北海熊の独り言

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レクサスLC500が栃木県警のパトカーに採用!寄贈したのは栃木県民

なんと栃木県警にレクサスLC500クーペがパトカーとして導入されることに。

これは栃木県民そして会社役員の中村和男さんから寄贈されたものだそうで、交通機動隊に配備されたうえ、今後は交通取り締まりや交通安全イベント等に活用される、とのこと。

 

画像を見るとパトカーの「白黒」カラーリングをうまく(レクサスLCの)ボディラインやデザインにあわせて塗り分けており、フロントだとヘッドライトの形状に合わせてデザインしているところがなかなかにナイス。

 

◼️栃木県警は納車式を実施

 

そして今回、栃木県警が納車式(寄贈式)を行う様子が公開されていますが、なんとも格調高い雰囲気。

 

名付けて「レクサスLCパトカー」というようですね。

中村和男さんから福田富一栃木県知事へキーが進呈。

 

中村さん夢をありがとう!

 

レクサスというとレクサスディーラーでの豪華な納車式が特徴ではありますが、今回の寄贈式はレクサスディーラーではなく栃木県庁前にて。

なお価格は1740万円、とのこと。

レクサスLC500はレクサスが誇るスポーツクーペで、搭載されるエンジンは今となっては希少な自然吸気V8エンジンを搭載します。

 

排気量は5リッター、出力は477PSを誇り、つい最近も「世界で最も美しいコンバーチブル」と言われるオープンモデルが発表されたばかり。

◼️中村さんは以前にもGT-R NISMOをパトカーとして寄贈している

 

そして驚くのは、この中村和男さんは、まだ記憶に新しい日産R35 GT-Rニスモを栃木県警にパトカーとして寄贈したその人。

 

「スゴいな・・・」としかいいようがありませんが、県警にこれだけのクルマを寄贈する人だけに、自身も素晴らしいカーコレクションをお持ちなのだろうと思います。

◼️ほかにはこんなパトカーも

 

そして栃木県警といえば「NSXのパトカー」が有名。

 

こちらはまだ現役で活躍しているといわれます。

そのほかフェアレディZを導入したことも報じられています。

神奈川県警はR32スカイラインGT-Rのほか・・・。

R33スカイラインGT-Rも保有。

埼玉県警にはR34スカイラインGT-R。

ちなみに警視庁はフェアレディZ NISMOを3台も所有。

なお、こういった「スパーカーやスポーツカーをパトカーに」という報道がなされると必ず出てくるのが「(寄贈であっても、維持費について)税金の無駄遣い」という意見ですが、こういったニュースが流れることで警察のイメージが向上したり、イベントにて出動させることで人々の(警察の活動に対する)関心を高めたり、子どもに(警察に対する)憧れを抱かせたりする効果があることを鑑みるに、ぼくは「まったく税金の無駄遣いではない」と考えています。

 

そして、こういったカッコいいパトカーを見て警察官になろうと思い、実際に優秀な警察官となり人々や地域に貢献している人もいるはずで、「税金うんぬん」という人には、目に見えるお金だけではなく、目に見えない効果についても考慮して欲しい、と思う今日この頃です。

 

 

 

 

三菱自動車「アイミーブ」生産終了へ 世界初の量産EV、競争激化

三菱自動車が、世界初の量産電気自動車(EV)として発売した「アイミーブ」の生産を2020年度にも打ち切ることが18日、分かった。09年に販売を始め、世界50カ国以上で展開してきたが、近年は競合製品に性能が劣り低迷していた。

 EV開発をめぐっては、三菱自に続き日産自動車が10年に「リーフ」を発売。その後も各社が相次いで参入し、性能や価格面の競争が激しくなっていた。アイミーブの累計販売台数は約2万3700台にとどまり、昨年度は219台まで低迷。開発費がかさむことなどから、一度も全面改良をせず生産終了となる。 

【WEC】小林可夢偉、レコード更新逃し”がっかり”も……ル・マン初制覇に向け好感触

トヨタの小林可夢偉は、2017年に自身が記録したル・マン24時間のコースレコードを更新できなかったことに少しがっかりしたと認めた。

 

 2020年のル・マン24時間レースは、初めて行なわれたハイパーポールでトップタイムを記録したトヨタ7号車がポールポジションを獲得した。アタックを担当した小林可夢偉は、2017年に自身が樹立したコースレコードを更新できなかったことにがっかりしたと認めた。

 

今回から導入されたハイパーポールは各クラス上位6台がアタックするため、従来の予選よりトラフィックが少なくクリアラップを取れる可能性が高い。そのため、3分14秒791というコースレコード更新の期待も高まっていた。

 

 小林はセッション中盤に3分15秒267をマークし、2番手のレベリオン1号車に0.555秒差をつけ、ポールポジションをほぼ手中に収めたが、さらなるタイムアップを目指してアタックを続けた。

 

 最後のアタックで第2セクターまでで0.6秒のタイムアップを見せた小林だったが、トラックリミット違反によりこのラップタイムが無効になると無線で知らされ、そのままピットに入って予選を終えた。

 

「正直に言うと、2度目の挑戦で記録を破ることができると感じていたので、少し残念です」

 

 そう小林は記者会見で語った。

 

「クルマは良さそうでしたし、ハイパーポールの方が路面のコンディションが良かったです。トラフィックの状況もハイパーポールの方が良いので、僕たちはパフォーマンスに集中していました」

 

「いつもはトラフィックの状況を考えて(アタックする)タイミングを探すんですが、今回はよりクルマのパフォーマンスに重点を置いていました」

 

「僕たちは正しい動きをしたと思いますが、残念ながらラップタイムが抹消されたので、ストップしなくてはいけませんでした。すでに0.7秒はタイムアップしていて、レコードを更新できていたはずなので、かなり残念です」

 

「ですがそれはそれです。チームは本当に素晴らしい仕事をしました。クルマにはかなり自信がありました。ハイパーポールはドライバーとして、トラフィック無しでサーキットを走れる絶好の機会です。僕としては素晴らしいフィーリングでした」

 

 昨年のル・マン24時間レースでは、トヨタ7号車は残り1時間までトップを快走しながら、タイヤにスローパンクチャーが発生。センサートラブルもあり大きくタイムロスし、総合優勝を僚友の8号車に譲る形となった。

 

 トヨタ7号車の小林、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスは、今年こそのル・マン制覇を目指しており、前戦スパ6時間レースで優勝した勢いが今週末の成功に繋がることを小林は期待している。

 

「昨年の出来事もあって、僕たちは間違いなく勝利に飢えています」

 

「僕たちはいつもここでは速かったですが、どういうわけかまだ勝ったことがありません」

 

「スパもそうでしたが、今年はなんとか勝てたので、違う結果になるかもしれません。最善を尽くします。ル・マンは常に特別です。最高のクルマを持っていたとしても、勝てないことがあります」

 

「それが24時間のストーリーです。しかし常にプッシュし、ベストを尽くすことが重要です」

 

 

【SF】DOCOMO TEAM DANDELION RACINGとコラボしたマスク。数量限定販売

9月18日、株式会社NMTJapanは、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するDOCOMO TEAM DANDELION RACINGとコラボレーションした、『FENICE(フェニチェ)スタイルマスク・BLACK Edition 3枚セット』を数量限定で販売すると発表した。

『FENICEスタイルマスク』は抗菌防臭加工を施したSEK認証素材『エアロシルバー』や、スパンテックス素材『クレオラ』を使用し、製造した無縫製のマスク。

 

 黄色ブドウ球菌、肺炎菌、大腸菌、MRSEなどに対する抗菌性と、消臭効果を備えつつ、紫外線UV-A・UV-Bを遮断。糸の断面は4つの毛細管で形成されていることから、吸水性、速乾性、通気性にも優れ、スポーツマスクとしても使用できる仕様だ。

 

 100回以上洗っても機能が落ちず、繰り返し利用も可能、過酷な現場が求める機能を持つタフなマスクであることため、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGのドライバー、エンジニア、メカニックも『FENICEスタイルマスク』を使用している。

 

 そんななか、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGと『FENICEスタイルマスク』のコラボレーションモデルが、『FENICE スタイルマスク・BLACK Edition 3枚セット』として数量限定で販売されることとなった。

 

 セット内容は、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGのロゴが入った『ダンディライアン スタイルマスク』と、『スタイルマスク』、『スタイルマスクライト』の3枚。カラーはブラックのみで、サイズはLサイズのみだ。

 

 価格は税込4,580円、送料は無料。販売はECサイトFENICE.style(https://fenice.style/)で行われている。

 

 商品詳細は下記のとおりだ。

 

◼️DANDELION FENICE スタイルマスク・BLACK Edition 3枚セット
サイズ:L(男性向け)
カラー:
フェニチェ DANDELIONスタイルマスク(ブラック)
フェニチェ スタイルマスク(ブラック)
フェニチェ スタイルライト(ライトブラック)
素材:ポリエステル88%、ポリウレタン12%
価格:4,580円/3枚セット(税抜)
送料:無料

 

 

【WRC】第5戦トルコ シェイクダウン:過酷なラリー・トルコ開幕。ヌービルがサス破損も最速

9月18日、WRC世界ラリー選手権第5戦トルコが開幕した。同日の現地9時(日本時間15時)過ぎから競技開始前のシェイクダウンが行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合トップタイムをマークしている。

 

 新型コロナウイルスのパンデミックによるWRCカレンダーの変更にともない、今季第5戦として開催されることとなったラリー・トルコ。非常に荒れた路面と、高温のコンディションによりWRC開催ラウンドのなかでも、もっとも過酷なラリーとして知られるイベントだ。

 

 そんなWRCトルコの競技初日にあたる18日は、朝からアスパランに設定された全長4.70kmのグラベル(未舗装路)ステージでシェイクダウンが行われた。このシェイクダウンでは最初のランでカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)が3分27秒2をマークしてトップに立つ。
 
 これを2本目の走行で上回ったのが前戦エストニアの勝者オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)で、タイムは3分24秒6。ロバンペラもタイムを伸ばしたが0.2秒及ばず暫定2番手に。暫定3番手にはエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が3分24秒9で続いた。

 

 3走目、ここでヌービルが全体トップ、唯一3分24秒台を切る3分23秒4を記録した。ヌービルは走行2本目で右リヤのサスペンションを破損していたが、その後サービスで修理を受けてステージに復帰。総合トップタイムをマークしてみせた。
 
 結局、このタイムが最後まで破られることなくシェイクダウンは終了。ヌービル、タナクのヒュンダイ勢がワン・ツーを占め、その後ろにロバンペラ、エバンス、選手権リーダーのセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が続く格好となっている。
 
 Mスポーツ・フォードはテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)の総合7番手が最上位だ。なお、僚友のガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)は2回目の走行のスタート直後にパンクに見舞われ、この影響でコースアウトを喫している。

 

「信じられないほど荒れたステージだったよ」と語るのは、シェイクダウン最速となったヌービル。

 

「シェイクダウンからすでにハードだったが、僕たちは生き残り、いくつかの良いセッティングをみつけることができた」

 

「ラリーを始めるには今夜、力強いスタートを切ることが必要だ。それが本当に楽しみだよ」

 

 WRC第5戦トルコは18日17時(日本時間23時)過ぎからSS1で競技がスタートする。

エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第5戦トルコ

【エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第5戦トルコ】

ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2020WRC第5戦トルコ

【ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2020WRC第5戦トルコ】

 

【2020年WRC世界ラリー選手権第5戦トルコ シェイクダウン】

Pos. No. Driver Machine Time
1 11 T.ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC 3’23.4
2 8 O.タナク ヒュンダイi20クーペWRC 3’24.6
3 69 K.ロバンペラ トヨタ・ヤリスWRC 3’24.8
4 33 E.エバンス トヨタ・ヤリスWRC 3’24.9
5 17 S.オジエ トヨタ・ヤリスWRC 3’25.1
6 9 S.ローブ ヒュンダイi20クーペWRC 3’27.0
7 3 T.スニネン フォード・フィエスタWRC 3’27.3
8 44 G.グリーンスミス フォード・フィエスタWRC 3’28.2
9 7 P-L.ルーベ ヒュンダイi20クーペWRC 3’28.2
10 4 E.ラッピ フォード・フィエスタWRC 3’28.8

 

 

【WEC】一貴のヘルメットに感じたプライド。トヨタ村田チーム代表が明かす予選バトルの裏側

第88回ル・マン24時間レースの予選(ハイパーポール)では、7号車TS050ハイブリッドをドライブする小林可夢偉がポールポジションを獲得、僚友の8号車も中嶋一貴のアタックで3番手につけ、土曜日の決勝スタートを迎えるトヨタGAZOO Racing。

 

 金曜日のハイパーポール後、2台を束ねる村田久武チーム代表がリモート取材に対応し、予選の裏側や決勝に向けた展望などを語った。

 

「コースレコード(2017年の3分14秒791)を奪ってから2回くらい性能ダウンをさせられているので、更新は厳しいかと思っていた」と村田氏。

 

「でも可夢偉が(最初のアウティングで)鬼のような15秒2というタイムを出してくれて、チームも本人もスイッチが入って。それで(レコードを)更新するためにもう一度トライをかけました」

 

 結局、セッション終盤のアタックでは四輪脱輪があり、タイムは更新はならなかった。だが「可夢偉の走りはチームにものすごく勇気を与えてくれた」という。

 

 ハイパーポールでは、ノンハイリッドマシンのレベリオン・レーシング1号車レベリオンR13・ギブソンが、「とうとう、隠してきた武器を出してきて」(村田氏)トヨタ2台の間に割って入る格好となった。

 

「現在のレギュレーションで考えれば、彼らの数値(EoT)で走らせれば、そもそもものすごく速いはずなんです。あとは(その数値の)どれを実現できて、どれを実現できないかという話。これくらいのタイムが出てくることはあり得る、という感じです」と村田氏は説明する。

 

 トヨタはハイブリッドのブーストを予選モードにすれば、(規則の範囲内で)1周にパワーを集中させることが可能。言い換えれば、予選のラップタイムを決勝で維持することはできない。反対にハイブリッド・ブーストを持たないノンハイブリッド勢については、トヨタのような「予選モード」はないが、決勝でも予選に近いペースを刻める可能性はある。

 

「ここまでの練習走行で彼らはこのタイムを出していないので、(ノンハイブリッド勢の決勝ペースは)ちょっと分かりかねます」と村田氏。

 

「彼らにしてみれば、あとは信頼性との勝負かなと思います。あの(EoTの数値上の)燃料を全部使ってこの馬力を出したときに、エンジンやギヤがもつのか。彼らはリヤ駆動ですし、あの馬力を全部リヤにかけたら、タイヤのデグラデーションが厳しいのではないかと思います」

 

「おそらく硬めのコンパウンドなのだと思いますが、夜になって温度が下がると(柔らかいタイヤが使えて)ちょうどいいんじゃないか。去年もレベリオンは夜が良かったですからね」

村田チーム代表は、トヨタのWEC育成ドライバーである山下健太のタイムも、横目で追っていたという。

【村田チーム代表は、トヨタのWEC育成ドライバーである山下健太のタイムも、横目で追っていたという。】

 

 なお、ハイパーポール後の一貴について村田氏は「ポールが獲れず、また間にレベリオンが挟まってしまったことをすごい悔しがっていた」という。

 

「今回一貴が持ってきたヘルメットには、『18』『19』と刻まれているんです。ル・マンウイナーだというプライドですよね。通常、一貴はそういうのをあまり表に出さないけど、そこにも三連覇を成し遂げたいという気持ちが滲み出ています」

 

 一方、PPを獲得した可夢偉もひときわ強い気持ちを持ってこのレースに挑んでいるように見えると村田氏。

 

「TS050ハイブリッドの最後のル・マンですが、PPこそ獲ってきたけど、一度も勝てずにこのクルマが終わってしまうというのは、可夢偉としてもありえないのでしょう。セットアップ中もアタック中も、いい緊張感というか、このクルマを本気で良くしたいと思うからこそ出る言葉……半分ケンカじゃないですけど、レースエンジニアとそれくらい一生懸命になってセットアップしています」

 

「そういう姿を見ると、可夢偉も心の底から絶対に勝ちたいと思ってやっているんだなと。チームのなかではうまくバランス取らないといけないんですけど、すごい緊張感の中でやっていますよ」

 

 現在のところ決勝は雨絡みとなりそうな予報だといい、プラクティスの間も、雨が降ってきた際のハイダウンフォース方向のセットアップの確認なども進めてきたトヨタの2台。

 

「本戦(決勝)に向けたセットアップはずっと8号車の方が調子が良かった。7号車は相当苦しんでセットアップしてきて、予選で一気にうまく決めた、という流れ」だという。

 

 トヨタ2台の、そしていよいよ牙を見せ始めたプライベーターとの戦いは、どんな結末に向かっていくのだろうか。決勝は現地時間19日土曜14時30分(日本時間21時30分)にスタートする。

【WEC】プジョー、トタルとともにル・マン・ハイパーカー開発を正式アナウンス

プジョーは9月18日、2020年のル・マン24時間耐久レースが行われている期間に合わせ、オンラインでプレスカンファレンスを行い、フランスの石油大手トタルとともに正式にル・マン・ハイパーカー(LMH)開発をアナウンスし、車両のシルエットイメージを公開した。

 

 すでに2019年12月の時点でル・マン24時間、そしてWECへの挑戦を明らかにしていたプジョー。ただ、その後LMDhやLMHなど、レギュレーションの変化などもあり、当初レベリオンとのコラボレーションなどが発表されたものの、その具体的な参戦計画ははっきりとされていなかった。

 

 そんななか、開催中のル・マン24時間に合わせ、プジョーはオンラインで参戦に向けた具体像を示すビデオを公開した。プジョーのル・マンウイナーである905、908 HDi FAPとともに、サルト・サーキットのストレートで話し始めたプジョーブランドのCEO、ジャン・フィリップ・インパラトとトタルのストラテジー/マーケティング&リサーチダイレクターのフィリップ・モンタンテームは、プジョーとトタルの25年におよぶ歴史、そしてル・マンを選んだ理由、LMHカテゴリーを選んだ理由を語った。

 

 プジョーによれば、LMHの選択については、空力的な自由度が挙げられるとしている。これによりプジョー・デザインのサポートを得ながら、ブランドのアイデンティティを採り入れることができるとしている。この日、新たなシルエットのイメージが描かれたスケッチが公開された。

 

 またこの車両は、トタルとともに開発された電気ハイブリッドハイパーカーとなることが明らかにされた。“ネオ・パフォーマンス”と称され、四輪駆動であるとともに500kwのパワーを誇る。全体的な構造、空力概念、エンジンアーキテクチャの決定がされた後、電気の使用、またハイブリッドに関するコンセプトが決定されたという。

プジョースポールがこの開発段階のすべてに携わる。

 

「このカテゴリーは我々の市販車と技術の存在のすべてを象徴することができる。我々はガソリンと電気のハイブリッドによる新たな方法論とともに、耐久レースに復帰する。プジョー・スポールはすでにそのアイデンティティを変え、508・プジョー・スポール・エンジニアードという新たなハイパフォーマンスカーを生み出している」と語るのは、プジョーブランドのインパラトCEO。

 

 また、プジョー・スポールのWECプログラムを担当するオリビエ・ジャンソニは「車両はレギュレーションにともない四駆になり、最大200kwのフロントアクスルと電気モーターを備える」と説明した。

 

「合計で500kwの二駆の車両のパワーレベルと同等になるほか、現状のLMP1と比較して、車両は市販車に合わせ重く、また長く幅広になる。またレギュレーションは性能調整を含んでおり、限界を設定するが、全体的な空力効率をこえない限り、空力は開発における大きな余地を与えている」

 

 現段階で、新たなプジョーのLMH車両は空力コンセプトの確認を行い、エンジンのフレームワークを決定。さらにハイブリッドの機能を選択。今後は研究、プロトタイプの作成を経て、ベンチテストやコースでの開発を経て2022年のデビューを目指すことになる。

プジョーが公開したLMHカーのシルエットイメージ

【プジョーが公開したLMHカーのシルエットイメージ】

プジョーが公開したLMHカーのシルエットイメージ

【プジョーが公開したLMHカーのシルエットイメージ】

 

 

【WEC】ル・マン24時間ハイパーポール : レベリオンとの接戦を制した可夢偉がPPを獲得

第88回ル・マン24時間レースは9月18日金曜日、各クラス上位6台の決勝スターティンググリッドを決める予選2ステージ目『ハイパーポール』のセッションが行なわれ、トヨタGAZOO Racing7号車TS050ハイブリッドの小林可夢偉がLMP1クラスのポールポジションを奪った。

 

 前日、木曜に行なわれた45分間の予選で各クラス6番手までに入ったマシンにより、現地時間金曜11時30分から30分間で行なわれたハイパーポール。今回初となるこの試みは2019年末に概要が発表されており、新型コロナウイルスの影響によるスケジュール変更は影響していない。

 

 LMP1クラスは今回5台しかエントリーがないため、全車がハイパーポールに進出。これに加えLMP2、LMGTEプロ、LMGTEアマの各クラスから予選上位6台が出走し、計23台のマシンがセッションに参加を許された。

 

 日本勢では、残念ながら山中信哉の乗り込むLMP2のユーラシア・モータースポーツ35号車リジェJSP217・ギブソン、そしてLMGTEアマクラスのMRレーシング(CARGUY RACING)70号車フェラーリ488 GTE Evoは、ハイパーポール進出を逃している。

 

 セッション開始時は、気温21度・路面温度29度のドライコンディション。木曜の予選時よりも、だいぶ涼しい。このハイパーポールでは8本(2セット)のタイヤが使用できる。

 

 LMP1クラスの7号車トヨタTS050ハイブリッドは小林可夢偉が、8号車は中嶋一貴がステアリングを握る。木曜の予選冒頭と同じく、トヨタは日本人ふたりにハイパーポールのアタックを任せた。

 

 LMP1ではこのほか、レベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13がグスタボ・メネゼス、同じく3号車はルイス・デレトラズ、バイコレス・レーシングチームの4号車ENSO CLM P1/01・ギブソンはトム・ディルマンがアタックを担当する。

 

 前日の予選でLMP2クラス6番手とギリギリでハイパーポール進出を果たしたハイクラス・レーシング33号車オレカ07・ギブソンの山下健太も、クラスPP獲得を目指しコースインしていく。

 

 トヨタの2台は計測1周目、一貴が3分17秒424を記録する一方、可夢偉は3分15秒920でトップに立つ。

 

 トヨタの2台はクーリングラップを挟んでもう1周アタックを行なうが、なんとその間にレベリオン1号車のメネゼスが可夢偉のタイムを上回る3分15秒822をマーク!

 

 次のアタックで一貴は16秒台に入れるものの、レベリオンを上回ることができない。一方の可夢偉はここで15秒267をたたき出し、メネゼスを逆転。再びトップに躍り出た。

 

 トヨタの2台はピットに向かい、タイヤを交換。残り12分ほどのところで一貴がコースに戻っていく。

 

 残り5分のところで再びコースインした可夢偉は、さらなるタイム短縮、そして自らのラップレコード更新を目指してアタック。しかしこのラップでトラックリミット違反があり、レースコントロールからのアナウンスを受けてアタックを止め、ピットへとマシンを戻した。

 

 タイム更新はならなかったものの、可夢偉のポールポジションが確定。2番手にはレベリオン1号車のメネゼスが続き、一貴の7号車TS050ハイブリッドは3番手となった。

◼️一時はクラス3番手に立った山下健太

LMP2クラスでは、最初のアタックラップでレーシングチーム・ネーデルランド29号車オレカ07のニック・デ・フリースがコースアウト。幸いダメージはなく、ピットへと戻ってタイヤを交換する。

 

 山下の最初のアタックラップは3分25秒896で、デ・フリース以外の5台が計測を終えた時点で3番手。直後に山下はピットへと戻ったが、その間にもアタックを続けていたユナイテッド・オートスポーツ32号車オレカ07のアレックス・ブランドルが山下を上回って3番手につける。

 

 セッションがちょうど折り返しを迎えるころ、ピットに留まるライバル勢を後目に、山下がいち早くコースイン。この2回目のアテンプトで山下は3分25秒426をマークし、ユナイテッド・オートスポーツ22号車オレカ07、Gドライブ・レーシング26号車アウルス01に続く3番手へと返り咲く。

 

 と、ここで序盤のコースオフによりタイムが出ていなかったレーシングチーム・ネーデルランドのデ・フリースがアタックラップをまとめて2番手へと浮上。4番手に後退した山下はピットへと戻り、アタック終了となった。トップタイムはユナイテッド・オートスポーツ22号車のポール・ディ・レスタがマークしている。

LMP2トップタイムのユナイテッド・オートスポーツ22号車

【LMP2トップタイムのユナイテッド・オートスポーツ22号車】

 

 LMGTEプロクラスでは、序盤にポルシェGTチームの91号車ポルシェ911 RSRをドライブするジャンマリア・ブルーニがトップに立った。一方のアマクラスはデンプシー・プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRのマット・キャンベルが首位に立つ。

 

 プロクラスは結局このままブルーニがポールポジションを獲得。セッション中盤にはアストンマーティン・レーシングの95号車アストンマーティン・バンテージAMRを駆るマルコ・ソーレンセンが2番手に続いていたが、終盤に入ってAFコルセの51号車フェラーリ488 GTE Evoのジェームス・カラドがソーレンセンを逆転。プロクラスはポルシェ、フェラーリ、アストンマーティンという順で、3メーカーがトップ3を分け合った。

 

 一方のアマクラスは、残り5分ほどのところでルーツィヒ・レーシング61号車フェラーリ488 GTE Evoのコム・レドガーがトップタイムを奪った。2番手にキャンベル、3番手にはチーム・プロジェクト1の56号車ポルシェ911 RSRのマッテオ・カイロリが付けている。

GTEプロクラストップのポルシェ91号車

【GTEプロクラストップのポルシェ91号車】

 

GTEアマクラストップの61号車フェラーリ

【GTEアマクラストップの61号車フェラーリ】

 

【WEC】第88回ル・マン24時間ハイパーポール : 7号車トヨタの小林可夢偉がポールポジション

9月18日、第88回ル・マン24時間レースの各クラス予選上位6台のグリッドを決定する『ハイパーポール』が、現地時間11時30分(日本時間18時30分)からフランスのサルト・サーキットで行われ、小林可夢偉がアタックを務めたTOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタTS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)がポールポジションを獲得。

 

 総合2番手にはレベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソン(ブルーノ・セナ/ノルマン・ナト/グスタボ・メネゼス組)が、総合3番手にトヨタは8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組)がつけた。

 

 LMP2クラスはユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ07・ギブソンがクラスポールを獲得。LMGTEプロクラスではポルシェGTチームの91号車ポルシェ911 RSR-19が、LMGTEアマクラスはルーツィッヒ・レーシングの61号車フェラーリ488 GTE Evoがクラスポールを獲得した。

 

 ル・マン初挑戦となる山下健太がアタックを担当したLMP2クラスのハイクラス・レーシング33号車オレカ07・ギブソンはクラス4番手でハイパーポールを終えている。

 

 2019/20シーズンWEC世界耐久選手権第7戦、第88回ル・マン24時間レースは9月19日10時35分(日本時間17時35分)から10分間のウォームアップ走行が行われ、14時30分(日本時間21時30分)に決勝スタートを迎える。

【2019/20 WEC第7戦ル・マン24時間 ハイパーポール暫定結果】

Pos. No. Class Team Car Driver Tyre Time
1 7 LMP1 トヨタ・ガズー・レーシング トヨタTS050ハイブリッド M.コンウェイ
小林可夢偉
J-M.ロペス
MI 3’15.267
2 1 LMP1 レベリオン・レーシング レベリオンR13・ギブソン B.セナ
N.ナト
G.メネゼス
MI 3’15.822
3 8 LMP1 トヨタ・ガズー・レーシング トヨタTS050ハイブリッド S.ブエミ
中嶋一貴
B.ハートレー
MI 3’16.649
4 3 LMP1 レベリオン・レーシング レベリオンR13・ギブソン R.デュマ
N.ベルトン
L.デルトラス
MI 3’18.330
5 4 LMP1 バイコレス・レーシングチーム ENSO CLM P1/01・ギブソン T.ディルマン
B.シュペングラー
O.ウェッブ
MI 3’23.043
6 22 LMP2 ユナイテッド・オートスポーツ オレカ07・ギブソン P.ハンソン
F.アルバカーキ
P.ディ・レスタ
MI 3’24.528
7 26 LMP2 G-ドライブ・レーシング アウルス01・ギブソン R.ルシノフ
J-E.ベルニュ
M.イェンセン
MI 3’24.860
8 29 LMP2 レーシングチーム・ネーデルランド オレカ07・ギブソン F.バン・イアード
G.バン・デル・ガルデ
N.デ・フリース
MI 3’25.062
9 33 LMP2 ハイクラス・レーシング オレカ07・ギブソン 山下健太
M.パターソン
A.フィヨルドバッハ
MI 3’25.426
10 32 LMP2 ユナイテッド・オートスポーツ オレカ07・ギブソン W.オーウェン
A.ブランドル
J.バン・アウタート
MI 3’25.671
11 37 LMP2 ジャッキー・チェンDCレーシング オレカ07・ギブソン H-P.タン
G.オーブリ
W.スティーブンス
GY 3’25.875
12 91 LM-GTE Pro ポルシェGTチーム ポルシェ911 RSR-19 G.ブルーニ
R.リエツ
F.マコヴィッキ
MI 3’50.874
13 51 LM-GTE Pro AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo A.ピエール・グイディ
J.カラド
D.セラ
MI 3’51.115
14 95 LM-GTE Pro アストンマーティン・レーシング アストンマーティン・
バンテージAMR
N.ティーム
M.ソーレンセン
R.ウエストブルック
MI 3’51.241
15 61 LM-GTE Am ルーツィッヒ・レーシング フェラーリ488 GTE Evo F.ピオバネッティ
O.ネグリ
C.レドガー
MI 3’51.266
16 77 LM-GTE Am デンプシー-プロトン・レーシング ポルシェ911 RSR C.リード
R.ペラ
M.キャンベル
MI 3’51.322
17 97 LM-GTE Pro アストンマーティン・レーシング アストンマーティン・
バンテージAMR
M.マルタン
A.リン
H.ティンクネル
MI 3’51.324
18 71 LM-GTE Pro AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo D.リゴン
M.モリーナ
S.バード
MI 3’51.515
19 56 LM-GTE Am チーム・プロジェクト1 ポルシェ911 RSR E.ペルフェッティ
L.テン・フォーデ
M.カイロリ
MI 3’51.647
20 92 LM-GTE Pro ポルシェGTチーム ポルシェ911 RSR-19 M.クリステンセン
K.エストーレ
L.ファントール
MI 3’51.770
21 98 LM-GTE Am アストンマーティン・レーシング アストンマーティン・
バンテージAMR
P.ダラ・ラナ
R.ガン
A.ファーフス
MI 3’52.105
22 90 LM-GTE Am TFスポーツ アストンマーティン・
バンテージAMR
S.ヨルック
C.イーストウッド
J.アダム
MI 3’52.299
23 86 LM-GTE Am ガルフ・レーシング ポルシェ911 RSR M.ウェインライト
B.バーカー
A.ワトソン
MI 3’52.346

【SCB】第4戦ロンドリーナ:ラファエル・スズキが値千金の初勝利。バリチェロが選手権首位浮上

南アメリカ大陸最高峰のツーリングカー選手権、SCBストックカー・ブラジルの第3戦が9月12~13日の週末にパラナ州北部にあるロンドリーナで開催され、日系ドライバーのラファエル鈴木(フルタイム・バッサーニ)がキャリア初勝利をマーク。続くレース2は、2度のタイトル経験者リカルド・マウリシオ(ユーロファーマRC)がシボレー・クルーズに2020年初勝利をもたらした。

 

 前戦インテルラゴスで開催された高額賞金“ミリオンレース”のダブルヘッダーをカウントし、実質的なシーズン第4戦の舞台となったのは、2本の特徴的なロングストレートを持つロンドリーナのアウトドローモ・インテルナショナル・アイルトン・セナで、開催直前になっての会場決定となった。

 

 その予選で速さを見せたのは、やはり今季開幕から4戦4勝を飾っているTOYOTA GAZOO Racingブラジルの新型トヨタ・カローラ勢。2019年も“予選最速男”の異名を取ったチアゴ・カミーロ(イピランガ・レーシング)がポールポジションを獲得し、フロントロウには元イタリアF3王者で前戦ポールシッターのセザール・ラモス(イピランガ・レーシング)、そして3番手には今季好調で常に予選上位を争うラファエル・スズキが続き、シボレー勢はガブリエル・カサグランデ(R.マティス・モータースポーツ)の4番手が最上位と、苦しい予選結果となった。

 

 しかしレース1で先手を取ったのはそのシボレー・クルーズで、ポール発進のカミーロがレース早々にコーナーをオーバーシュートしてカサグランデに首位を明け渡すと、2番手ラモス、3番手鈴木のトップ3で義務付けられたルーティンピットへ。

 

 するとここでR.マティスの作業速度を上回ったフルタイム・バッサーニがラファエル・スズキをトップでコースへと送り出し、チームの頑張りに応えた鈴木も約6秒のマージンを稼ぎ出す力走で24周のトップチェッカー。2014年のSCBデビュー以来初となる、待望の初勝利を手にした。

 

「本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。でもこのマスクが、僕自身の初勝利に対する笑顔の大きさを覆い隠してしまっているのが残念だ(笑)。チームは最高のストラテジーを遂行し、適切なタイミングで適切な場所にいることができた。ここまで6年掛かったけれど、それだけの価値はあったよ」と喜びを語ったラファエル・スズキ。

 

「でもこの勝利はプロセスの一部であり、僕自身は今も学んでいる。こうして最初の勝利を獲得したからには、もっと勝ちたいと思っている」

 

 2位カサグランデ、3位カミーロの表彰台に続き、4位ラモス、5位アッティラ・アブレウ(シェルVパワー)のトップ5となり、その背後に前戦勝者のネルソン・ピケJr.(フルタイム・バッサーニ)とルーベンス・バリチェロ(フルタイム・スポーツ)が並び、選手権首位のリカルド・ゾンタ(RCMモータースポーツ)は11位に終わっている。

【R1ではポール発進のチアゴ・カミーロがレース早々にコーナーをオーバーシュートし、ガブリエル・カサグランデに首位を明け渡す】

【迅速なピット作業に加えて、後半スティントのペースで光る速さを披露したラファエル鈴木が、2014年のSCBデビュー以来初となる、待望の勝利を手にした】

【R2はリバースポールから発進した2度のタイトル経験者リカルド・マウリシオ(Eurofarma-RC)が優位にレースを進める】

【2番手発進のフリオ・カンポス(Crown Racing)がアグレッシブなアタックを見せ並びかけるも、アクシデントでリヤバンパーを破損】

 

◼️リカルド・ゾンタ首位陥落、バリチェロがランキングトップに

続いてトップ10リバースグリッドからのスタートが切られたレース2は、最前列に並んだマウリシオに対し、2番手発進のフリオ・カンポス(クラウン・レーシング)がアグレッシブなアタックを見せ並びかけるも、2冠の元王者マウリシオがこれを封殺。そのバトルの余波で3番手発進だったアラム・コデア(ブラウ・モータースポーツ)がカンポスのリヤにヒットし、クラウン・レーシングのマシンはリヤバンパーを失うなど、シボレー同士での痛いアクシデントを引き起こしてしまった。

 

 その後、義務ピットのウインドウが開こうかというレース中盤のタイミングで、ラモスのカローラがクラッシュを喫す。セーフティカー導入の機運を察知した各陣営が、一斉にピットロードヘと雪崩れ込んでいく。

 

 するとここであわやの事故を引き起こしたのが名門ユーロファーマRCで、首位マウリシオは停止位置でロックし交換するはずだったニュータイヤの1本にヒット。弾かれたタイヤがチーム代表のフェイスイールドをかすめるという、危機一髪の状況を招いてしまう。

 

 これでピットロード出口で先行したのが4番手にいたバリチェロで、リスタート後もステイアウトした隣国アルゼンチンのトップドライバー、マティアス・ロッシ(フルタイム・スポーツ)の背後で暫定首位をキープしたものの、迅速な緊急対応を見せたユーロファーマRCもマウリシオをバリチェロのすぐ後ろで送り出すと、12周目にはコース上でポジションを奪い返し、約5秒のマージンを築いてフィニッシュラインへ。ピット作業の困難も乗り越え、苦しんできたシボレー・クルーズに今季初優勝をプレゼントした。

 

「ピットでの一件は本当に申し訳なく思う。でも昨年もここでレース2を制していて、まったく同じ戦略で臨んだことが功を奏した。レース1は勝負できる位置にはいなかったから、2本交換に留めてこのヒートでうまく機能するようにしたかったんだ」と振り返った勝者マウリシオ。

 

「この20年型モデルはダウンフォースが少なく、タイヤが消耗しやすい。温存していた“FAN PUSH(SNSファン投票で使用上限回数の決まるオーバーテイクボタン)”も活用してピット前にチャージを掛け、なんとか勝つことができた。まだ選手権争いに踏み止まれて良かったよ」

 

 2位バリチェロに続き、3位チェッカーを受けたのはピケJr.だったが、オーバーテイク時のアクションが危険と判断され5秒加算ペナルティで4位に後退。代わってバトルの当事者だったブルーノ・バプティスタ(RCMモータースポーツ)が最後のポディウムを獲得している。

 

 この結果、週末を11位、13位で終えたゾンタが選手権首位から陥落し、チームメイトでもあるバリチェロが表彰台獲得の大量点を加算して5点差で新たなポイントリーダーに浮上。2位ゾンタの背後を1点差でシボレーのマウリシオが追う展開となっている。

 

 残る2020年シーズンの開催地はほぼ大部分が発表され、続く第5戦は同じくパラナ州カスカバルでのダブルヘッダー戦を予定。10月3~4日の週末にそれぞれ予選・決勝が争われる。

【トヨタ陣営にスイッチした開幕勝者のルーベンス・バリチェロは、R2の2位で選手権首位に浮上した】

【前戦でSCB初勝利を飾ったネルソン・ピケJr.(Full Time Bassani)も、R2で上位を争った】

【ライバルとは別ストラテジーを採用したSTC2000の英雄マティアス・ロッシ(Full Time Sports)惜しくも12位】

【トヨタ参入以降、劣勢を強いられているシボレー勢だが、リカルド・マウリシオ(Eurofarma-RC)がクルーズに初勝利をもたらした】

 

 

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