エイドリアン・ニューウェイ、アストンマーティンに年間50億円の給与を要求との報道

エイドリアン・ニューウェイは、アストンマーティンF1チームからオファーを受けているが、チームへの給与要求が移籍交渉の障害になっていると報じられている。

エイドリアン・ニューウェイは、フェラーリへのセンセーショナルな移籍の可能性がここ数週間で後退したように見える中、次の動きを検討するためにアストンマーティンのファクトリーを訪問したと報じられている。

レッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューウェイは先月、2025年にワールドチャンピオンチームを離れると発表したが、2025年にスクーデリアと契約すると広く予想されていた。

ルイス・ハミルトンは、来シーズンにメルセデスからフェラーリに移籍する65歳のエイドリアン・ニューウェイと仕事をしたいと公言し、ニューウェイの名前が夢の契約選手リストの「トップ」にあることを認めた。そして、ある段階では契約はほぼ成立し、契約期間は3年で1億500万ドル（約165億円）になると伝えられていた。しかし、フェラーリはニューウェイのコストと、彼の加入が現在の体制を不安定にするのではないかと懸念していると理解されている。

この移籍は復活する可能性もあるが、以前から興味を示していたアストンマーティンが新たな候補に浮上している。

ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルで世界選手権の勝利に貢献してきたエイドリアン・ニューウェイは、アストンマーティンF1チームとの契約に法外な金額を要求したと伝えられている。

Telegraphは、1シーズンあたり2500万ポンド（約50億円）という噂を耳にしたとしている、これはフェラーリで報じられた金額に近い。だが、これは当初提示された金額の半分だといい、アストンマーティンのオーナーであるローレンス・ストロールは、その金額に難色を示したと言われている。アストンマーティンはレッドブルのニューウェイを獲得することに興味を示しているが、「どんな条件でも」というわけではないと報道されている。

しかし、ストロールは声明的な意味合いを持つ契約締結に意欲的であり、ニューウェイは数週間前の週末にシルバーストーンにあるチームの新しいファクトリーを見学したとされている。

エイドリアン・ニューウェイが新たな挑戦を望む場合、マクラーレンも有力な選択肢の1つとなる。アストンマーティンやフェラーリと同様、ロード、F1、スポーツカーのプログラムで仕事をする可能性を秘めている。 チームのファクトリーがあるウォーキングは、シルバーストーンよりもニューウェイの自宅に近い場所にあり、また、そこでロブ・マーシャルやピーター・プロドロモウと再会することになる。しかし、やはり給与がネックとなり、チームはすでに急成長軌道に乗っている。

ウィリアムズのチーム代表、ジェームス・ボウルズも、エイドリアン・ニューウェイイをグローブに呼び戻したいと公言しており、マイアミで「ウィリアムズの名前を候補に入れてほしい」と語った。ボウルズはメディアに対し、「ニューウェイは特に焦っていない。それは良いことだ。率直になるべきだと思う。彼と話をし、我々の名前が候補に挙がるようにしたいと思っている」と語った。

エイドリアン・ニューウェイは、来月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、レッドブルの新型スーパーカー RB17 を発表する。これは長年にわたる情熱プロジェクトであり、それを台無しにしたくないのかもしれない。

エイドリアン・ニューウェイは来年の第2四半期から仕事ができるようになり、どのチームに入団しても、2026年型マシンの設計に意見を述べることができるようになる。

エイドリアン・ニューウェイのマネージャーであるエディ・ジョーダンは、彼がこのスポーツを続ける保証はないと語った。「彼は60歳を過ぎ、新しいボートを手に入れる」とジョーダンは自身のポッドキャスト『Formula For Success』で語った。「我々が話しているすべての潜在的なチームと並んで、彼が考えるべき5番目のチームは彼自身だと言うことだ」

「彼自身とアマンダ（ニューウェイ）はケープタウンに素晴らしい家を持っていて、我々はよく彼らと会っており、彼らはとても素晴らしい友人だ」

「彼がどう決断するかは私にはわからない。はっきりさせておきたいのは、それは常にエイドリアンの決断であり、そうあるべきだということだ」