ホテルのロビーの一角の水彩画の花に見入ってしまいました。
今回のクライアントさんは、以前ブログでも紹介した、札幌医大の「ステミラック注」による治療を受けるために、札幌医大病院に転院します。
まだ若い彼のために、ご両親は「できるだけの事をしたい。」とおっしゃっていました。
ただ、今回彼が入院することができたのは、多くの幸運が重なっていました。
まず時期的な問題で、ステミラック注が承認を受けたのは去年の12月で、NHKスペシャルで紹介されたのが今年の5月、以降沢山の問い合わせが全国から届いていたそうですが、まだ受け入れ体制が整っていなくて、準備中を理由に沢山の患者さんがお断りされていました。
札医大は当初から、5月下旬からの受け入れを表明していて、しかも受傷後二週間以内に転院できることが条件でした。
不幸にも事故に遭ってしまったけれど、タイミング的にはドンピシャだったこと。
あと、飛行機の座席が取れず、寝たきりのストレッチャーだと移送そのものが無理だったのが、彼は4時間くらいの座位保持が可能だったこと。
たとえ30分間だけでも座位保持ができれば、離着陸の際だけ座位保持して、あとは3〜4席確保できれば、水平飛行時は横になることも可能です。
そんなこんなで、若いせいもあり、座位保持できる機能と体力があったこと。
そしてなによりも、他に生命維持に関わる大きな内蔵などの損傷がなかった事。
そのどれか一つが欠けても、この転院は実現しませんでした。
向こうには「ファイターズジェット」❣️