RBチーム代表「リカルドには適切なチャンスを与えなければならない」 | 北海熊の独り言

RBチーム代表「リカルドには適切なチャンスを与えなければならない」

RB F1のチーム代表であるローラン・メキースは、ダニエル・リカルドが最大限のパフォーマンスを発揮するために「必要なもの」を提供することが、自分たちのチームの責務だと語る。

ダニエル・リカルドは今シーズン、チームメイトの角田裕毅と安定して肩を並べるのに苦戦しており、角田の19ポイントに対してわずか9ポイントしか獲得していない。

マイアミや前戦カナダのように、優れたパフォーマンスを見せる瞬間もあったが、ダニエル・リカルドの一貫性のないパフォーマンスにF1での彼の将来を疑問視する専門家もいる。

 

モントリオールで、ジャック・ヴィルヌーヴはリカルドの状況について手厳しい評価を下し、グリッドに彼の存在意義を疑問視し、F1のベテランが結果を出せないことを正当化するための言い訳をしていると非難した。

ローラン・メキースは、リカルドの苦戦を認めつつも、カナダでの予選での好成績やポイント獲得などの瞬間を、同ドライバーが依然として高い潜在能力を持っていることの証拠として強調している。

さらに、RBチームの代表は、リカルドがパフォーマンスを発揮できる適切な環境を整えるのはチーム次第だと感じている。

 

「我々はダニエルが最高のパフォーマンスを発揮できるようにすることに集中している」とメキースはRACERに語った。

「そして今週末は、マイアミやおそらく中国と同じくらい、我々全員にとって、ダニエルが適切なタイミングで、我々が彼に必要なものを与えれば、どれほど高いパフォーマンスを発揮できるかを思い起こさせる良い週末になったと思う」

 

「そのことに集中するのはチームとしての我々の責任であり、我々は一日中それを考えています。だから今、我々が何を考えているかと聞かれたら?我々は毎日、毎時間、毎分、彼のためにそのチャンスを確実に確保し、結果を出せるように努力しようと考えている」

「そしてそれは裕毅と少し似ています。もしあなたがそうするなら、無視できない存在になる」

「そうしなければ、我々はグループとしてやるべきことをやり遂げられなかったということになる」

 

 

角田裕毅は2025年のRB残留が確定しているが、ダニエル・リカルドに関してはまだ何も決まっていない。レッドブルは夏頃に来季のセカンドシートについて決定を下す見通しで、リカルドと有望なリザーブドライバーのリアム・ローソンがシート獲得の有力候補となっている。

しかし、クリスチャン・ホーナーは、リカルドが2025年にグリッドに残るためには「懸命に努力」しなければならないと明言した。

 

「ダニエルにとって今年のスタートは浮き沈みがあったと思う」とレッドブルの代表はカナダのSky Sportsに語った。

「彼は結果を残さなければならないことを理解している。来年のトップチームの一員としてふさわしいだけの働きができていないことも分かっている」

「まだ時間はたっぷりある」

「ダニエルが経験豊富であることは明らかだ。彼の経験が裕毅に確実に利益をもたらしたことは無視できないと思う。そこには本物のエンジニアリングの方向性があり、それが当時本当に役立ったと思う」

「F2には素晴らしい若手選手たちが台頭しており、アイザック・ハジャーもその扉を叩いている」

「もし彼がそのシートを維持したいのであれば、彼(リカルド)は懸命に努力しなければならないだろう」

「リアム(ローソン)も同様だ。彼もチームの本当に有能なメンバーです。彼は毎セッションに熱心に取り組んでいる。そして我々は彼の実力も知っている。したがって、現職ドライバーには常にプレッシャーがかかっている」