ご苦労様でした。中級者レベルへ進級します。

その前に、初心者と中級者の違いを説明します。

その人が作ったエクセルファイルを拝見します。

・エクセルをワープロレベルで使っています。

・シート名に日付等の名前で増えていく構成

・ファイルが月ごと、年ごとに増える運用

 データのシートが準備されていません。

エクセルの特徴(ワードとは違う)にデータの集計、抽出、グラフ、分析等の機能があります。

 せっかくの機能を活かしていません。

・データが横方向に増えていく構成

 エクセルでは、縦方向のデータの集計しかできない機能が沢山あります。

 エクセルの機能を活かしていません。

 

その人のデスクトップ、フォルダを拝見して

・デスクトップにショートカットがいっぱい

 その人でないと、使い方がわからない。

・項目ごと以外にも年、月など名前のフォルダがある。

 その人でないと運用の方法がわかりません。

データは一つにまとめておかないと、パソコンではデータの集計などの機能が使えません。

 
その人の作業を拝見して
・パソコンで印刷された用紙を見ながら手入力している。
・手入力の作業において注意すべき事が沢山ある。
・手入力した内容を印刷して、チェックしている。
・今日の日付を手入力している。
・手書きの伝票類がある。電卓を使用して入力している。
・入力した内容を印刷して(或いは、PDF等の形式で)、後工程に渡している。
※印刷して郵送する。FAXするなど、運用レベル??です。
上級者は、データで貰って加工して後工程へ回します。
データの共有と云う面で初心者という事です。
この事は、キーボードの文字がこすれて薄くなっている人と
マウスのボタンがこすれて薄くなっている人の違いでもわかります。
 
 
言葉を変えると
初心者・・・パソコンに使われている側にいる人
中級者・・・パソコンを使う側(活かす側)にいる人
※パソコンの機能を知っている。エクセルの操作が早い、正確な人=
  使う側(活かす側)にいる人ではありません。
  「知っている」 と 「活かしている」 は違います。
中級者へ進級するという事は「パソコンを使う側(活かす側)」に移住する。

という事です。心構えの準備をしておいてください。

今の自分が、どのレベルにいるのか

心に手を当てて、「パソコンを活かしているか、どうか」考えてみると良いです。

 

上級者・・・(今後になりますが、機会があれば説明します。)
プロレベル
    ・・・(一般の事務の方がなる必要はありません。
       一緒に仕事が出来る、会話が出来れば十分です)
もう一つのプロ
レッスンプロ(人に教えるプロ)
   ・・・・職場に一人ぐらいは、いてほしいですね。
実は、「職場がITを活かしているか否か」は
教えてくれる人の存在の有無で決まります。
中級者レベルの方がいる職場は、これからも高いレベルが維持できますが
初心者レベルの方しかいない職場が進化するのは、かなり難しいです。

 

私の経験則では、中級者の比率が2~3割なら良い部署で

ひどい部署で、1割もいない、全くいない部署もあります。

それ以前に、手書きの伝票が未だに存在する部署もあります。

(一例ですが、宅配便の送り状など)

社歴2,3年になれば中級者レベルへ進級しましょう。

 

おまけ

エクセル、ワードなどのマイクロソフトのアプリケーションを Office と呼びます。

世界中の事務職の方が使用しています。

Office製品が世界の共通言語になっています。

コンピュータの世界では、英語が自動で通訳してくれます。

英語を勉強するより、Office製品を活かす事で世界とのつながりも持てるのです。