オスカー・ピアストリ 4位「ダブルスタックが正解だった。少しフラストレーションを感じる」 | 北海熊の独り言

オスカー・ピアストリ 4位「ダブルスタックが正解だった。少しフラストレーションを感じる」

2024年F1イギリスGP決勝で、マクラーレンのオスカー・ピアストリは4位を獲得した。

 

 3番グリッドのノリスは、スタート直後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に抜かれて4番手となったが、フェルスタッペンのペースが落ちたことから、ピアストリとともに彼をオーバーテイクすることに成功した。路面が濡れ始めたファーストスティント終盤、ノリスとピアストリは、メルセデス勢を抜いてトップ2に。その後、ピアストリがノリスに迫る展開になったところで、インターミディエイトへの交換時期となり、チームは27周目にノリスをピットインさせ、すぐ後ろを走っていたピアストリのタイヤ交換は翌周に行った。同じタイミングでメルセデスは、僅差で走っていたルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルを同時にピットに入れ、ラッセルを待たせる形を取った。

 

 1回目のピットストップの後、ピアストリはライバルたちよりタイヤ交換のタイミングが遅れたことで6番手まで後退した。

 

 マクラーレンは、ドライタイヤに交換する2回目のピットストップについては、ピアストリを、ハミルトンやフェルスタッペンと同じタイミングの38周目に呼び、4番手で送り出した。

 

「今日はチームで大量にポイントを獲得することができた。一方で、チャンスを逃したことも確かだから、少しフラストレーションを感じずにいられない」

 

「ダブルスタックで2台を同時に入れるか、1台をステイアウトさせるかという決断を下すのは本当に難しい。残念ながら僕たちは間違った方を選んだ。これから状況を見直して、そこから何を学べるかを見ていく」

 

「それ以外については良い決断をしたし、トップで走るペースがあるのを確認できたことも励みになる。1週休んで、リセットし、次のダブルヘッダーに備えよう」

 

「(レース後にメディアに対して語り)あの決断は、モーターレーシングにおいて下されるなかで最も難しいものだったと思う。雨が降り始めるなかで、2台が0.5秒差で走っていた。これ以上難しい状況はない」

 

「ピット入口を通りすぎた瞬間に、判断を間違ったことが分かった。終盤のコーナーは本当に厳しかった。それまでは本当に難しい状態だったのはコースの半分だったけれど、僕がステイアウトした周に、コース全体が難しくなったんだ」

 

「ダブルスタックの方が良かったと思うが、後からなら何とでも言える」