北海熊の独り言

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2019年02月23日(土) 00時21分31秒

【WEC】日産からギブソンへ。バイコレス、残り2戦に向けエンジンメーカーを変更

テーマ:WEC

WEC世界耐久選手権の最高峰LMP1クラスを戦うバイコレス・レーシング・チームは2018/2019年“スーパーシーズン”第7戦スパ・フランコルシャン、最終戦ル・マン24時間に向けて、搭載エンジンメーカーをニッサンからギブソンにスイッチした。

 

 パーツサプライヤーとの間に起きた問題を理由に、3月14~16日にアメリカ・セブリングで行われるWEC第6戦セブリング1000マイルを欠場するバイコレス。チームはこのアナウンスと同時に、第7戦スパ6時間からシリーズに復帰を果たすとしていたが、同ラウンドからエンジンメーカーがニッサン/ニスモからイギリスのギブソン・テクノロジーへと変更されることが分かった。

 

 元F1オーナー、コリン・コレスの名を冠するチームは2017年シーズンからオリジナルシャシーのENSO CLM P1/01に、ニッサン/ニスモ製の3.0リッターV6ツインターボエンジン“VRX30A evo”を搭載してLMP1クラスに参戦すると、翌2018年からスタートしたスーパーシーズンにも同様のパッケージで参戦していた。

 

 しかし、チームは今回、2018/19シーズンの残り2ラウンドへの出場に向けてギブソンと新たな契約を交わしたという。

 

 これによりバイコレスは第7戦スパから、LMP1クラスのライバルであるレベリオン・レーシングとドラゴンスピードの2チームも使用している、ギブソン製4.5リットル自然吸気V8エンジン“GL458”をマシンに搭載することとなる。また、このパッケージはシリーズ最終戦の第87回ル・マン24時間でも継続される見込みだ。

 

 なお、ギブソン製エンジンは5月初旬のスパ6時間のひと月前となる4月に、チームのワークショップにデリバリーされる予定だという。

 

バイコレス・レーシング・チームのENSO CLM P1/01・ニスモ

【バイコレス・レーシング・チームのENSO CLM P1/01・ニスモ】

VRX30Aエンジンは2015年のル・マンに参戦したFFプロトタイプ『ニッサンGT-R LMニスモ』に搭載されていた

【VRX30Aエンジンは2015年のル・マンに参戦したFFプロトタイプ『ニッサンGT-R LMニスモ』に搭載されていた】

 

「誰もが目にしただろうが、我々は最近のレースで困難な経験をし、苦しい時間を過ごしていた。いま、新しい章に移るときが来たんだ」と語るのはチーム代表のマンフレディ・ラベットだ。

 

「ギブソン製エンジンを動力源とする『ENSO CLM P1/01』は、我々の絶え間ない努力と投資に値する結果をもたらしてくれると確信している」

 

「スパへの準備を整えることはとても大きな挑戦となる。しかし、(ドイツの)グレーディングで働く我々のチームは、F1とWECで多くの実績を重ねており、このようなチャレンジを心から愛しているんだ」

 

 また、ギブソン・テクノロジーのオペレーションマネージャーを務めるジョン・マンチェスターは次のように述べた。

 

「ギブソン・テクノロジーの全員が、弊社のエンジンがまたひとつのトップコンテンダーに選ばれたことを喜んでいる」

 

「我々はバイコレス・レーシングの歴史のなかに加わる新しいフェーズの一部になることを楽しみにしているんだ。チームと協力しながら世界有数のスポーツカーメーカーやエンジンメーカーに対抗できるエンジン技術の開発を進めていくつもりだ」

 

 2018年のスパでは、ワン・ツー・フィニッシュを決めたTOYOTA GAZOO Racingに次ぐ3位表彰台を獲得したバイコレス・レーシング・チーム。それからちょうど1年後に行われるシリーズ第7戦で、ギブソンとの新パッケージを構築するチームがどのような走りを見せるのか注目したいところだ。

 

ギブソン製NAエンジンを使用しているレベリオン・レーシングのレベリオンR13・ギブソン

【ギブソン製NAエンジンを使用しているレベリオン・レーシングのレベリオンR13・ギブソン】

“GL458”を搭載するドラゴンスピードの10号車BRエンジニアリングBR1・ギブソン

【“GL458”を搭載するドラゴンスピードの10号車BRエンジニアリングBR1・ギブソン】

 

2019年02月23日(土) 00時13分19秒

【WEC】ル・マンとポルシェの歴史をつむぐ24の物語、レーシングタイヤから生まれた限定レコード盤

テーマ:WEC

ル・マン24時間史上最多の通算19勝を誇り、ル・マンの歴史を語る上では切っても切れない存在であるポルシェが、長年の挑戦のなかで特に印象的な24個の物語を収録したレコード盤を製作。限定200枚の内、24枚をオークションにかけると発表した。

 

『The 24 Minutes of Le Mans』と名付けられた限定レコード盤には、ポルシェが過去から現在までのル・マンで経験した数多くのエピソードから息を呑むような24個の物語が24トラックに分けて詰め込まれる。その中にはル・マンにおける伝説的ドライバーでもあるハンス-ヨアヒム・スタック、デレック・ベル、ハンス・ヘルマンらの寄稿も含まれているという。

 

 また、このレコード盤が2015年からル・マン3連覇を果たしたポルシェ919ハイブリッドに装着されたレーシングタイヤを裁断、プレスして作られている点も“特別感”を強くする要因のひとつだ。

 

 そんなコレクター必見のポルシェ限定レコードは世界200個限定で製作され、そのうちのシリアルナンバー001~024までの24枚が2月24日に行われるオークションに出品される。このオークションで得られた収益金は、フランス全土の障がいのある子どもたちを支援する団体であるル・マンのロワジール・プルリエルに寄付される予定だ。

 

2019年02月23日(土) 00時06分21秒

【BTCC】ジェイソン・プラトがスワップ移籍。スバルを離れボクスホールに復帰

テーマ:BTCC

BTCCイギリス・ツーリングカー選手権随一のスタードライバーであり、2度のシリーズタイトル獲得も果たしているジェイソン・プラトが、スバルUKのファクトリーバックアップを受けるチームBMRを離れ、パワー・マックス・レーシング(PMR)に移籍。2001年のタイトル獲得時以来となるワークス・ボクスホールをドライブすることが発表された。

 

 シリーズ歴代最多勝ドライバーでありながら、そのトラック上の激しいファイトから“悪童”の異名も取るプラトは、4年間在籍したチームBMRを離れることを決断。ワークス体制を敷くボクスホール陣営に移籍し、ファクトリーマシンとなるアストラBTCCのステアリングを握ることとなった。

 

 BMRでの初年度こそフォルクスワーゲンCCを駆ってシリーズランキング2位を記録したものの、ここ2シーズンは不振に喘いだベテランは、2016年から導入されたスバル・レヴォーグGTで通算2勝と14度の表彰台を獲得した。しかし、2018年はその長いキャリアで初となる未勝利に終わっている。

 

 一方のPMRはボクスホールのワークス支援を受けるチームとして近年目覚ましい進捗をみせており、2018年は3勝を記録してチームランキングでも同率2位となる躍進のシーズンを過ごした。

 

「そう、PMRはBTCCではまだ若い新興チームでありながら、すでにチームランキングで同率2位という素晴らしい実績を挙げているんだ。もちろん、その背景には才能ある経験豊富な人材が数多く在籍しているという実に明快な理由も存在する」と語る51歳のプラト。

 

「彼らの野心や意欲、タイトルを勝ち取りたいという強い願望は、私にとっても完璧な機会だと感じた。チームマネージャーのマーティン・ブロードハースト以下、スタッフは非常に統率の取れた組織として活動しており、代表のアダム・ウィーバーも勝つことだけしか考えていない。もちろん、それは私も同じだ!」

 

 そのウィーバー代表もプラト加入を喜ぶとともに、この契約がボクスホールにとってBTCCタイトル獲得への真剣な意思表示だと語った。

 

「チーム創設5年目、ボクスホールのファクトリーチームとして3年目を迎えるシーズンに、最多勝の実績を持つタイトル経験者と契約できたことは、我々の野心を表現する最高の出来事になった」

■セナ・プロクターが古巣BMRに復帰

 

【2017年王者アシュリー・サットン(右)とともにスバル・レヴォーグGTをチャンピオンマシンに仕立てたジェイソン・プラト】

【スバル・レヴォーグGTで通算2勝と14度の表彰台を獲得しつつも、2018年は未勝利に終わっていた】

【51歳の優勝請負人が、2001年にタイトルを獲得して以来のボクスホールをドライブする】

 

2019年02月22日(金) 23時55分10秒

【DTM】2019年のDTMを走るアストンマーティンをチラ見せ。2リッター直4ターボエンジンも

テーマ:DTM

2019年からHWAと組んでDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦するRモータースポーツが、参戦予定車両であるアストンマーティン・バンテージDTMの開発風景を収めたムービーを公開した。

 

 2月15日と19日の2回に分けて2019年シーズンを同チームから戦うジェイク・デニス、ポール・ディ・レスタ、フェルディナンド・ハプスブルク、ダニエル・ジュンカデラという4名のドライバーラインアップを発表したRモータースポーツ。

 

 2018年限りでDTMから撤退したメルセデスに代わって、新たにシリーズに参加するチームは現在、これまでメルセデスとともにDTMを戦ってきたHWAとのタッグでアストンマーティンブランドの新型DTMマシンを開発中だ。

 

 公開された動画ではアストンマーティン・バンテージをベースとするニューマシンの一部を見ることができる他、設計図やミッションケース、センターコンソールパネルなども映し出される。さらに、2019年からDTMでも導入される2.0リットル直列4気筒ターボエンジンのベンチテストの様子も確認することが可能だ。

 

 V8自然吸気時代に代わって直4ターボエンジン時代を迎えるDTMでアウディ、BMWのドイツ2メーカーに挑むRモータースポーツのアストンマーティン・バンテージDTM。その完成前の姿をチェックしてみては。


2019年02月22日(金) 23時49分34秒

モータースポーツにもAI。ドライバーの無線に自動で応じるシステム、アビームが開発・特許取得

テーマ:その他

アジアを中心に総合マネジメントコンサルティングを行っているアビームコンサルティングが、モータースポーツにおける自動音声回答システムを開発し、その特許を取得したことを明らかにした。

 

 スマートフォンをはじめ、スピーカーや自動車のインフォテインメントシステムでも採用が進む人工知能(AI)を使った音声回答システム。この技術がモータースポーツの分野にも進出する。

 

 アビームが開発したシステムは、レース中、ドライバーやエンジニアからの問いかけに対し、同社が独自に開発したレーシング解析プラットフォーム上に蓄積されたデータをAIがリアルタイムで分析し、必要な情報を音声で回答するというもの。

 

 具体的な活用例として、ドライバーやエンジニアが後続車のペースについて質問すると、これまでのデータや車両速度、位置、タイヤの摩耗情報といったセンシングデータから必要な情報を抽出、分析し、自動で回答する例が挙げられている。

 

 また車両の燃料残量をもとに、残りの走行可能距離を分析するといったことも可能だという。

 

 実際にアビームでは2018年、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦したREAL RACINGにコンサルタントをレースの現場に派遣し、同社のシステムを使ったデータ活用サポートを実施。また、同年のインディカー・シリーズでも佐藤琢磨に対して同様の技術支援を行っている。

 

アビームは2018年、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するREAL RACINGにデータ活用支援のサポートを行っていた

【アビームは2018年、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するREAL RACINGにデータ活用支援のサポートを行っていた】

 

 アビームは、今回このシステムを開発した背景について「コンマ数秒単位でしのぎを削るモータースポーツにおいては、競技の特性上早い段階からデータの利活用が進み、競技中にも多くのデータを用いた状況の把握、判断が求められてきました」と説明している。

 

「一方で、多くのチームにおいてはドライバーとエンジニア、チーム監督とのコミュニケーションや分析結果の伝達は人から無線を介して行われ一定のタイムラグが生じるため、よりリアルタイムに適切な情報を伝える手法が求められています」

 

「アビームコンサルティングは、スポーツ産業および各種競技に関する知見とデータ分析、さらにはコンサルティングノウハウを組み合わせ、今後も画期的なソリューション・サービスの提供を目指します」

 

 なお、このシステムはモータースポーツ以外のスポーツカテゴリーにも転用できるほか、リアルタイムデータに基づく意思決定が求められるビジネス分野でも活用可能としている。

 

 レース中のドライバーとピットとのやり取りにAIが介入することで、ドライバーはより運転に集中でき、チームもより的確かつ柔軟な戦略を採れるようになることは間違いない。2018年末には多言語への対応も完了しており、モータースポーツ分野に限らず今後の進捗に期待したい技術となりそうだ。

2019年02月22日(金) 23時43分49秒

創業45周年を迎えたトムスが“伝統と革新”をテーマにロゴ刷新。ポイントは夕日に染まる赤富士

テーマ:その他

トヨタのオフィシャルチューナーとしてカスタムパーツの製造販売を行うほか、スーパーGT、全日本スーパーフォーミュラ選手権、全日本F3選手権などもお馴染みの国内トップチームのひとつであるトムスが2019年2月20日に創業45周年を迎えた。これに合わせて今年から“伝統と革新”をキーワードとした新たなロゴを採用することになった。

 

 1974年に舘信秀氏と大岩湛矣氏が立ち上げたトムスは創業以来、トヨタ車、トヨタエンジン搭載車で国内外の数々のビックレースに参戦。1992年にはル・マン24時間レースで関谷正徳が日本人初の2位表彰台を獲得した。

 

 国内レースでも近年は目覚ましい活躍を残しており、直近では2017年のスーパーGT500クラスで平川亮とニック・キャシディがドライブした37号車がシリーズチャンピオンを獲得。全日本F3では2018年、坪井翔がシーズン17勝を挙げる圧倒ぶりをみせた。

 

 トムスは、このレース事業に加えて、モータースポーツで培った技術と経験、ブランド力を活用してオリジナルパーツを企画・開発・販売する商品事業も展開。トヨタ/レクサス車向けにエアクリーナーやサスペンションキット、エクステリアパーツなどを数多く販売している。

 

 そんなトムスが「今後のさらなる事業拡大と成長」を見据えてブランドロゴを変更した。実はこの新ロゴ、1月に行われた東京オートサロン2019から登場しているので、お気づきのかたもいるかもしれない。

 

 昨年までの3代目ロゴは10年以上に渡り使用されたとのことで、「スピード感のある力強さ、そして視認性の良さから、レースシーン及び、アフターパーツマーケットにおいて幅広く認知」されているため、4代目に当たる新ロゴでも基本のベースは継続。黒をベースとしてしており、視認性に優れるフォルムも維持されている。

 

 一方で新しいシンボルとして、『TOM’S』のアポストロフィー部分に赤グラデーションが採用された。このフォルムは「トムスのホームコースである富士スピードウェイから望む、雄大な赤富士」をモチーフにしているとのこと。

 

 トムス生みの親である舘氏は、公式Facebookに「45年というTOM’Sの歴史において、“顔”ともいえるロゴにはその時々の想いを込めてきました。今回で4代目となる新ロゴも新生トムスのキーワードである伝統と革新の象徴として、これからの挑戦とその実績を持って皆様に愛され続けるものになれば幸いです」と、その意図を解説。

 

 また昨年社長に就任した谷本勲代表取締役社長は「皆様に慣れ親しんで頂いたロゴを変更することに迷いはありましたが、新生トムスのスローガンである『伝統と革新』を社内外に伝えたいと考え、今回のブランドロゴ変更に至りました」と述べている。

 

「2018年3月の社長就任以降、初のビッグタイトルが2018SUPER GT第5戦 、我々トムスの聖地とも言える富士スピードウェイで史上初のワンツーフィニッシュ。この偶然とは思えない物語を記憶に残しておきたく、レース後に目に映った夕刻に赤く染まる『赤富士』に『革新』の想いを込めました」

 

「このロゴが長くファンの皆様に愛され続けてもらえるよう、より一層社業に励みます。新生トムスに期待してください」と谷本社長

 

 なお、この新ロゴは3月2~3日に鈴鹿サーキットで行われるモースポフェス2019から本格展開されるとのこと。トムスのスーパーフォーミュラ新型マシン『SF19』の新カラーリングとともに、4代目ロゴもマシンに掲げられることになる。

2019年02月22日(金) 23時36分54秒

【SUPER GT】3車3様のアプローチ。セパンテストに見るGT500フリックボックスの変化

テーマ:SUPER GT

2月13〜17日、マレーシアのセパンサーキットで行われたミシュラン主催のスーパーGTメーカーテスト。シーズン前恒例と言えるこのテストでは、タイヤテストをはじめさまざまなメニューがこなされたが、2019年のGT500クラスの車両で注目のポイントと言える、フリックボックスに注目して3メーカーのマシンを撮影した。

 

 2014年からDTMドイツツーリングカー選手権との共通規定が導入されたスーパーGT GT500クラス。2017年からはダウンフォース削減を目指してさらにその規定が改定されたが、外観においては基本的な理念は大きくは変わっておらず、“デザインライン”と呼ばれる、グリルから前後フェンダーと車体下部を繋いだラインから下の部分以外は、市販車の形状を保たなければならない。

 

 この規定で争われた2017〜18年を経て、2019年に向けて2018年12月にマレーシアのセパンサーキットで行われたテストから、3メーカーが新しいフリックボックスをトライした。フリックボックスは、前部バンパー開口部左右からフロントフェンダーに繋がる部分で、現行のGT500規定をはじめ、ハコ型のレーシングカーでは、非常に空力感度が高い部分と言われている。この部分でいかに効率的に空気の渦を作り、後方に流すかという重要なパーツだ。現段階では、2019年に向けて、エアロではこの部分だけを改良することができると言われている。

 

 セパンや岡山で撮影することができた各車のフリックボックスを見ると、非常に細かい部分ながら、2018年までとは違いが見られる。3車のフリックボックスを18年モデルと比較してみよう。

 

■ニッサンGT-RニスモGT500


 2019年に向けて捲土重来を期するニッサン陣営は、このセパンテストで3台が参加したが、テストではTEAM IMPULの12号車、KONDO RACINGの24号車、そして開発車両の230号車とも好調なタイムをマークしている。

 

 今回のテストから3台ともに、2018年とは異なるフリックボックスを装着しているが、写真で比べてみると良く分かる。全体的にカナードが低い位置になり、フロントフェンダーへ繋がる傾斜は18年よりも急になった。また、18年まではあったこの部分の空気を外に逃がすような溝はなくなっている。

 

 また、上から1枚目と2枚目の間隔は少なくなり、さらに下部にはもう1枚カナード状のものが追加されているのが分かる。

 

【2019年2月セパンテストでのKONDO RACINGのGT-R】

【2019年2月セパンテストでのTEAM IMPULのGT-R】

【2018年SGTもてぎ公式テストでのカルソニックIMPUL GT-R】

 

■ホンダNSX-GT


 タイトル防衛を目指すホンダNSX-GTは、岡山国際サーキットでのメーカーテストでも確認できたとおり、フェンダーへ向けフィンを立てた新たな形状のものが投入されたが、セパンでは参加した4台がともに新しい形状だったものの、いくつかバージョンがあった様子だ。

 

 また、岡山テストでは上部のカナードが3枚に分かれたものがあったが、セパンでは1枚のままののもの、3枚に分かれていたものと2種類があった。最終的な仕様はまだ確定していないのか、パーツがまだ台数分揃っていないのかは分からないが、開幕に向けてどう形が決まるのか、興味深いところだろう。

 

【2019年2月セパンテストでのNSX-GT開発車両】

【2019年2月セパンテストでのTEAM MUGENのNSX-GT。上部カナードが1枚で構成される。】

【2018年SGTもてぎ公式テストでのMOTUL MUGEN NSX-GT】

【2019年2月セパンテストでのAUTOBACS RACING TEAM AGURIのNSX-GT。上部カナードが3枚になっている。】

 

■レクサスLC500


 レクサスは、岡山テストでも今回のセパンでも、カナードの形状やフリックボックス自体の形状は2018年モデルと変化がないように見える。ただ、気になるのは2018年まではなかった“線”がカナードの上下に入っていることだ。

 

 どうやら、この部分には穴が開いていたのではないかと推測される。タイヤハウス前にも何かを塞いだような跡が見受けられる。今後開幕までにどう形状が変化するのか、それともしないのか……!? 楽しみにしたいところだ。

 

 3車ともそれぞれのアプローチをみせるフリックボックス。これにより後方の空力がより活きたり、逆にナイーブになったりという変化もあるはず。もちろん空力だけではなく、タイヤやエンジン等複雑な要素が絡み合ってGT500の戦力は決まるが、外観上でも分かる部分だけに、開幕までに注目しておきたい部分だろう。

 

【2019年2月セパンテストでのLC500開発車両】

【2019年2月セパンテストでのLEXUS TEAM WedsSport BANDOHのLC500】

【2018年SGTもてぎ公式テストでのWedsSport ADVAN LC500】

 

2019年02月22日(金) 23時27分13秒

【SUPER GT】KONDO Racingが2019年GT300参戦のカラーリングをお披露目

テーマ:SUPER GT

2月22日、神奈川県横浜市の日産自動車グローバル本社ギャラリーで、2019年からスーパーGT GT300クラスに参戦するKONDO Racingが、『ニッサン・メカニック・チャレンジ』と題されたプロジェクトで走るニッサンGT-RニスモGT3のカラーリングをお披露目した。

 

 スーパーGT GT500クラスをはじめ、スーパーフォーミュラでも活躍するKONDO Racingは、2019年からニュルブルクリンク24時間への挑戦をはじめ、GT300クラスにも参戦を開始することになった。

 

 チームは2012年から、ピレリスーパー耐久シリーズに日産自動車大学校とともに参戦し、人材育成を行っていたが、舞台をプロの戦いであるGT300に移し、ディーラーメカニックも参加し、より激しいフィールドに挑んでいくことになる。

 

 参戦体制については、すでにニッサン/ニスモの体制発表会で明らかにされているとおり、スーパー耐久でもステアリングを握っていた平峰一貴が加入。さらに、2018年のマカオFIA F3ワールドカップで3位表彰台を獲得したサッシャ・フェネストラズがスーパーGT初参戦。速さを備えるふたりが決定した。

 

 この日、登壇した近藤真彦監督は、「GT300は、世界中のメーカーがしのぎを削っている非常に厳しいカテゴリーです。新しいチャレンジになりますが、そんな中でも必ず一勝はしたい! そのために平峰、サッシャという非常に優秀なドライバーをそろえました」と語った。

 

 近藤真彦監督の挨拶に続きアンベイルされたマシンカラーリングは、ブルーを主体にホワイトのラインが入ったカラー。カーナンバーは56となった。初めて見るという近藤監督は、開口一番「嬉しいです!」と笑顔をみせた。

 

「これまでに、GT300に参戦するまでには多くの“壁”がありました。多くの関係者の皆さまのご協力もあり、こうして壁を乗り越えて、皆さんにカラーリングをお披露目することができました。感無量です」

 

 お披露目に続いてはトークショーも行われ、登壇した平峰は「走るのが待ち遠しいくらい美しいですね」とカラーリングを気に入った様子だ。

 

 これまでのスーパー耐久参戦の歴史のなかで、KONDO Racingと日産自動車大学校の挑戦に携わった学生たちは7年間で1万人にも及ぶという。多くの学生は、テクニカルスタッフとして育っていった。

 

「3年間、このプロジェクトに携わってきましたが、学生たちはプロと同じ視線をもって仕事ができるくらい徹しています。逆に彼らにパワーをもらったくらいですし、自分の仕事に集中できる環境を作ってくれました。彼らの真剣度が、モチベーションになっています」と平峰は言う。

 

「たくさんの人たちの思いを乗せて戦います。監督が言うとおり、一勝するために頑張ります」

 

「スーパーGTの世界でGT500もやりながら、今度はGT300を戦う。プロの世界の戦いを通じて、みんなに育っていってほしい。レースは楽しいこともつらいこともあります。サーキットで、喜びも悔しさも噛みしめて欲しいと思います。学生たちの安全性もにも気を遣いたいですが、この世界は結果がすべて。優勝を貪欲に狙いたい」と近藤監督は期待を述べた。これまでのスーパーGTとはまた違ったチャレンジとなるKONDO Racingと日産自動車大学校のGT300挑戦。魅力的なドライバーコンビ、そして真新しいカラーリングのGT-Rが、どんな風を吹かせてくれるか楽しみなところだ。

 

【近藤真彦監督と平峰一貴】

【KONDO RacingのニッサンGT-RニスモGT3】

【KONDO RacingのニッサンGT-RニスモGT3】

【KONDO RacingのニッサンGT-RニスモGT3】

【カラーリングのアンベイルイベントの様子】

 

2019年02月22日(金) 23時19分07秒

【インディ】マクラーレン、アロンソとのインディ500挑戦にむけてカーリンとタッグ

テーマ:インディ

マクラーレンは、今年5月のフェルナンド・アロンソとのインディ500挑戦に向けてカーリン・レーシングと技術パートナーシップを結んだ。

ゆっくりだが、確実のマクラーレン・レーシングのインディ500への準備は進んでいる。カーリンとのパートナーシップに加え、インディカーで名のあるエンジニアも雇用している。 

マクラーレンは、2017年のインディ500初参戦ではアンドレッティ・オートスポーツに頼ったが、今年はカーリン・レーシングと組んでインディカーのマシンを準備していく。

また、マクラーレンは、チップ・ガナッシから複数のインディカーのタイトルとインディ500勝利をもたらしたベテランエンジニアのアンディ・ブラウンを雇用。また、フェルナンド・アロンソのマシンを統括するクルーとして経験豊富なアントン・ジュニアンを起用する。

マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは「インディアナポリで1台体制は危険な可能性がある。フェルナンドのような才能のある人材がいたとしても、すべてのチームとすべてのドライバーがインディアナポリスではセットアップで迷路に陥る可能性がある」とコメント。

「我々はアンドレッティから素晴らしいレースカーを与えてもらうことができて幸運だった。今回は4つのリングを所有するアンディ・ブラウンと、同じくらい良いアントン・ジュリアンでそれを軽減しようとしている。また、我々ははインディアナポリスを非常にリスペクトしている」

「ロジャー・ペンスキー、ボビー・レイホール、ジェームス・ヒンイクリフが予選に失敗したのを目にしてきたし、それは誰にでも起こり得る」

「そのため、カーリンと一緒に仕事をすることは、アンドレッティのドライバーとフィードバックループを提供するために開発したのと同じように素晴らしい双方向の道であり、彼らはフェルナンドのフィードバックを得ることができる。彼らを助ける、もしくは我々を助ける必要がある場合、シャシーセットアップ面で両方の方向性に取り組むことができる」

マクラーレンとカーリンはお互いを熟知しており、カーリンは4年間にわたってジュニアカテゴリーでマクラーレンのF1ドライバーであるランド・ノリスを鍛え上げてきた。

さらに、カーリンのチームプリンシパルは、インディカードライバーで元元F1ドライバーのマックス・チルトンの父グラハム“Chily”チルトンが務める。

「カーリンとは良い歴史があり、私は長い間 “Chily”を知っている」とザク・ブラウンは語る。

「彼らは優れたチームであり、インディアカーで我々よりも多くの経験を積んでる」

「チームには素晴らしい人たちがいるが、マクラーレン・レーシングがインディ500でレースをするのは30年ぶりだ」

「私はマクラーレンとフェルナンドに成功のための最大のチャンスを与えたい。データが肝であり、カーリンとデータポイントを持ち、我々自身が使用できる他のリファレンスポイントを持つことは賢明な判断だ」

「我々はカーリンと一緒に仕事をすることから恩恵を受けるだろう。そして、カーリンも我々と一緒に仕事をすることから恩恵を受ける」

「インディアナポリスのタスクを過小評価するつもりはない。複数台体制のチームの一員であることの利点を見てきた。カーリンと協力してチームメイトを持つことで、よりスマートになるだろう」 

2019年02月22日(金) 22時46分11秒

ウイリアムズ、テスト出遅れも「まだ非常事態ではない」

テーマ:F1

ウイリアムズF1チームはニューマシンFW42の開発の遅れから、バルセロナ合同テストの初日と2日目を欠席した。そして3日目、ついにサーキットにマシンが到着。新人のジョージ・ラッセルがFW42を初めて走らせた。
 

 チームはテストでの出遅れが競争力に影響しないことを願っている。

 チーム副代表のクレア・ウイリアムズは、「私たちにはまだやるべきことがあります。いつも言っているように、それは長い道のりになるでしょう」と述べた。

「私たちはこのチームを復活させるのには時間と労力がかかると言ってきました。昨年と同じような流れでマシンを作らなければいけませんでしたが、今年のプロセスは明らかに間違っていました」

「私たちは未だうまくいっていませんが、それは非常事態ではありません。私たちは旅の途中ですし、全てが理にかなっているかどうかを確かめていく必要があります」

「そうすれば今後間違いを犯すことはなくなり、より良いマシンを作ってレースで成功を収めることができるでしょう」

 開発が遅れたことによって、技術責任者のパディ・ロウの進退についても様々な憶測が飛び交っているが、ウイリアムズは今重要なのは個人の責任を追及することではなく、シーズン開幕に向けてマシンを準備することだと述べた。

 また、なぜこのような状況に陥ってしまったのかと尋ねられた彼女は、「多くの要因がありますが、社内事情を公表することは適切でないと思っています」と語った。

「ファクトリーで懸命に働く人たちのためにも、そうするべきではないと思います」

「間違いを犯してしまったので、軌道修正する必要があります。私たちは数年の内に成功を収めたいと思っています」

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