セルジオ・ペレス 予選19番手「ミスとレッドブルのプレッシャーは無関係」 | 北海熊の独り言

セルジオ・ペレス 予選19番手「ミスとレッドブルのプレッシャーは無関係」

セルジオ・ペレスは、2024年F1イギリスGPの予選Q1でコースアウトを喫して19番手。早々に敗退した原因がレッドブル・レーシング上層部からのプレッシャーの高まりにあるという説を強く否定した。

土曜日の午後、シルバーストンでの最初の予選セッションでは雨が予選の進行を妨げていた。雨脚が弱まるとドライラインが現れ始め、Q1終了前にソフトタイヤに履き替えるために慌ただしい動きが見られた。

それでも、ソフトタイヤへの交換は裏目に出ることがあり、ペレスは難しいコンディションに足元をすくわれ、コプスでコースオフし、グラベルトラップに止まってしまった。

レッドブルチームでの将来について多くの疑問が呈されている中、彼の不安定なパフォーマンスはプレッシャーの高まりが原因だと考える人もいるが、セルジオ・ペレスはそれを断固として否定した。

「いや、いや、いや。プレッシャーは関係ない。僕は自分の仕事に完全に集中しているし、自分のパフォーマンスを引き出すことにも集中している。自分がどこにいるのか分かっている。金曜日にはとても良い一日を過ごしたし、物事は良い方向に向かっている。だから、落ち着いているし、状況を好転させるのは時間の問題だ」とセルジオ・ペレスは主張した。

プレッシャーを否定することは1つの方法だが、セルジオ・ペレスが今シーズン序盤に2年間の契約延長を勝ち取ったにもかかわらず、契約に定められたパフォーマンス条項によりシートを失う可能性があるという報道もある中、Q1を19番手で終えたことは、ペレスにとって望ましい結果ではなかった。

 

しかし、ペレスはチーム代表のクリスチャン・ホーナーやアドバイザーのヘルムート・マルコとの危機的な話し合いよりも日曜日に「焦点」を置いていると断固として主張し続けた。

 

「いや、そんなことは何も考えていない。明日、結果を出すという自分の仕事に完全に集中している。他のことは何も考えなくていい。一番心配なのは自分自身のことだから、できるだけ早く本来の調子を取り戻したい。自分の走りにだけ集中したい」

 

 

セルジオ・ペレスは、複雑なコンディションに巻き込まれた唯一のドライバーではなく、レッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンも、Q1中にグラベルトラップをスキップしてコースをすり抜けてしまったが、それでもセッションを続行することができた。

ペレスは自身の事故について「ターン9はトリッキーで、特に最初は本当に難しかった」と語った。

「ターン9に入る際にタイヤを温めようとしていたところ、シフトダウンしたときにリアエンドがひどく滑ってしまい、コースアウトしてしまった。タイヤが冷えていて、トラックの外側は完全に水でびしょ濡れだったので、結局グラベルに入ってしまい、マシンを止めることも、まっすぐ走ることもできませんでした。とても不運な事故だった」

19番グリッドからのスタートとなるペレスは、日曜日のグランプリで山のような困難を乗り越えなければならない。そして、その事実をペレスがまったく認識していないわけではない。

また、ペレスは、最近の低迷を好転させるのに必要な経験を備えていることも認めている。

「日曜日は長くて難しいレースになるだろう」とペレスは語った。

「もし良い成績を残せたら嬉しいが、シーズンは長い。僕はこの業界で十分な経験を積んできたので、何をすべきか、どう状況を好転させるか、よく分かっている。諦めることなく、この状況を好転させるつもりだ」