現在、京都市内各所で京都国際写真祭(KYOTOGRAPHIE)が開催中。
その国際写真祭関連イベントで、アーティストやキュレーター、
各会場主催の展覧会を集めた「KG+」という写真フェスティバルも
同時に開催されている。
一昨日(4/18)の午後、100箇所を超えるKG+会場のひとつ、
京都・寺町三条上ルのギャラリー「ヒルゲート」を覗いてきた。
それまでにも、作家としての存在を知ってはいたが、初めて
お会いした2年前の10月、同じ寺町通りのギャルリー宮脇での
個展を訪ねて知己を得た写真家・甲斐扶佐義氏。
その甲斐氏が、パリの路上で撮ってきた写真展「路上のパリ」が
KG+会場の一つとして披露されているのだ。
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この写真展について、ちょっぴり紹介しておく。
昨年(2023)の秋、甲斐氏がパリのマレ地区での個展のために
数年ぶりにフランス・パリを訪問。
約1箇月の間パリに逗留してエリック・アザンの「パリ大全」や
親しい友人達の案内でパリの街を闊歩。
彼が尊敬するブレッソン、ドアノー、ブラッサイたちの気配を
探りながら街歩きを堪能したという。
会場の「ギャラリー ヒルゲート」
展示風景(一部)
チラシ(表)
チラシ(裏)
今回の写真展は、甲斐氏がパリで撮ってきた最新刊の写真集
「パリちょっと見ただけ (Streets of Paris)」の発刊記念展。
もちろん、その新写真集をゲット!!
さらに、カミさんは三枚のポストカードをチョイス...。
実は、甲斐扶佐義氏は、オヤジの高校の同窓生で、しかも、
彼の兄はオヤジと同級生だったことも、2年前の初対面時に
判明してビックリ。 以来、個展などに伺っている。
因みに、写真展を訪ねた日(4/18)は甲斐氏の誕生日だった。
その甲斐氏のプロフィールを紹介させていただく。
甲斐 扶佐義 (かい ふさよし)
1949年大分市生。11歳で写真開始。
1968年同志社大学政治学科入学、なぜか即除籍とか...。
1972年仲間と共に喫茶「ほんやら洞」開店。
1977年写真集「京都出町」出版。
1978年米国エバーグリーン州立大学(ワシントン州)で写真展。
以降数年間で約20回、鴨川べりで写っている人にタダで譲る
大規模な写真展を開催。
1985年、木屋町通にバー「八文字屋」開店。
2001年より連続的に欧米各地で招待個展開催。
写真集は40冊以上出版。
2015年「ほんやら洞」全焼でモノクロのネガ約200万コマ焼失。
2009年京都美術文化賞受賞。
2014年パリ・ボザール展ジャン・ラリヴィエール賞受賞
2023年京都府文化賞功労賞受賞。
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◆京都国際写真祭(KYOTOGRAPHIE)
会期: 2024.4.13(Sat.)~5.12(Sun.)
※写真祭の詳細は下記リンクより。
ホームページ | ttps://www.kyotographie.jp |
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