話題を変えます。

「働き方改革」について連投しますが

その前に

少し難しい経済のお話です。

戦後日本経済の発展は著しく

アメリカに次いで世界第二位まで成長

現在は中国に抜かれて第三位

しかし、日本人の生産性

=国民総生産(GDP)/国民の総労働時間

なんと、19年連続で先進国最下位です。

一時間の生産性

日本   約5000円

アメリカ 約8000円

職業別にみると

石油、電気、化学、自動車等輸出型の業界は高く

農業、漁業、小売業、飲食業など内需型が低い

卸業は高く、小売業が低い

医療・介護は必須ですが最下位

必然ですが

生産性の低い業種ほど人手不足です。

生産性の高い輸出型の業種でも

更に生産性を上げないと世界では戦えません。

一方国全体では

少子高齢化で労働者の人口も減少しています。

働き方改革で労働時間を減らします。

このままでは、現在の総生産(GDP)は維持できません。

「人口も減少するのでGDPで順位が落ちても良いじゃない。」

それはでいけません。

日本政府の借金は世界第一位

政府は

・女性にも働いでもらう

・高齢者にもより長く働いてもらう。

人手不足(生産性の低い業種)は助かります。

一方で

「働き方改革」で

一人当たりの労働時間を減らします。

余剰人員を抱えた会社で

思いっきり使われます。

今までの借金の返済

これから必要な高齢者の医療費、生活維持

到底、まかないきれません。

これからお話する「働き方改革」

いつもより頑張って早く作業をして

何%の時間が減らせるでしょうか。

道路を制限速度をオーバーして運転する事も出来ません。

皆さんが今まで以上に早く作業を済ませる程度では

ダメである事は、ご理解ください。

・売り上げ(GDP)は落とさず

・みんなが楽できる職場

「働き方改革」

簡単な問題ではないことは覚えておきましょう。

「えっ、そんな高齢者や国の借金まで

 背負う働き方は無理よ。」

そんな風にとらえると辛くなります。

もっと明るく前向きになりましょう。