その32。「書き順」が違うという声について。 | 北海道のアンジュルムファンのブログ

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2014年12月22日、改名に伴い「北海道のスマイレージファン」から「北海道のアンジュルムファン」に変更しました。

かなり前になりますが、BPOに漢字の「書き順」に対する意見が寄せられていました。
視聴者の意見/BPO

要約すると、「(クイズ番組で)書き順が違っても(番組上で)正解と判断されてしまうのはおかしい」と言うものです。

これについて、私は少し抗議をしたいと思います。

まず、皆さんの手元に小学校の国語の教科書があれば、それの漢字一覧表みたいなところを開いてみてください。
私の時代のころはこうだったのですが、書き順が示してあると思います。しかし、そこに記載されているのはあくまでも「代表的な書き順」であり、丁寧に「なお、書き順は辞書によって異なる場合がある」と注記もあります。

さて、ここで「書き順は辞書によって異なる場合がある」ということについて。
たとえば、Aというテレビ番組はBという辞書を使って書き順の判定をしています。
一方で、Cというテレビ番組はDという辞書を使って判定をしています。
偶然、AとCで同じ漢字を書かせる問題が出たとしましょう。
AはBの辞書で、CはDの辞書で判定するわけですが、BとDで、この漢字の書き順が違うということになったらどうなるでしょう。
両方の番組で回答をした人にとっては、「何でこの書き順が不正解になるんだ!」と猛抗議をするでしょう。

・・・まとめると、「まずは書き順を統一しなさい!」ということです。

さて、書き順を統一したところで、もう1つ問題があります。
クイズ番組の正誤判定システムで、書き順の判定はできるのでしょうか?
現状を見ていると、どうやら「完成形」だけを見ているような気がします。
ただ、書き順を見るとなると、「途中経過」も見なければならないと思います。
その途中経過を見られるほど、技術はあるのでしょうか?

・・・以上まとめると、「まずは書き順の統一。そして技術進歩」といったところで、この要望には応えにくいということを書いておきましょう。