4-(1) スポーツツーリズムの推進について

 

(団長)

 局再編で文化スポーツ観光局となる意義も込め、本県が持つ魅力を最大限に活かして、ゴルフと観光を効果的に組合せ、県内、国内に留まらず海外からの誘客を促進することで、本県のスポーツツーリズムの可能性をさらに広げていくことができると考える。

 そこで、今後本県のスポーツツーリズムを展開するにあたり、ゴルフを積極的に取り入れていくべきと考えるが、知事の見解を伺う。

 

(黒岩祐治知事)

 まず、スポーツツーリズムの推進についてです。

 本県のスポーツツーリズムは、様々なアウトドアスポーツを幅広く活用しながら展開していきたいと考えています。

 中でもゴルフは年齢や体力に関わらず楽しめるスポーツであり、全国的にも人気が高いことから、兵庫県や北海道などゴルフ場が多い地域を中心に、各地でゴルフと周辺の観光をセットで提案し、誘客を図っています。

 県内には歴史や景観などゴルファーを引き付ける様々な魅力を持ったゴルフ場が立地しています。加えて温泉など国際的にも人気の高い観光地も多いことから、これらを組み合わせることで、多くの人を引き寄せる魅力的なスポーツツーリズムの展開が期待できます。

 4月からは、スポーツと観光が同じ局として、一体となって推進する体制となりますので、こうした再編のメリットを生かし、県内のゴルフ場を活用した、より効果的なスポーツツーリズムの推進について検討してまいります。

 

(団長)

 私も多少ゴルフをやるのでこういう質問をさせていただいたが、新たな視点でこういう取組を進めていただきたいなという強い思いを込めて質問させていただいた。

 まず知っていただきたいのが、ゴルフは、プレイヤーがプレーするためにゴルフ場利用税というのを納めている。税金だから国の問題なのだが、このゴルフ場利用税は県税、市町村税の歳入の一部として税収にも貢献している、と。まず、そういうことも知っておいていただきたい。

 また、ゴルフも今年の7月26日に開幕するパリオリンピック・パラリンピックにも競技種目となっている。ぜひ、本県のゴルフ場の価値をさらに高めていただいて、新たな視点で注目される施策に取り組んでもらうよう、お願いしたい。

 また、ゴルフだけではない、本県の様々なスポーツ資源と観光資源をつなげて、神奈川の魅力を活かしたスポーツツーリズムを打ち出すことは大変重要であると思っている。新たな集客の実現に取り組むことを要望させていただく。