【はじめに】
Super Poleに進出しグリッド3列目までを独占した 
AMG GT3 に重いペナルティが課さられた。AMGの6台はECUを操作し点火タイミングをホモロゲーションの規定する数値から外した、とみなされた。これがBGTSスポーティングレギュレーション第47条「スポーツマンシップに反すること」に該当するとして Super Pole のタイムを抹消。さらにレース開始30分以内かつグリーンの下で5分間の Stop & Go Penalty を受けなくてはならなくなった。このペナルティによりPPは
#28 WRT R8のものとなった。
【2016 Blancpain GT Series Endurance Cup Round.4 Total 24 Hours of Spa 決勝暫定結果】
上位車のみ記載。（全65台）
気温：21.8℃｜路面：27.2℃｜曇り／ドライ｜Start
気温：16.1℃｜路面：16.8℃｜曇り／ドライ｜16H
気温：17.2℃｜路面：19.8℃｜小雨／ダンプ｜19H
気温：16.9℃｜路面：17.4℃｜曇り／ウェット｜20H
気温：18.7℃｜路面：21.5℃｜曇り／ダンプ｜21H
気温：℃｜路面：℃｜晴れ／ドライ｜22H
【決勝】
序盤はクラッシュした車両の回収とガードレールの補修のために1時間以上のFCYとSCランにより順位がシャッフルされた。ここから抜けだしたのが
ROWE M6(#99)でレースを引っ張っていく。中盤になるとこれに
M-Sport Bentley(#8)が絡みはじめ、やがて2台の一騎打ちとなった。両者の争いは終盤まで続いたが22時間半を過ぎたところで M-sport がパンクに見まわれ万事休す。
そのままトップ2は決まりかと思われたが、最終盤に「スパウェザー(スコール)」が訪れ上位陣に大シャッフルを引き起こす。ROWEの首位は安泰だったものの、2位のM-Sportは4位に。ペナルティの消化後、最後尾から3位まで這い上がってきていたHTP AMG(#86)は5位に。同じくAMGのAKKA-ASP(#88)は4位から2位に。5位のWRT R8(#28)が3位になった。地上での出来事を知ってか知らでかラスト10分の空は憎たらしいほど青かった。
Pro/Amクラスは
IMSA Performance 911(#76)が独走V。AMクラスの
Kessel 488(#888)も2位をラップダウンにして優勝した。
序盤のシャッフルにより Jaguar G3 が総合トップに立つ場面も。中～終盤3位を走っていたPhoenix R8(#6)はバーストしたタイヤがオイルラインをカットしたことでマシンが炎上。幸いクリス・ミークは無事だった。
ROWE(#99)と一騎打ちを演じていたM-Sport(#8)はFCYのタイミングに恵まれなかったのと度重なるペナルティ(自滅)で優勝を逃したばかりか最後のスコールで表彰台をも逃した。AKKA-ASP(#88)は件のペナルティを克服しての2位表彰台。他所の脱落も要因とはいえ驚きの結果となった。
Memo (Time)
Grid 28-16-8-50-2-98
03 AMGs(88, 86, 84, 00) 5mins stop & go penalty
04 M.ｾﾞｰﾌﾘｰﾄ(333)がスタック。FCY*1
12 Green. 首位R.ラスト(#28)が出遅れ2位M.ﾍﾞﾙﾄﾛｯﾃｨ(16)と3位A.ﾋﾟｴｰﾙ･ｸﾞｲﾃﾞｨ(50)に抜かれる。
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1h09 2stint~ 16-2-28-50-8
31 FCY*2 pit-laneから出てきたK.エストレ(77)が石川(53)の右リアにヒット。両者crash.
フィジケラのSpa24は乗らずに終わる。
38 SC*1
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2h45 Green.
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3h04 降雨。
11 J.ヒルシ(114)がトップ。背後にV.アブリル(#7).
15 雨が上がる。
23-25 (7)box 翌周(114)box. new leader N.ミューラー(28).
40 (28)box. 首位N.ｷｬｯﾂﾊﾞｰｸﾞ(98)背後にC.レドガー(58).
49 P2レドガーがP1ｷｬｯﾂﾊﾞｰｸﾞをパス。
51 (58-98)同時box. 58前。new leader J.アダム(44).
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4h (44)box. new leader M.マルタン(99)
Zzz...
5h10 FCY*4 (15)crash.
15 SC*2
34 Green.
39 #114-#28 接触。#28軽症、#114重症。
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11h52 FCY*7 (41)がオイル散布@Bas stop.
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12h06 首位W.ライプ(8)ブレーキ交換。
20 Green.
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13h15 P1ライプ(8)box. オーバーランでタイムロス。
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15h26 S.ケイン(7)入院。P1(8)box.
15h27 FCY*9 (55)crash. 99-6-50-88-28 box. (8)ツイてない。
44 P2スーレ(8)DTP stint over time.(2度め) 2位は守るが1秒だったP1(99)との差が1分に広がる。
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18h08 P1マルタン(99)とP2ソウセック(8)の差が10秒を切る。
09 降雨。小雨。
22 S3雨量多し。
24 P3 C.ミース(6)box. slick→wet.
26 P4 R.ラスト(28)もwet.
30 (99→8) 4.749 まだスリック
38 P2 A.ソウセック(8)box. slick→slick.
42 雨が止みwetに変えた車のペースが落ちる。
47 P1マルタン(99)box.→シムス。
49 (8)ｱﾝﾀﾞｰｶｯﾄ成功。(99)の前に出る。
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19h06 降雨。雨量多し。
09 P3 C.ミース(6)炎上。FCY*10
12 P1ソウセック(8)box →wet.
17 P2シムス(99)入院。ブレーキ交換。
22 Green.
28 P1ソウセック(8)→P2シムス(99) 52sec.
41 (8→99) 23sec.
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20h20 雨がやみラインが乾き始める。
25 P1シムス(99)box wet→slick.
46 FCY*13 高星(23)stop. P2(99)box.
51 Green. P1スーレ(8)box wet→slick. (8)またもツイてない。
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21h P3ｳﾞｧﾝﾄｰﾙ(28)がTop2と同一ラップに。
02 P1マルタン(99)→P2スーレ(8) 40sec.
23 FCY*14 デブリ回収。AM-P1(51)RRパンク。
30 Green. (99→8) 21sec.
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22h 晴れ／ドライ
31 P2ソウセック(8)予定外box. RRパンク。勝負権がなくなった。
40 P3ミューラー(28)box →ラスト。splashが必要。P3→P5.
56 P1マルタン(99)last box →シムス。首位で復帰。
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23h02 P3ゴッツ(86)last box. P3で復帰。(28)どこいった？
06 P2ソウセック(8)last box.
16 P2ソウセック(8)DTP提示。P3ゴッツ(86)とは59秒差。
20 空が暗い。雨が来そう。
21 (8)DTP.消化。P2は守った。
23 降雨。
32 P1(99) P2(8) slick→wet. 土砂降り。
33 FCY*16 Bas-stopで多重クラッシュ発生。
34 P3-P5 (86-88-28)box.
45 Green. 99-88-86-28-8 (8)大損を被る。
55 土砂降りが嘘だったかのような晴天に。
58 P3ゴッツ(86)DTP ｱﾝｾｰﾌﾘﾘｰｽ。P3→P5.
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Winner #99 ROWE BMW M6 GT3
マキシム・マルタン / 
フィリップ・エング / 
アレクサンダー・シムス
(8)と(86)が最後のピットで滞在時間を守っていたようだったがあれは不要だったのかもしれない。(8)の順位は変わらなかったかもしれないが、(86)はアンセーフリリースをすることもなくP2~3(少なくとも#88の前で)復帰できたはずである。レギュレーションの読み間違えかな