知床には、ソーラパネルや風車や携帯電話の基地などを持ち込んではダメだ。

 それによってもたらされる自然環境破壊には、それらの建設の他に未来永劫メンテナンスや補修・更新などが続くことや、基地ができることで携帯電話を持っている一般人が大量に入り込むことによってもたらされるものがある。

 それを誰も止めることはできないことは、誰が考えたって当然のことだ。

 それよりも、事業者に補助をしてでも、衛星電話を設備させることの方が、コスト的にも、将来の技術の進歩への適応上も、知床という自然環境保護上も、さらには地上側に侵入して起こる事故防止上もいいに決まっている。

 それが、東日本大震災で得た貴重な経験だったのではないのか。

 そんなことが鈴木知事が分からないことないだろうに、釧路湿原の大規模ソーラー発電所建設のことも自分の失敗だと思っていないということなのだろうか。

 こんなことすらも決断できずに問題を解決できない知事に、北海道の未来を預けていいのだろうか?

 残り3年のうちに、どんな悪いことをするのか心配になっているのは自分だけだろうか。