【ハマナス】
バラ科の植物で主に海岸の砂地に自生している。
北海道で多く見かけられ、都道府県の花として指定されている他、石狩市などで市町村の花にも指定されている。
果実が梨に似ていることから浜+梨=ハマナシ⇒ハマナスに訛ったという説。
【玫瑰(méigui)】
玫瑰は本来バラ科の落葉低木「マイカイ」を指しており、古くは紀元前戦国時代の文献にも見られる。
その後同じバラ科で低木という共通点からハマナスを「玫瑰」と呼ぶようになったのであろう。
そして我々が普段目にしているバラの花(蔷薇花/qiángwēihuā)をマイカイと混同して「玫瑰花méiguihuā」と呼んでいるのが現状。
混同した理由としては英語ではこれらは全て「rose」で括られているからという説。
【Japanese rose/Rosa rugosa】
Japaneseとあるが日本以外にも生息する。
ハマナスと上記マイカイは同じ学名なので同種とみてもいいのだろうが、砂浜に自生する本種と花や実を食用・薬用として栽培されたマイカイは亜種のような関係ではないかというのがブログ主の見解。
【メモ】
結論:普段ローズティー、ローズヒップとか言って普段皆が口にしているものは「rose」とは言うけど、実際には皆のよく知っている観賞用のバラではなく、ハマナス(マイカイ)なんだよ。
だからプレゼントに送るのは「玫瑰花」じゃなくて「蔷薇花」だよ。
松阪牛は「まつさかうし」が正しいのにみんな「まつざかぎゅう」と言っているのと同じようなものか。