ニコ・ヒュルケンベルグ、今季10戦で5回目の11位。抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆 | 北海熊の独り言

ニコ・ヒュルケンベルグ、今季10戦で5回目の11位。抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆

ハースのニコ・ヒュルケンベルグは、F1スペインGPの決勝レースを11位でフィニッシュした。彼にとってこの結果は、今季10戦目にして5回目の11位。ヒュルケンベルグは「新しいポイントシステムが必要だよ」と嘆いている。

 ヒュルケンベルグは13番グリッドからスペインGPをスタート。一気に10番手に上がると、その後は入賞圏内を争い続けた。レース終盤にはアルピーヌのエステバン・オコンを追いかけたがオーバーテイクするには至らず、11位でフィニッシュした。

「全体的にはポジティブなレースだった」

 そうヒュルケンベルグは語った。

「もちろん、十分なモノではなかったけど、ペースはかなり力強かったと思う。エステバンに追いつくことができた最後のスティントは特にね」

「彼にプレッシャーをかけるために、本当にプッシュした。その時のペースは良かったと思う。彼を攻めようとしたけど、タイヤがダメになり始めてしまって、できなかった……でも全体的にチャンスを最大限に活かしたと思う。スタートも良かったし、今日はこれが最大限の結果だった。

 この11位は、ヒュルケンベルグにとっては今季5回目の11位。まだ10戦目であるから、実に50%は11位でフィニッシュしているわけだ。その他、開幕戦バーレーンGPで16位になった他は、9位1回に10位2回、そしてリタイア1回……ものすごく安定していると言える。

 あと一歩のところで入賞に届かない現状に苛立っているかと尋ねられたヒュルケンベルグは、次のように語った。

「きっと覚えていないよ。記憶から消し去ってしまうから。記憶を消して、また数日後のレースに挑むよ」

 そう語るヒュルケンベルグは、次のように続けた。

「もう新しいポイントシステムが必要だよ(笑)。もし来年それが導入されたら、今年の分のポイントも請求するつもりだ」

 なお、ハースはイギリスGPでアップデートを投入する予定だという。これについて非常に楽しみにしていると、ヒュルケンベルグは語った。

「期待してるよ。どうなるか見てみよう。アップデートというのは、実際に試して、コース上でフィーリングを確かめてみたいものなんだ。そしてマシンに何らかのモノをもたらしてくれることを期待している」

「シルバーストンは超高速サーキットだ。それはわかっている。そしてその新しいパッケージは、より高速向きになることを目指したモノだ。このアップデートによって、僕らは優位に立てると思っている」