F1イギリスGP予選 結果 : ジョージ・ラッセルがポール獲得でメルセデスがフロントロー独占 | 北海熊の独り言

F1イギリスGP予選 結果 : ジョージ・ラッセルがポール獲得でメルセデスがフロントロー独占

2024年のF1世界選手権 第12戦 イギリスGPの予選が7月6日(土)にシルバーストン・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得。角田裕毅(RB)はQ2敗退で13番手だった。

ジョージ・ラッセルは、第9戦カナダGP以来、今季2回目、自身3回目のポールポジション。イギリスGPの42人目のポールシッターとなった。

2番手にはチームメイトのルイス・ハミルトンが続き、メルセデスがフロントローを独占。メルセデスのフロントロー独占は2021年のサウジアラビアGP以来となる。

 

3番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が続いてイギリス人がトップ3を独占。イギリス人ドライバーのトップ3独占は1962年以来62年ぶりとなる。

 

ジョージ・ラッセルは「なんて気分だ!今年の初めにはここでポールポジションを獲得できるなんて夢にも思わなかった」と語った。

「僕とルイスがワンツー、ランドが3位。とにかくすごい。これもファンのおかげだ。みんなが僕たちにたくさんのエネルギーを与えてくれる。今のところ、クルマの調子はすごくいい。予選では本当に生き生きしていた。このサーキットを走れるのは最高だ」

「僕たちは今、この波に乗っている。とても興奮している。でおm、明日に注目だ。僕たちは勝たなければならないレースがある。ランドとの接戦になるだろうし、マックスも速いだろう。今、とても興奮している」

 

 

気温18度、路面温度23度。雨のリスクは60%。雨は上がって晴れ間も見えているが、まだ湿ったコンディションで18分間のQ1セッションはスタート。コースに出た全ドライバーがインターミディエイトタイヤを装着して1回目のアタックに挑んだ後、残り10分でシャルル・ルクレール(フェラーリ)がソフトでコースイン。続々とスリックタイヤに交換する。

すると残り7分50秒でセルジオ・ペレス(レッドブル)がターン9でコースオフしてグラベルにはまって赤旗中断。全ドライバーがソフトタイヤでピットレーンに並んでいるうちにサーキットを真っ黒い雲が覆い、各マシンがアタックを開始すると雨が降ってきた。

 

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がコースアウトするなど、タイムは確定されたと思われたが、その後、コンディションは改善。後半にアタックしたドライバーほどタイヤを改善するという展開となった。

フェルスタッペンは、Q3の2回目のアタックのセクター1でミスがあり、タイムを更新できず。Q1でのコースアウトでフロアを損傷し、それが響いた可能性がある。

5番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、6番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が2戦連続6回目のQ3進出。

 

7番手にカルロス・サインツJr.(フェラーリ)、8番手にランス・ストロール(アストンマーティン)、9番手にアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、10番手にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)というトップ10。

11番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)。Q2での敗退は第9戦カナダGPに続いて今季2度目。トラックエボリューションに対応できなかったこともあるが、サインツも7番手とフェラーリはシルバーストンで苦戦を強いられている。

12番手はローガン・サージェント(ウィリアムズ)。アレクサンダー・アルボンとともに母国レースでミッドフィールドチームのトップに立った。今大会、ウィリアムズは1,005人のチームメンバー全員の名前で作成したユニオンジャックのカラーリングで華やかに飾る。

13番手は角田裕毅(RB)。Q1を6番手で通過した角田だったが、RBは15番手だったダニエル・リカルドとともに2台揃ってQ2敗退となった。

RBの2台の間には周冠宇(ザウバー)が入り、チームメイトのバルテリ・ボッタスが16番手。

ケビン・マグヌッセン(ハース)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が最後尾。ガスリーは元々PU交換で“バック・オブ・ザ・グリッド”ペナルティが決定していた。
 

2024年 F1イギリスGP 予選 順位・ラップタイム

順位 No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分30秒106 1分26秒723 1分25秒819
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分29秒547 1分26秒770 1分25秒990
3 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分31秒596 1分26秒559 1分26秒030
4 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分31秒342 1分26秒796 1分26秒203
5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分30秒895 1分26秒733 1分26秒237
6 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース 1分31秒929 1分26秒847 1分26秒338
7 55 カルロス・サインツJr. フェラーリ 1分30秒557 1分26秒843 1分26秒509
8 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分31秒410 1分26秒938 1分26秒585
9 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分31秒135 1分26秒933 1分26秒640
10 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分31秒264 1分26秒730 1分26秒917
11 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分30秒496 1分27秒097  
12 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ 1分31秒608 1分27秒175  
13 22 角田裕毅 RB 1分30秒994 1分27秒269  
14 24 周冠宇 ザウバー 1分31秒190 1分27秒867  
15 3 ダニエル・リカルド RB 1分31秒291 1分27秒949  
16 77 バルテリ・ボッタス ザウバー 1分32秒431    
17 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分32秒905    
18 31 エステバン・オコン アルピーヌ 1分32秒557    
19 11 セルジオ・ペレス レッドブル 1分38秒348    
20 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分39秒804