メルセデスF1代表、フェルスタッペンの衝突をハミルトン事例と関連付けるマクラーレンに異議 | 北海熊の独り言

メルセデスF1代表、フェルスタッペンの衝突をハミルトン事例と関連付けるマクラーレンに異議

2021年のルイス・ハミルトンとの王座争いの際に、スチュワードがマックス・フェルスタッペンに厳しい処分を下さなかったがためにF1オーストリアGPでの衝突事故が起きたとするアンドレア・ステラの主張にトト・ウォルフが異議を唱えた。

 

ハミルトンとフェルスタッペンは2021年シーズンを通して歴史に残る数々のバトルを繰り広げた。7月のシルバーストンでの高速クラッシュ以降、両者の争いは過熱し、モンツァ、ジェッダでの接触事故は大きな注目を集めた。

 

3度のF1ワールドチャンピオンは先週末のレッドブル・リンクでノリスと接触。「主な責任」があるとして10秒ペナルティと2点のペナルティポイントが科された。両者ともにパンクに見舞われたが、フェルスタッペンは生き残って5位でフィニッシュ。ノリスはリタイヤした。

 

この事故についてノリスの上司であるマクラーレンのステラ代表は、フェルスタッペンの走りを間接的に”アンフェア”と評し、ハミルトンとの過去の争いでフェルスタッペンが「厳しい処分」を受けてこなかったがために「同じことが繰り返されてしまった」と語った。

 

しかしながらPlanetF1によるとメルセデスのチーム代表、ウォルフは、過去の処分が現在のフェルスタッペンのレーススタイルに直接的な影響を与えているとするステラの主張に反論した。

 

インシデントは複数の要因やドライバー同士の相互作用によって成り立つものであり、全体の文脈や状況を切り離して捉えることは意味をなさないとウォルフは考えているようだ。

 

「そのように結論付けることはできないと思う。今の我々が以前とは異なる立場にいるように、彼もまたそうだと思う」とウォルフは語る。

 

「タンゴは2人で踊るものだ。正直、ランドとマックスのレースは見ていないため、意見を述べる前にまずはそれを見る必要がある」

 

「だが、2021年に適切に対処しなかったことが、2024年に起きたことに大きく影響しているとは思わない。それらには関連性がないと思う」