セルジオ・ペレス、レッドブルでのフェルスタッペンの存在は「意欲を刺激してくる」 | 北海熊の独り言

セルジオ・ペレス、レッドブルでのフェルスタッペンの存在は「意欲を刺激してくる」

セルジオ・ペレスは、レッドブル・レーシングで3度の世界チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンとレースをすることは、チーム変更を促すのではなく、常に「学び、成長する」意欲を刺激してきたと語る。

最近のカナダグランプリを前に、レッドブルはセルジオ・ペレスとチームとの契約を2年間延長。ペレスは2026年末までレッドブル・レーシングに留まることになった。

2021年にレッドブルに加入して以来のセルジオ・ペレスの実績と、同じ期間のフェルスタッペンの目覚ましいパフォーマンス履歴の間には著しく対照的だ。

 

マックス・フェルスタッペンはチームメイトにとって非常に手ごわい相手であることを示しているが、セルジオ・ペレスは、その挑戦を受け入れることがレッドブルに残る大きな理由だと語る。

「このメカニックやエンジニアのグループと一緒に働くのが大好きだ。全員が本当に一生懸命働き、全力を尽くしている」と34歳のセルジオ・ペレスはRACERに語った。

「でも、マックスのチームメイトであることのチャレンジはとても楽しい。だからこそ、私はこの仕事を続けたいと思う。常に学び、成長し続けられるからだ」

「他のドライバーを見ても、それがどれほど大変なことかは分かるだろう。その点において、レッドブルは他のチームとは一線を画している。

「精神的に、あらゆるものを消耗してしまう。このチーム内のプレッシャーに対処するには、非常に強い意志を持たなければならない」

セルジオ・ペレスは、ガレージの向こう側にいる若い男が素晴らしいパフォーマンスを発揮することを承知の上でレースに臨み、それを自身のスキルを向上させるモチベーションとして活用している。

 

「外から見るとすでに多くのことが起こっているが、チーム内部では、非常に高いレベルのパフォーマンスで雰囲気を決める人物と対峙している」と彼は付け加えた。

「彼はマシンと一体になっている。もし別のチームメイトと組んで他のチームに行けば、また違った気持ちで臨むことになるけど、僕はこの挑戦が大好きだ」

 

 

今週末のスペインではチームメイトに挑むだけでなく、モナコとカナダで2戦続けてポイントを獲得できなかったセルジオ・ペレスは、バルセロナで再び上位に返り咲くことを目指している。

ペレスは両レースでQ1突破を果たせず、両レースでクラッシュを喫し、ドライバーズ選手権で4位に後退するという挫折を味わった。

「カナダでの大惨事の後、、スペインでは成功を収める必要があることは分かっている」とセルジオ・ペレスはレッドブルのスペイングランプリのプレビューで認めた。

「時には少しリセットを余儀なくされることもありますが、僕たちは前回のレース以来それをやってきた。ミルトン・キーンズでチームと協力し、このマシンを最大限に活用するために、どこで何を改善できるかを特定しようと努めてきた」

「クルマとそこから得られるパフォーマンスには自信があるけど、バルセロナではそれをコース上でもっとうまく示す必要がある。スペインGPはいつも楽しい。まるで故郷にいるような気分だし、みんなが温かく迎え入れてくれる」

 

「このサーキットはよく知っているし、RB20はこのタイプのトラックでは速いはずだ。だから、正しいことをして、自分たちができることの結果を持ち帰れるかどうかは、僕たちにかかっている」