古代の神様達の結婚事情 で
日本の神様達の結婚を照会しましたが
今回は
紀元前69年
エジプトのプトレマイオス朝の王家に産れる。
後の指導者になるために厳しい教育を受けます。
美貌だけでなく知性や馬術などで名手に育っていきます。
紀元前51年:クレオパトラ18歳
プトレマイオス13世(弟)と結婚(なんと兄弟婚)
しかし
クレオパトラは当時の強国ローマとの友好関係を望みます。
これが、プトレマイオス13世と意見が対立
紀元前48年:クレオパトラ21歳
ユリウス・カエサルと出会い恋愛関係(愛人になります)
カエサルはローマの二大権力者の一人
自分の体を絨毯にまいて、貢物に紛れて接近
彼との間にカエサリオンという子をもうける。
ひいき目にみてですが
エジプトを守るためにカエサルに体を売った。
と云うところでしょう。
恋に落ちたと言われていますが
クレオパトラのハニートラップです。
所が、ローマでの権力争いの中
紀元前44年にカエサルが暗殺されます。
シェークスピアで有名な
「ブルータス、お前もか」の場面です。
クレオパトラはエジプトへ戻ると
当時のプトレマイオス14世を毒殺
自分の息子であるカエサリオンに継がせ
当時6歳のプトレマイオス15世に
紀元前41年:クレオパトラ28歳
ローマも分裂してアントニウスが勝利
アントニウスはエジプトのクレオパトラを呼び出します。
ここでも
アプロディーテーのように着飾り
香を焚いてムードをつくってタルソスへ出頭した。
逆にアントニウスを自らの宴席へ招待するなどし
瞬く間にアントニウスを魅惑します。
アントニウスはオクタウィアヌスの姉オクタウィアと離婚し
クレオパトラと結婚
紀元前39年には双子の男女のアレクサンドロス・ヘリオスとクレオパトラ・セレネ、紀元前36年には男の子プトレマイオス・ピラデルポスを出産
クレオパトラ35歳です。
紀元前31年
オクタウィアヌス軍とクレオパトラ・アントニウス連合軍で敗北
紀元前30年:クレオパトラ49歳
贈答品のイチジクに忍ばせていたコブラに身体(乳房か腕)を噛ませて自殺
エジプトのために体を武器に戦ったクレオパトラ
覇者オクタウィアヌスにも同じ手口を使ったでしょうが
さすがに40歳になっていたクレオパトラには無理だったのでしょう。