最後の何分間しか見ていないが、米国では毎日100人以上の銃器による死亡者がでていて、それを止めるために「撃てない銃」の開発を進めている日本人エンジニアの話らしかったが、どこかのえらそうなMITの日本人副所長(?)だかの話が引っかかった。

 戦争という大規模な銃を使った殺人をやっていながら、ちっぽけな社会での銃による殺人を減らそうとは、問題解決のやり方が間違っていると批判していながら、何の解決のヒントも、何の救いの手も差し伸べなかったのだ。

 日本人エンジニアは随分と落ち込んでいたが、自分から見れば何も分かっていないくせに偉ぶっている、非人間的なとんでもない輩だと思った。

 米国人の独立戦争以降の軍事衝突での死亡者数よりも、ケネディ暗殺以降の銃器による死亡者数の方が多いというのは有名な話だし、米国内には人口とほぼ同じ数の銃器が存在し、毎年4万人を超える銃器による死亡者が出ているのにもかかわらずだ。

 戦争やっているんだから、国内であっても銃器で死ぬ人間がいて当然みたいな、お前のやっていることは無駄だというようないい草の日本人のMITだかの副所長には、自分でさえ憤りを感じざるを得なかった。

 米国では、日本人の恥だと思えるような、こんな権威主義的人間でなければ、のし上がれないということなのだろうか。

 いやそういう人間だから、のし上がったのだろう。

 まあトランプが、次期大統領選挙に出てくるような国だからね。