去年10月のこと。
別件の記事の最初にちょこっと書いたのですが、情報処理安全確保支援士試験に挑戦していました。
このときは不合格に終わりました。
そして今年4月。
2回目の挑戦。
その結果が、今日出ました。
想定以上の好成績でした。
ただ、この試験に合格するだけでは「情報処理安全確保支援士」と名乗ることはできません。
「登録」と「講習の受講」と「更新」が必要となりますが、前二者は非常に費用がかさむんです。
まず登録の時点で、
- 登録免許税:9000円
- 登録手数料:10700円
の計19700円と、申請書類の郵送料がかかります。
講習の話の前に更新の話をしますと、3年単位での更新が必要となります。
更新にかかる手数料は無料です。
さらに、講習については
- 年1回のオンライン講習
- 更新のたびに1回(初回登録or更新から3年以内(厳密には、次回更新の申請まで)に1回)の実践講習または特定講習
の受講が義務づけられます。
- オンライン講習は安くても2万円/回
- 実践講習は安くても8万円/回
- 特定講習は安くても5.5万円/回
(↓が最安値)
の費用がかかります。
つまり、最安でも
- 最初の3年間:134700円+申請書類の郵送料
- 登録費用:19700円+申請書類の郵送料
- オンライン講習:60000円(20000円×3回)
- 特定講習:55000円
- 以降の3年間:115000円
- オンライン講習:60000円(20000円×3回)
- 特定講習:55000円
かかると言うことになります。
プリキュアの映画のムビチケ(一般1500円)で換算すると、最初の3年間は約90回分、以降の3年間は約77回分となります。
「夢みるお子さまランチ」の総観賞回数が72回であることを考えると相当な負担となります。
自社にはすでに情報処理安全確保支援士がおりますので、口が裂けても会社に「お金出して」とは言えません。
なので「情報処理安全確保支援士試験には合格したけど情報処理安全確保支援士ではない」という、ある意味中途半端な形となります(こうなることは会社側了承済)。
さて、当方では情報処理技術者試験と情報処理安全確保支援士試験(基本同日実施)を何度か受けてきました。
時期 | 区分 | 合否 |
---|---|---|
2016年秋 | FE | ○ |
2019年秋 | AP | ○ |
2020年春 | DB | 中止 |
2020年10月 | DB | × |
2021年春 | NW | ○ |
2021年秋 | DB | ○ |
2022年秋 | SC | × |
2023年春 | SC | ○ |
注)2020年春は新型コロナウイルス感染拡大を受け中止。2020年春に実施予定だった試験区分を2020年秋試験の時期に「2020年10月試験」として実施。2021年からは、年1回実施の試験区分(DB、NW、ST、SA、PM、ES、SM、AU)の実施時期を、春と秋で入れ替えている。
注)試験区分については下記ページを参照
これまでにFE、AP、DB、NW、SCに合格したことになります。
情報処理技術者試験では、DB、NWの他ST、SA、PM、ES、SM、AUの計8区分を「高度試験」と通称しています。
この高度試験のうち、DBとNW以外(ESは2023年秋から)の6区分では、4部構成の試験のうち最後の部が「論述式」つまり「自身の経験や考えを元に、小論文を手書きする」という問題になっています。
この論述式がネックで、
- 残り6区分にかかる実務経験が皆無
→経験に基づいて書くことができない - 手書きが大の苦手
→書いたところで採点者が読めなくて減点を食らう可能性が高い