女性蔑視でも偏見でも何でもないが、女性が子供を欲しくないと思うようになった社会は、崩壊への道を歩むのは確かなことだ。

 いろいろな調査でその原因がいわれているが、ざっくりまとめれば、「煩わされることなく、頑張ることなく、自由気ままに好き勝手に生きたい」というのが本音のようだし、昔からいわれている豊かな社会の弊害としかいえない。

 そしてその考えは、自分たちの老後は自分たちで何とかするということを宣言したに他ならない。

 昔から、親は働いてその子をもうけ育てかつその親の老後の面倒を見、子は働いてその子をもうけ育てかつその親の老後の面倒を見るという、その繰り返しで人間社会は回ってきたのだし、人間社会の摂理だといえるだろう。

 子をもうけず育てずということになれば、人間社会は回らなくなる。

 当然、自分たちの老後の面倒を見てくれる子はいないのだから、「定年or引退年齢=死」という社会が待っているだけなのだ。

 金がいくらあったって、人がいないのだからどうしようもない。

 そしたら海外に移住すれば、海外からの移住者を受け入れればなんて、そんな簡単な話ではない。

 貴方達が定年or引退の頃には、極端なマイナス経済成長で極端な円安と極端なインフレになっていて、資産のことごとくが価値“0”なんてことになっているのだし、とんでもない財力でもなければ面倒を見てくれる人など皆無な乗っ取られ社会になっているのだから、きっと野良犬に食われず、姥捨て山にでも捨てられればまだいい方なのかもしれない。

 それでいいのだと思うのなら、子供を欲しくないといっていればいい。

 これは、気が付いた時にはもう取り返しがつかないことだけどね。

 

*ひょっとして、より恐ろしい社会は、子供をもうける女性たちに寄生する(ある面奴隷)社会が生まれることかもしれない。

*真面に子供をもうけ育てることができる年齢は、20歳~40歳くらいの20年間しかないのだろう。