【ケガニ】
毛蟹。体中に毛が生えている見た目から。オオクリガニ(大栗蟹)とも。
ズワイガニ、タラバガニと共に三大蟹と呼ばれる食用蟹で北海道を代表する食材とも言える。
【红毛蟹(hóngmáoxiè)】
中国で「毛蟹」というとチュウゴクモクズガニ(Eriocheir sinensis)を指す。
また学術的には「伊氏毛甲蟹(yīshìmáojiǎxiè)」とも呼ばれるが、この「伊氏」がどこから来ているのか疑問。
学名「isenbeckii」からかもしれないが、これは「アイセンベッキ」のような感じに発音するので「伊」じゃないし、本種の学名の名付け親は19世紀のドイツ人動物学者ヨハン・フリードリヒ・フォン・ブラント(Johann Friedrich von Brandt)でやっぱり「伊氏」ではない。
中国では誰が名付けているのか気になるところだ。
【Horsehair crab/Erimacrus isenbeckii】
【メモ】
ここしばらく正月は毎年食べているような気がする。
本種を捌く際に棘で手の皮が細かく剥けるのはケガニあるある。
そしてできれば生きている画像が使いたいのだが、やはりフリー素材は食用しかない^^;