初日は全員が Session 2 でベストラップを記録。
トップタイムはS.ブエミ(#9)の 1'30.143。初日の結果とはいえ、まだルノーにアドバンテージがあるように感じる。Jaguar がきちんと周回を重ねられているようで安心した。
二日目は29秒台に突入。そんな中、ルノーのパワートレインを使用している Techeetah のJ-E.ベルニュが 1'29.634 でFEのレコードタイムを更新。Mahindra のF.ローゼンクビストが僅差の2番手につけた。
最終日は ABT Schaeffer のD.アプトが一番時計を記録。7番手 Andretti のA.F.ダ・コスタは53周(約212km)を走破。
2016-2017 FIA Formula E プレシーズンテスト(前半) 総合結果 英国・ドニントンパーク(4.003km)
三味線を弾いていることを考慮せず、ベストタイムだけで現在の勢力図を表すとこんな感じだろうか。
e.dams > Mahindra > Techeetah, ABT > DS Virgin, Dragon > Venturi > Andretti > Jaguar >> NEXTEV
新規参戦のジャガーは仕方ないとしてもネクストEVは今年もダメそう。ピケJr.の表情が明るくなる日は当分先になる予感。
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「テスト後半は来月上旬」
次回のプレシーズンテストは、2016年9月5日(月)〜7日(水)に行われる。
「D.ストーンマンがFEテストへ」
今季のインディライツで2勝をあげたディーン・ストーンマンがNEXT EVからテストに参加。3日目にステアリングを握った。
「ベンチュリとZFが提携」
ドイツの部品メーカーZFがベンチュリと技術提携を結んだ。3シーズン目の今季はSACHSダンパーを提供。来季はトランスミッションの改良を手掛け、5シーズン目には独自開発のパワートレインの搭載を予定している。
「マヒンドラ、公募カラーを採用」
デザインコンペを開きカラーリング案を広く募った Mahindra Racing。ファイナリストに残った14作品の中からスペインの Adria Haro Jorba 氏の作品が選ばれ、修正を加えられた後ドニントンパークでお披露目された。
↓ファイナリスト一覧
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「シーズン5以降もスパークのワンメイク」
2014年のカテゴリー発足以降、全車両の製造を担当しているスパーク・レーシング・テクノロジー(SRT)が5シーズン(2018-2019)以降のシャシーについても設計・製造を担当する、とmotorsport.comが報じた。――ダラーラの持つノウハウや技術が評価されての採用なのか、それとも出来レースだったのだろうか。
さてさて、ジャガーの残り1席を獲得するのは、A.リン、M.エヴァンス、H.ティンクネル、誰になるのでしょうか。来月のお楽しみですね。