厚生常任委員会(高橋栄一郎委員長・保土ヶ谷区)が開催されました。

 

 私ども自民党厚生部会、武田翔委員(港北区)より、当常任委員会での医師会、病院協会の参考人からの医療現場における実情やご意見を踏まえ、現実的に病床を確保していくには、つまり、患者を可能な限り上り搬送できるようにするためにも、下り搬送を受け入れる医療機関に対し、県独自の支援金支給を検討し、協力を求めていくことの必要性を指摘させていただきました。

 

 また、積極的疫学調査について、私どもへの多くの相談内容からみても、やはり、調査の趣旨や意義がきちんと伝わっていないのではないでしょうか。質疑の中で、県からは、分かりやすく知らせてこなかったことには反省するとし、今後はしっかりと示しながら、県民の皆様からの不安、例えば、自分が濃厚接触者の可能性があるのに、検査を受けられないのではないかなど、不安を軽減する対策をとっていくと答弁がありました。私どもも改めて、調査されなくなってしまう不安や、検査が自己負担になってしまうのではないかといった不安などにしっかりと応えていくような体制、対策をとるようにお願いしたところであります。

 

 「神奈川県HOTセンター(仮称)の設置」として、酸素飽和度が低下し、医師により「入院が必要と判断された療養者」に対して、新型コロナウイルス感染症がまん延期に移行し、病床が逼迫する中で、搬送先が確定するまでの間、医師の判断で一時的に酸素吸入による処置を施す施設を新たに設置すると報告がありました。

 

 更に、「ワクチン接触」とし、国の主導のもと、市町村が接種事務を実施しますが、財源措置や広域的な観点から必要な調整を担うと報告がありました。

(想定スケジュール)

1月~2月中旬 医療機関、関係団体との調整

2月~3月上旬 医療従事者向け接種のための超低温冷蔵庫の配備

2月~3月下旬 高齢者向け接種のための超低温冷蔵庫の配備

 

(1月19日の厚生常任委員会の様子)