、つまり、一つしかない事実をきちんと確認しろ」との厳しいご意見を、連日のように多くの方からいただきました。私自身、最終的には、百条委員会を設置し、市民の皆様が持たれている疑惑の解明をするべきとの立場で、「善行地区における地域コミュニティ活動事業用地取得に関する調査特別委員会(高橋八一委員長)」が設置された後も委員に選任され、その任に当たらせていただきましたが、振り返ると、(百条委員会の設置を求める)請願や陳情に対し、時には反対し、時には退席し、動議を出したり、賛成したりと、議員活動は一人でやってる訳ではありませんから、当時よく悩んだことを記憶しています。相談に乗ってくれた方、ご迷惑をかけた方には、本当に申し訳ありませんでした、そして、ありがとうございました、と申し上げます。

 

 そして、この問題が12年かけてようやく解決しました。鈴木恒夫市長はじめ、関係者の皆様の不断の努力の賜物と評価をさせていただきます。

 

 私もつい最近、久々にあの土地を訪れる機会がありました。やっぱり、公社があの土地を購入する6年前に取引された時の金額が3,000万円程度だったものが、1億円になったのか。どうしてこの差額が生じたのか。改めて思いました。百条委員会では、証人喚問を行い、全容の解明に向けて懸命に質疑を重ねましたが、結果、報告書にも記載されている通り、 必ずしも土地購入の真の動機や目的など、全ての真相を解明するには至りませんでした。現地は穏やかな畑の奥に位置していて、隣接する林は、道に接続しておりますが、市道とは思えないような畦道で、竹林が繁茂しており、道路と竹林の境がよく分かりません。今思えば、この山頂までどうやって水道を引くのか、下水はどうするのか、もっと基本的な事から詰めていかなければならなかったのではないかと思いました。接道している市道は、土地としては幹線道路までつながっているものの、この市道は道の途中で突然2メートルの擁壁を上がらなければ通行できず、これを進入路として使用するには、更に隣接地の権利者と交渉して、道路整備をしなければとても使い物になりません。不動産鑑定においても評価が分かれました。今振り返ると、あの時、もっと、自身で出来たことがあったのではないかと考えさせられました。

 

 いずれにしても、この事案を通して、関係した皆様に多くの事を学ばせていただきました。今後も二元代表制を担う議会の一員として、努力を重ねてまいります。

 

 改めて、原状回復に携われた皆様には、本当にお疲れ様でございました。