本当におかしいよね。

 今の人たちは、自分の思っていることが世界だとでも思っているのだろうか。

 調査・分析・研究などすることもなく、自分勝手に、あたかも真実のように宣うのだ。

 歴史的結果から見れば、歌が平和を呼ぶような話などあるはずがないという結果に落ち着く。

 今はアーティストだという人間で溢れ、いい歌から糞みたいな歌までネットに溢れていて、昔に比べればいろいろな歌を自由に聞ける情報過多の時代なのだから、昔に比べれば格段に平和になっている???

 どこが???

 世界を見ても、日本の周りを見ても、日本社会を見ても、個々人の周りを見ても、昔よりも歌によって平和になったなどといえるものが転がっているのだろうか。

 平和っていうのは、究極の問題解決によってもたらされるものでしょう。

 そう思いますよ。

 ひょっとして、歌って偽善ですか?

 そうでないなら、口は慎むべきでしょうね。

 今朝のNHKTVで、労働時間が長いと少子化になるなんて馬鹿な統計を振り回した放送がされていた。

 どういう魂胆か知らないが、少子化などに全く問題のなかった団塊世代以前の人々を否定しているではないか。

 知識もなく統計も真面に使えないとは馬鹿としかいいようがないし、そんなものを流すNHKも同類になり下がったということなのだろうか。

 今の日本って、こんなものなのだろうかと思うと、悲しくなるね。

 少子高齢化は、豊かな社会の到来で既に警鐘が流されていたのに、蟻のように勤勉・勤労に励まず、キリギリスのように好き勝手に飽食と遊戯に明け暮れた、団塊世代の後以降の新人類・バブル世代以降の世代が自ら招いた結果ではないのか。

 何故に少子高齢化になったのか、特に生産年齢世代(15歳~64歳)は真面目に考えなければ、日本の未来はさらに厳しくなるだろう。

 

*今の人たちは寂しいよね。何でも金、金、金…。「愛は勝つ」なんて歌があったけどね。

*最近は多いんだよね。この手の団塊世代以上を馬鹿にした話。

 昨今は、何でも彼でも「貧すれば鈍する」、金をかければ解決するような風潮がまかり通っている。

 本当にそうだろうか。

 そうであるなら、自分たち以前の極貧世代は、皆馬鹿ということになってしまう。

 その馬鹿が、日本をQCD(品質・コスト・納期(工期))&軽薄短小世界一の技術立国&世界第二位の経済大国にのし上げたのは、間違いのない事実だ。

 自分たち以前の極貧に比べれば天国を謳歌している高学歴だという次世代以降の人たちが、国際競争力を低下せしめ、技術立国も経済大国も放り投げてしまったのはどういうことなのだろうか。

 きっと自分たち以前の世代のように、本当に窮していないから解決策を見いだせず、即ち窮すれば通ずに至らず、ただただどこかの避難民のように(国に)もっとよこせと喚いているだけなのだろう。

 現状は失われた30年といわれているのだから、窮すれば通ずの状態になるには、きっと相当な意識改革と真面な教育が必要なのだろうから、少なくとも失われた分の30年はかかるということになるのだろう。

 その頃には、日本はどうなっているのだろうか。

 今35位まで落ちた国際競争力は70位まで、国民一人当たりGDP(32位)やビジネス効率性(51位)なども100位くらいまでは落ち込み、ドルは固定相場制時代の1ドル360円に限りなく近づいていることだろう。

 そこでは、食の自給率などが大きく改善されているだろうが、それは買えないから必然的に輸入できないという結果でしかない、極貧時代に陥っていることだろう。

 そんな日本をどうするかは、はっきりいって生産年齢世代の責任であることは間違いない。

 今の日本では、「貧すれば鈍する」なんて馬鹿をいっている余裕はないのだ。

 今の日本に必要なのは、「窮すれば通ず」に至る意識改革と真面な教育なのだ。

 それが行われない限り、日本の凋落は留まることを知らないであろう。

 

*国民一人当たりGDP100位付近の国々:92位タイ、95位ジャマイカ、100位リビア、102位南アフリカ、106位イラク、109位モンゴル