イランのイラン国内からのミサイル・ドローン攻撃では、イラク、ヨルダン、シリア、ひょっとしてサウジアラビアの領空侵犯もあったのだろう。

 ヨルダンは自衛上イランのミサイル・ドローンを撃墜したらしいが、イラク、シリア、ひょっとしてサウジアラビアは、領空侵犯を黙認したということなのだろうか。

 ということは、ハマスやヒズボラなどを支援しているのはイランだけだと思っていたが、イラクもシリアも、ひょっとしてサウジアラビアもイランの仲間、ハマスやヒズボラを何らかの形で支援する国家ということなのだろうか。

 いよいよもって、宗教戦争が色濃くなってきた。

 ひょっとしてイスラム世界は、対キリスト教・ユダヤ教が激しい中東イスラムと、そうでないイスラムに二分されるのかもしれない。

 ロシアのウクライナ侵略という帝国主義と民主主義の戦いに宗教戦争が加われば世界はどうなるのか、終わりは見えない。

 直接戦争に参加しようが武器を供与しようが、核を使用しない限りにおいては、長期に渡る武器と兵隊をつぶし合う消耗合戦で、武器の生産能力も加味したランチェスターの法則を使いこなした方が、勝利を収めるということになるのだろうか。

 ということになれば、何れ日本は、少なくとも何らかの戦略に基づき武器生産と供与をしなければ、立場、存在価値を失うことになるのだろう。

 そして、このような思想戦争と宗教戦争とが絡み合った状況を打破するには、やっぱり国連安保理で拒否権を持ち且つ核保有国の中国が方向転換をして、仲介役をやらなければならないのかもしれない。