その1037。偶然にも「信任状奉呈式」の場車列に出会った

東京駅の丸の内南口から中央口へ移動しようと思ったら、ロープが張られていて簡単移動できませんでした。

どうしてだろうか、と思っていたその時でした。

高貴な雰囲気の隊列が、こちらへ向かってきたのです。

これは「信任状奉呈式」の際に、新任大使が東京駅と皇居の間を往復するための馬列。

信任状奉呈式とは、新たな大使が駐在することとなった際に、駐在先の国家元首に、所属国の国家元首からの信任状を渡す儀式のこと（通例、所属国からの前任者を解任する旨の書面も受け渡す）。

日本では、皇居においてこれが行われ、新任大使からの信任状は天皇陛下が受け取ることとなっています。

その際に、東京駅と皇居の間の往復の交通手段について、自動車と馬車から選ぶことができるのですが、大抵馬車を選ぶとのこと。

今回は、ヨルダン大使の信任状奉呈式だったようです。

（外務省ホームページに、「駐日ヨルダン大使は信任状を捧呈しました」と記載がありました）

時間からして帰りだったのではと思います。

任務を終え皇居へと戻る馬たち。

最後に、東京駅の丸の内口から出てすぐの大きなスペースについているこの看板。

撮影した画像から切り抜いたので荒いのですが、「信任状奉呈式関係車両」と書いてあるのはここぐらいではないでしょうか。